サスペンションアーム 合法でGO! 車検制度 構造変更って何? 

当社は改造車、スポーツカー、モータースポーツ、カーライフを応援しております。

けれど、当たり前のことですが安全第一。

ましてや一般道路では当然、車検制度を守ることは原理原則です。

 

 

 

 

以下、あくまで個人の持論の展開で長くて面倒なので、飛ばして本題から読んでいただいてOKです~

 


昔は確かに一時期、明らかに違法なクルマが大量に走っていたこともありましたが、最近ではユーザー様の意識も高く、むしろユーザー様から商品の安全性や強度、そして車検に対する質問が多くなっています。

さて、ルールというものは時代とともにかわりますし、以前はダメだったものがOKになったり、OKだったものがダメになったりします。

当社の40周年対談を読んでいただくと、キノクニエンタープライズの安村社長がショップを経営していた時代(大昔ですが)、現在は当たり前のドアミラー(ドアにミラーが装着されている)ですが、当時はフェンダーにミラーが装着されていたのを取っ払って、ドアミラーに交換すると違法だとして切符切られた!とお話されています。

 

http://silkroad-jp.com/silkroad/40th-anniversary-talk

そのルールが今もあれば、ほぼ全車両、違法ですね(笑)

車高調に関しては、はっきりとは覚えていませんが、確か20年ほど前くらいに規制があり、それまではダウンサスすら違法だった時代から、車高さえ守れば合法になり、それまでは当社などが細々とラリー、ダートラ、ジムカーナ用に販売していたレース用車高調しかなかった時代から、一気に大手が参入し、車高調が巨大産業になりました。マフラーなども同様です。

これらの規制緩和の裏には、アメリカをはじめとする他国からの圧力があるといわれています。日本車がどんどん世界的に人気となり販売されていくのに、他国からの輸入車が日本で売れないと、当然、商売でいうと、買わされてばかりで赤字になってしまうのです。ましてやクルマというのは食物、衣類、家電、ブランド品などと比較しても、単価がとてつもなく大きく、かつ生活や仕事には欠かせないものですから、どの国も車の輸入にはピリピリするわけです。

 

日本で外車が売れていないと、当然、アメリカをはじめとする他国は怒るわけです。

彼らからすれば日本の独特の基準が販売を妨げているのではないかということで、車高が低い外国のクルマを日本で販売させるために、日本の車検ルールを変えるように迫ってくるということになるのです。日本の改造車を悪だという人もいますが、ひと昔前のフェ〇ーリーやカ〇ンタックなんて、当時の日本の改造車より爆音で、低車高で、正直「これOKだったら、なんでもありじゃん」と思ったほどでしたから。こういったクルマが日本で販売するとなると、ルール破って特例にするわけにはいかないので、車検規則そのものを緩和していくということになったのだと、「思います」。

 

 

いろいろ書きましたが、車検制度や、ルールの原則は自動車社会の安全、運転者、同乗者、歩行者、その他すべての人間の安全を考えられていることは言うまでもありません。そのうえでのお話でした。

 


さて、本題。

①車検制度について

改造車で注意すべきはその部品が、指定部品であるか、指定外部品であるかです。指定部品である場合、保安基準内であれば特に申請や審査不要で、合法です。主要なものとしては車高調、ステアリング、ラック、フェンダーなどがあります。

http://www.aiseishin.jp/qa/shitei.pdf#search=%27%E6%8C%87%E5%AE%9A%E9%83%A8%E5%93%81%27

それがサスペンションアームとなると指定外となり、一部のサスペンションアームでは、陸自に車検とは別にその部品が走行や強度に問題がないか別途審査をしてもらう必要になります。これが事前申請と呼ばれます。

 

②シルクロードサスペンションアームの特徴

http://silkroad-jp.com/portfolio-2/footwork/foot_arm

原則、当社すべてのサスペンションアームには無償で、破壊検査書が添付されています。当社は、車検制度ためだけでなく、安全性を重視して、商品がしっかりとした強度が純正同等、もしくはそれ以上であることを確認するために奈良県の公共機関で破壊テストをし、その証明書を発行し、そのコピーを添付しています。

これがあれば、ショップ様やユーザー様が事前申請をうけるために制作する書類が合格しやすくなります。

ただし、事前申請するとなると、車検とは別に陸自に行くことになります。合否結果がでるまでは1週間以上かかるためにタイムラグもでます。何より、強度を数値で証明する書類も作成し、陸自に予約をとって検査官といろいろな打ち合わせもするとなると、それだけかなりのコストと時間がかかります。

当社では¥3,000でそれらの作業が済まされた構造変更書類をが発行できます。車検証のファックスをいただければ数日内に郵送可能です。お金がかかるのは、発行した書類の連番を作成し、車検証のデータなどをすべて陸自からの指示により保管しておかないといけないので、その手数料となります。

 

おさらいです

①改造している部品が指定部品か指定外部品か確認する

②指定外部品についてはご自身やショップさまで事前申請をする必要がある

③アームの申請書類については破壊試験の結果が必要になることがあるが、シルクロードでは無償添付してある

④現時点では「アーム」という名称がつくものもしくは「アームに準ずる強度や負担がかかる重要な箇所」となるサスペンションアームは構造変更の対象となるため、事前申請が必要。この事前申請をすでに済ませた状態の書類は有償発行が可能。

なお現時点では大半の陸自ではテンションロッドなどはその対象としていないため、当社では構造変更書類は発行しておりません。

 

なんだか説明していてもわかりにくいな~と思いますねえ(苦笑)

単純にアームはシルクロード製をごひいきください!(むちゃくちゃ)

メイドインジャパン(奈良県)、補修部品販売可能です、すべて破壊試験をして強度に注意を払っています、車検で構造変更が必要な公認車検のための書類も発行できますヨってことですね。

 

ルールを守った合法車両であることはもちろん大事ですし、切符切られるのもいやですし、何よりより自他ともに、サーキットでもストリートでも安全にクルマライフをエンジョイしていただけるよう、当社は今後もより一層努力してまいります。


車検制度の変更 書面の提出が必要に!?