S321Vハイゼットカーゴ コンピュータ-TUNE@PAL SPORTS

やっちまいました!営業車、S321Vハイゼットカーゴに禁断のコンピューターチューン!

凄くいい車。一年足らず(9ヶ月)で6万キロ乗りました。過去の歴代営業車、プリウス、アクア、サクシードよりも大好きな相棒。

コストも性能の一つだとすれば、こいつは78点!

荷物がたくさん載る、車体も維持費も高速代も安い、狭いところもへっちゃら。しかもイケメン。

でも、走行性能には問題があります。

●操作性能、シャーシ性能が低い(曲がるのが苦手、安定直進性が低い)

●燃費(EGO運転せず普通に運転するとリッター13kmくらい)

●常用域の加速性能(0-50 / 50-100kmの加速時に、シフトチェンジの谷間がでかくて、息継ぎがヒドイ)

●オートマとエンジン回転数のミスマッチ(右折、左折、追い越しで突然のスピードダウン…)

そんな悩みに「ナントかしてやろうジャ無いか!」とおっしゃってくださったのは、PAL SPORTS代表、大坊社長@岩手県。

http://www.palsports.co.jp/

10:20AM到着。

「マイド」

と、短く一言発した数分後には、早速コンピューターが外されていました。ハやっつ!

「大丈夫そだね」

(なにが大丈夫なのか、サッパリわからない…)

数分後にはもう分解して、何かをくっつけてます。

「小さな部品を外したり、ハンダ付けしたりするんだよ。オレもう老眼でムリだからサ、実作業はメカさんに頼りっきりなの」

どうやらパソコンに接続できるアダプター端子のようなものを装着していたようです。

そして解読開始!

「あ”-っつ!ダメだー!」

えっ!どうしたの!?

「ハイゼットトラックのデータはもってんのサ、で、バンも同じだとおもってたんだよ~、困ったなあ~ 違うのか~」

なにやら大変そうです。

でも、こういう時、無知な人間って(ワタシのこと)スゴイですよね。

「あの、ボク、今日、山形のホテル予約してるんっす。下道で5時間かかるんで、夕方6時くらいにはなんとかしてくれると嬉しイッス」

後日、皆さんに教えてもらったのですが、初見のコンピューター解析って大変だそうです。手引書かマニュアルのようなものがあると思ってきた無知なワタシは、パソコンのアップデートくらいの感覚でした。コワッ…

悲壮な雰囲気でパソコンとにらめっこする大坊社長を邪魔しないように、ブログネタ画像撮り。

元ラリー業界出身の大坊社長。競技経験がとんでもなく長く、一時期は地元のショップとしてグランドスラムも経営されていました。ある時期から、軽自動車のコンピューターに興味を持ち、現在に至る、って感じです。

このスターレット、超うれしい!

珍しい!ステッカー貼ってくれてる!!!!!

昔、当社は、EP用のエキマニ、ラテラルロッド、足廻りを販売しており、現在廃業されているEPの専門店、ウイルパワーサプライさんに可愛がってもらっていたんです。

かなり広い敷地で、訳ありのクルマが結構いました。

案の定、スタッフさんから、

「あ、ごめんなさい、これはアップしないほうが良いですゥ」

といわれた車両が結構あり、撮影会はやめました。コンピューターの開発から取り付けまでできるので、当然、全国から色んなクルマが集まっているようです。

東日本を中心に、オートバックスでのイベントで、コンピューターセッティングなどもされているようです。

「ちょっとこのデモカーで悩みがあってサー」

なんでしょ?凄くカッコイイですけど?

「リアがドラムってのがサー… バックスのイベントで展示していて、どうしても気になっちゃうんだよねえ」

そうか~、ラリー時代から乗用車でハードな競技をしてきた人たちって、こういうところが気になるんですね。

ということで、ウェブサーフィンをして、素晴らしい製品を発見!

http://www.provile.co.jp/

兵庫県のプロバイル様が発売されているこの製品、完成度の高さにびっくり。

大変有名なブランドで、お取引はありませんが存じては居ます。このアイデアには脱帽。

なんだかんだで、時刻は16時を廻りました。日が沈んできたよ…

と思ったら、コンピューターが完成!

大坊社長の知識、経験、技術と愛が詰まったコンピュータを相棒にぶち込んでもらいます!

