J’S RACING  Racing Goes On  未発売新商品 事前情報

J’S RACING。関西を代表する、世界で活躍するホンダ専門店。

https://www.jsracing.co.jp/js2/index.asp

 

 

 

担当の私がJ’S RACINGのスゴイところを一つといわれたら、それは、辞める社員さんがほとんどいないということ。

少しずつ新しい社員さんは増えていきますが、大半皆さんずっと同じ顔ぶれ。この業界は入れ替わりが非常に多い業界ですから、とても稀有なことだと思っていました。

ワタシ個人でも15年くらいのお付き合いです。大半のメンバーが同じ顔ぶれですので、J’Sを訪問するとむしろホッとする感じです。

先日、大変悲しいことがありました。スタッフさんお一人が他界されました。ご病気だったそうですが、亡くなられる二日前までご出勤され、何ひとつ痛みも不満も苦しさも訴えず、自分にできる仕事を最後までしたい、とご自身が訴え、それを会社が受け入れて、ギリギリまで職務をこなされ、他界されたそうです。あの方の仕事への思い入れと責任感に対して脱帽するとともに、J’S RACINGという会社の社風に触れ、離職される方が少ない理由を納得いたしました。

その説明されている村上社長の雰囲気からもスタッフの皆様の心痛が伝わってきました。

そんなときフトよぎったのは、J’S RACINGのキャッチコピー、”Racing Goes On”。 ワタシにはそれが、「それでもレースは続くんだよ」とあのスタッフさんがおっしゃっているようで、今回の訃報に重なりました。とても素敵なフレーズです。

こんなブログ上で失礼かもしれませんが、謹んでご冥福をお祈りいたします。

 

 

 


けれど、仕事は仕事。ブログはブログ。

ワタシもしっかりと仕事をさせていただいた後、周囲を見回しても梅本会長の姿はありません。しばらくはさすがに無理なのかなあ、と思っていると、村上さんは、

「梅本っすか? 落ち込んではいますが、ちゃんと仕事してます。今、ちょうど富士でSUPER耐久です。そして、なんかいきなりクラッシュ(しやがった)…」

あ~……(間)、って今日は木曜日だから本戦は……

と、と、とりあえずST-5のジェイズはランキング上位争いしておられます…… 

http://supertaikyu.com/teams_drivers/

 

が、がんばれ… 

 

 


さて、帰り際、村上さんが机の上で怪しい容器から、小さなスプーンで白い粉を計量しながら移しています。

これ、最近芸能界で大流行りのシ〇ブじゃん!!

「シーっッ、これはまだ内緒の商品なんですョ。まだ正式発売していない製品なんDEATH!」

いやいや、見るからにまったく同じ。通報ダ!

 

 

 

 

 

 

「仕方ない… 説明しますよ。この粉は〇〇チタニ〇〇です。これは色んな使い方をすることが出来る特殊な化学物質です。ちなみに、日本の研究機関でも分析調査と証明をしてもらい、来月には特許がおりる予定です。特許がおりるまでに公表するとちょっとマズいんですけど」

 

 

で!? これはどう使うんですか?

「目の前にあるやつは、ガソリンに混ぜて使うものです。通常ガソリンの燃焼効率は95%くらいで、残り5%くらいは燃えきらず、有害物質などになって排気されます。その有害物質除去にいわゆる触媒などの装置がクルマには必要になっています。」

説明ウマイなあ。

「その燃焼効率を更に高めて、98や99%にまでもっていくための物質がコレです。燃焼効率が上がるということは、すなわち良く爆発するのでその分パワーが上がります。結果、アクセルを踏む量が少なくなって燃費もあがります」

確かに、荒っぽい計算だけど、200馬力のNA車でもし燃焼効率により3%馬力UPとするなら、6馬力UP! エキマニ効果並みジャン!でも、なんかそんな効能うたった商品や、添加剤ってありそうですよねえ。

「詳しい根拠は特許おりて正式販売の際になりますが、理論的な説明がちゃんと研究機関で証明されますから、オカルト商品や燃費グッズ、またはフラシーボ効果的なものではありません。現実、研究所では数値で証明されていますからネ」

そこに、超現実派、幽霊が目の前に現れても、張り倒して存在を否定しそうなMr. YAGI様が出社されてきました。

「それね! ボクも超怪しいからずっと無視してたんですよ。そういうのダイッキライなんです。社内でみんなワイワイいれだしたんですけど、最後の最後に無理やり入れられました」

で?

