クーリングクッション 暑い!熱い! ドライバーにも熱対策を!

ホントに「熱い」。痛いほどに熱い。にもかかわらず、この業界、クルマのクーリングパーツには力をいれますが、ドライバー自身の熱対策の意識は少し薄い… 愛車が第1、自分はその次、彼女と奥さんはさらにその次…(←コレこそ要対策!)

さて、本日紹介するのは地味シリーズ、クーリングクッション。販売からゆうに10年以上、マイナーチェンジで毎年少しずつブラッシュアップさせてきました。

http://silkroad-jp.com/portfolio-2/interior/int_cc

¥7,800定価(税別)

「いやいや、量販店に同じようなものが安くたくさん売ってるよ」

何をおっしゃりますか。それは当社よりも全体的に横幅のデカイやつ。それじゃあバケットシートには装着出来ません。当社製はバケットシートを主軸に、ホールド製の高いシート形状に使いやすい専用品。だからどうしても大量生産できないので、価格が高めになっているんです。

こうやってフルバケにもすっぽり入ります。量販品店モデルは、はみ出すので装着がムリ。

この丸い部分に強力な電動ファンが入っています。ここのパワーユニットを毎年少しずつマイチェンして吸入量を上げています。ここから吸入された空気が…

クッション全体にこのメッシュ穴から噴出しますので、オシリと背中がす~っとします。

私の汚い写真撮影で申し訳ないですが、商品全体はこんな感じ。

クッションをバンドで本体に引っ掛け、シガーソケットに差し込めば準備完了。あとはボタンを押すだけ。

最近は色んなクルマにシートヒーターがオプションであったり、標準装備されており、冬場は快適。

けれど、夏場にシートを冷やしてくれる純正装備は、少なくとも私は知りません。エアコンが強力だから大丈夫な場合は多いですが、ちょっと古い車、エアコンの効きの悪いくクルマ、また、最近はやりのアイドリングストップ車などは、お尻がじっとり汗ばむことがあるでしょう。そして私のような常時運転している営業マンは、お尻が汗疹で汚くなります…

ましてや耐久レースで、下手すりゃエアコン無し車両で参戦する人もざらのこの業界、ちょっと心配になります。SUPER TAIKYUやニュル24時間などで長年活躍し続けているJ’S RACINGの現役ドライバーでもある梅本会長からこんなことを教えてもらいました。

「マシンさえ良ければ勝てる、という発想は古い。ドライバーが快適であることも重要。ドライバーの判断力、操作能力の維持を考えて、S耐ではエアコンを導入している車両がでてきててな、うちも装備する予定や」

と教えてもらったのは何年も前の話。当時、100万近くするレース用軽量エアコンの話を聞いて驚いた記憶があります。

http://www.jsracing-factory.com/

勝つ、ということを目的に戦い、実際に優勝台を毎回争奪争いしている実践派が言っているのですから間違いない。ドライバーの快適性は重要。そんなJ’S RACINGさんには、これ以外にも当社とキノクニエンタープライズさんとのコラボパーツ、S耐認定品を装着いただいています。

http://silkroad-jp.com/portfolio-2/acc/acc_hlco

S耐用の書類無しなら、3万円でお釣りがでるお手軽商品。最近人気の軽自動車の耐久レースでは、当然エアコン無し車両が多く、脳への熱ダメージは深刻ですから、サーキットではこれがおススメ。

ちょっとサーキットの話しに脱線しましたが、エアコンの効きの悪い古いクルマ、また最近のアイドリングストップ車両も、真夏の炎天下はつらいことが多くなりますので、是非、このお手軽装着のクーリングクッションおススメします。エアコンの噴出しを足元にむければ、冷気をモロに吸い込んで背中に流してくれます。

さて、当社で型取り中の車になんとなく合わせてみました。

これはJB23ジムニー。一概にはいえませんが、古い年式だとエアコンの効きが悪いものもあるかもしれませんね。

最新車両XBEEにも装着。純正の内装、かなりカッコいいですが、ちゃんと違和感ありませんでした。アイドリングストップ車は、エンジン停止中はエアコンの効きが悪くなることがあるので、クッション、あれば便利かも。

こちらは最新のスーパーキャリー。仕事のクルマは特に夏場つらいもの。やはり快適グッズはおススメ。

そして、禁断のフェラーリーモデナ360!に装着!!

ホールド形状の純正シートにうまく収まっています。問題は、私の見る限りこの車両にはシガーソケットが無かったような…とういか怖くて何も触れません。

高級車には大半装着されている本皮。日本の夏には正直合いません。ヨーロッパは日本のような湿気のある暑さはありませんから、本皮かっこいいですけどねえ。せめて夏場にこれをぽんとおけば、サーキット走行だけでなく、一般道の移動も快適になるでしょう。ただし、外車は電圧のアダプターなどのご用意はご自身で判断お願いします。だって、こんなクルマの確認することはほとんどありませんから、分かりません。並行輸入と正規でも仕様かわるでしょうしね。

とまあ、幅を小さく作っていることで、この通り、対応幅は広いです。見た目もスポーティーですし、スポーツシートに装着しやすくなっています。

それにしても熱い… 私の一番のクーリング方法は、このガリガリクンを2本突っ込んだ、巨大ガリガリクンチューハイ。

もうすぐ、お盆休み。お盆を超えれば2018年もいよいよ終盤。歳のせいなのか時間の過ぎるスピードがどんどん速くなっているように思います。ハートは熱く、けれど頭は冷やして冷静に、仕事もプライベートもガンガン前進あるのみです。