ラスティ(RASTY)さん × HA36アルトワークス

千葉県のカーメイクRASTYさんといえば、筑波サーキットでのFT86のタイムアタックが有名。

http://www.rasty.tv/index.html

けれど、もっと以前、私がこの業界に入社した頃の20年近く前は、JZXの日帰りAT→MTというのを雑誌で見て驚いた記憶があります。衝撃だった。ところが、最近はなんと90分だそうです(汗) ノンフィクション動画まであります! ちなみに過去1000台以上の作業実績があるとか…

そんなRASTYの代表の有田さんは、織戸学選手とも交流が密で、初めて訪問するときは「コワいヒトだろうなあ。技術力高いし、有名だし、HKSディーラーだし、多分ブランドびいきで、高級志向で、相手にされないだろうなあ」と正直思いながらでしたが、お会いしてビックリ。技術力も知識もトップクラスですが、とても気さくで、HKSをはじめ、多数のブランドとのお付き合いや共同開発商品があるのに、当社にも興味をもっていただき、いくつかの商品開発をさせていただいた上、シルクロードで作っているとホームページでも公言していただいており、ビックリしました。

http://www.rasty.tv/86brz/parts.html

お付き合いをさせていただいて分かったことは、ブランドなどにまったく左右されず、クルマを完璧に仕上げるのに必要な部品を常に探しておられるということ。当たり前のことのように思いますが、商売でもあるわけですから、値段やブランドや売りやすさなどにも影響されて当たり前。そこが、有田社長は超ストイック。良いものならブランドなんて関係ない。無いもので必要なものがあれば、自分で作ったり、当社に声をかけたり、日本国内でムリなら海外で作ってしまう、そんなヒトです。

現在も時間はかかっていますが、FT86用の車高調の開発にご協力いただき、コラボモデルが2018年中に発売予定です。

さて、RASTYに到着しました。

となりの大きな駐車場に入ると…

RASTYさんが現在プロデュース中のHA36ワークスがおいてありました!

何気に横にまわると…

嬉しい! 当社のオーバーフェンダーを装着いただいております! 黒ボディのアルトワークスはあまり見たことがないのですが、黒ボディに黒フェンダーがさりげなくて最高! HKSのシルバーのデカールとRAYSの赤いホイルが映えます!

現在、筑波サーキットで主にコンピューター、脚、マフラーなどのライトチューンでどこまでタイムを出せるかを探っているそうです。今まで長年、大排気量のマッスルスポーツカーがメインでしたが、「アルトワークス、かなり面白いですね! 筑波で走っても楽しいですョ! 一気にいかずに、丁寧に少しずつ底力をあげていくような進め方で楽しんでます」とのことでした。

べたべたではない車高セッティングやホイルのパツパツ具合を見ると、素人の私からもあきらかに速いことがすぐにわかるオーラを発しています。毎週のように筑波サーキットで走っている有田社長が鍛えるアルトワークス、今後がとても気になりますネエ。関西とはまた違った方向性のように見えます。

なお、RASTYさんはスズキ自販千葉の正規代理店で、得意のコンピューターチューニングなども含めたパーツのコンプリート車両販売もされています↓↓↓

http://www.rasty.tv/altoworks/index.html

最近は、コンプリートカーの購入が熱いですね。車検の心配も無く、支払いもパーツ代が最初から車両代に含まれるので、金銭面もあわせて便利。

でも、びっくりしました。RASTYさんがアルトワークスをやるとは思いもしませんでしたから。というのも、失礼かもしれませんが、関西以外の営業エリアでは、軽自動車をちょっと下に見るお店さんも、実際無いわけではないのです。「軽はしょせんゲタだろ」的な話も過去はあったものです。

もちろん最近はそんなことはなくなりましたが、RASTYさんはそういう意味でも悪いブランド偏向なども無く、「面白そうなクルマだからやってるんですよ。トヨタのイメージ強いですが、過去Z33もやってましたし」とのこと。

そういうご本人が今、これから開発に入る車はコレ。

「新型スープラが来年でる予定で待っているのですが、あまりにも先なのでコイツを料理しようと思っています」とのこと。やはり新型スープラは大注目されているようです。

またトンでもないモンスターを作り直しているようです…

店頭ではBRZの中古車が販売中でした。普通ならパーツはずし、本体をノーマル、部品をネットで売れば儲かるというものですが…

カッコイイ、ロングノーズのオリジナルフロントバンパーに、ホイルも装着したまま。

これまたRASTYさんオリジナルで大人気商品のリアウイング、塗装済みも装着したままですから、相当お得としかいえません。

改めて嬉しくなるのは、筑波サーキットでタイムアタックを繰り返し、無数のモンスターを生み出しているRASTYさんが、HA36アルトワークスをプロデュースし、しかも「超楽しいクルマですよ」といっておられること。逆を言えば、やるじゃん!アルトワークス! 

そうだ、そういえばこのヒトから「もう買いました?新しいアルトのムック本!」といわれてたな~。見に行かねば!