「恐ろしいです。シ〇ブ漬けです。一度入れるとおかしくなります。通勤の古いレガシーなんですけど、ターボ車だから余計に体感出来るんですよ。怖いのはガソリンが空になって、このシ〇ブいれずに走り出したときのショックです… 禁断症状DEATH! 耐えられなかったDEATH! 麻薬DEATH!!!」

 

 

J’Sは、ゼッタイに効能が無い部品は販売しないというポリシーがあるのを思い出しました。過去、ある車種のフロントタワーバーの設定が無く、他メーカーは設定あるし、お客さんが欲しいといっている、と問い合わせすると、

「試作品のテスト段階で場所的に効果が無いと判明しました。売れるとしても、当社としては効能のないものをお客様に売るわけに行きません」

非常にビックリした記憶がありました。

そうだ、この会社、効果ないと売らないんだ。……。てことは?????

それでもワタシはやはりこういう商品には半信半疑なタイプなので、疑いの表情をしながら帰ろうとする姿が気に入らなかったのでしょう(笑)

「待てーィ。キサマ~、疑ってるのォ? よしお前の営業車で実験してやるぞョ」

 

 

 

いやいや、ザンネンですが、トヨタアクア、ハイブリッド車ですよ。エンジンにモーターパワーまで入っているんで、下手すりゃ体感できないっすよ。そもそも燃費イイし、最近のクルマだし。古いレガシーならともかくねえ。

「ふふふふふふふ」と村上さんがニヤついています。

「大丈夫だよ、ハイブリッドでもね」

と勝手にラブ注入し始めました…

相当自信あるなあ…

ほんとかなあ…

 

 

 

すごく不安になってきました。

ハイブリッド車だよ、しかもガソリンに投入…

大丈夫かよう…

 

 

 

数時間後…

 

オレ、信者になるっす。もうバカにされてもイイッス。J’Sの犬といわれてもイイッス。予定値段教えてくださいッス!

「予定定価¥2,300」

ヤスイッス!!!

「これを売りたいんじゃないんだよ、ほんとは。ベストはエンジンオイルに入れるやつなんだけど、エンジンオイルに入れるのって抵抗あったり、面倒だったり、次の機会にってなっちゃって、試してもらえないでしょ。ガソリンのほうでしっかり体感してもらって、最終的にはエンジンオイルですよ」

はい! 教祖さま!!

 

いや、まじスゴイです。


3年ほどで14万キロほど走ったアクアです。

最近の実燃費は、18~19km前後。夏の暑さもあるでしょう。しかも、エンジンがおかしくなったのか、低速トルクが弱く、まるでクラッチが滑っているかのような変な空回りをしている症状もあり、そのせいで燃費が悪化しているのだとも思っていました。

 

 

J’Sへ向かうときは19kmくらい(あまりきにしてなかった)で、ラブ注入後、会社にもどってみると同じ道のりで21.2km。

それでも燃費だけなら入れる意味ありません。だって、リッター2kmくらいあがっても、70km程度走行距離伸びるだけだから、ガソリンにすれば3L程度の節約。500円ほどですから費用には見合わない。

 

 

でも、それだけではない。明らかにトルク上がっています。ハイブリッドだからエンジン+モーターのため、効果は薄いと思っていたのに… 何より軽く踏むだけでいつもどおり走るのが気持ちイイ。感覚では約半分踏み込んでいたペダルが、その半分くらいに。そして急加速でアクセル全開にしたときの安っぽい回転音や苦しそうな感じがかなりマシになっている!

そして、これは原因不明なので理屈は分からないけど、今までミッションが滑ったようなエンジンだけがふけあがって、空ぶかしのようになって、ミッションがすべっていたような症状が完全解消… ミッションじゃなかったのかよ、原因…

フラシーボだとは思えないはっきりとした体感でした。

近日発売予定だそうです。値段を考えれば一度は使う価値ゼッタイあります!

って、これ、この効能、ある意味マズいんじゃない、アレで使ったら(汗)

(この後もしばらく経過状況をブログ内で報告してみます~)