拍子抜けするくらいあっと言う間…

数分でした。ボルト数本でとまっているだけだそうです。ってことは、ユーザーさまに書き換え済みのコンピューターを発送したら、純正と入れ替えるだけ。手馴れていたら、ほんとにあっと言う間でしょう。初コンピューターで、びっくりしました。もっと、なんだか面倒なものを想像していました。

試走してビックリ。

今まで、スタートして2~30キロあたりでATがシフトアップし、スピードと加速がガクッと落ちる谷間がほぼ消えている!

っていういか、郊外で0~60キロくらいまで加速しても、その谷間がほぼ無い!めちゃくちゃスムーズで乗りやすい!!!!

超郊外のある場所で、思い切って踏んで驚愕… これすごいよ。とにかく加速がスムーズ。660ccのNAという、市販車の中でほぼ最弱のエンジンが、1リッターコンパクトのパッソくらいの感覚になっている!!!!!

ニヤケがとまらない!

試走を終えると一旦プラグを外し、眺めて、二人が深刻そうな顔。

「やばいな」

どうしたんすか?

「プラグ、純正の6番じゃダメで、7番にしなきゃいけないのサ。でも、この形状のプラグはストックが無い。」

また~、そんな拘らなくてもいいじゃない~。このまま乗ったって大丈夫でしょ?

「うーん、ユック~リだったら無事、奈良県まで帰れるとおもうけど…」

そんなヤバイの!?どうしよう…

「あ!オレのエッセの外せばイイや!」

ということで、一件落着。

あれ、もう終りだとおもったのに、ナニをしてるんですか?

「オーバーテイクブースターです。電子スロットルのタイミングを変える装置。とにかく体感してみてください」

スペースが狭いので大変といいながら、テキパキと装着。こちらも専用品を使ったカプラーオンで、取り付けも安心。装着自体は非常にシンプルですが、スイッチを美しくインストールするのに、配線隠しなどをすると、手馴れたヒトで約1時間。

ONにするとブルーに光るスイッチが装着されました。

「まずは、OFFで走って、途中からONにしてみてください」

走りだして、仰天!

なんじゃこりゃ!!!

小さいタービンでも装着したの!?的な加速。もちろん、元が非力な660ccのNAエンジン。ただ、このクルマにずっと乗っているヒトなら確実にビックリします。

右左折時や、ちょっとした坂で、後続車がいると、「もたもたしているから、イライラされていないだろうか?」と気になる事が多いのがハイゼットカーゴなどの660ccNAバン。その不安が大きく解消されました。

コンピュータは、能力を全体的に底上げしてくれているような感じで、実際にパワーと燃費が向上しています。

それに対して、オーバーテイクブースターは、電子スロットルのタイミングを変え、ちょっとアクセルを踏むだけで、大きく踏んだときの状態にしてくれます。”ハイスロットル”というものと同じような効果。

ハイゼットカーゴは非常に非力。アクセルを全開に踏み込んでも、ゼロ発進から、「ぶーーーーん」とゆっくり。乗用車が一般道でアクセル全開したら危険ですが、ハイゼットは全開にしてもカタツムリ。

これが、ハイスロ状態になると、ちょうど良いんです。コンピューターでATの谷間がなくなっていることもあり、アクセルでのスピードコントロールが凄くラク。

右左折時も、普通の車なら十分進行できるタイミングでも、ハイゼットカーゴだとあまりにも加速しないので、右折の合図がでるまで待ち続けて、後続車に不快に思われることもしばしば。こういった日常の不満が解消されてしまうことにビックリ。

パワー計測も考えたのですが、あえてやめました。というのも、エンジンが小さく、NAのため、ターボ車や大排気量のような劇的な数値変化が無いからです。。それに、今回はパワーが重要ではない。日常の不便に感じるネガな部分をどこまで軽減してくれるか。まさに働くオトコのためのコンピューターチューニング。

燃費も、普段からエコ運転しないワタシは、アクアで18~20くらいだったのが、ハイゼットは13チョイでドン引き。ところが、コンピュータでパワーも燃費も向上し、15弱まであがりました。詳しいレポートは、次回させていただきます。

帰り際、大坊社長が、

「ごめんね。スピードリミットを解除できなかったんだ」

いいですよ、別に。このクルマで、そんな走行シーン無いですし。

「一応、これがリミットの解析データ。純正は134キロで介入するみたいだね」

へー、こうやって確認できるんだ。

「リミッター解除ができなかったら、540キロに引き上げといたよ」

……

大爆笑しました。

真顔の大坊社長が真面目に言っているのがおかしくて(笑)

大坊先生!了解ッス! 540キロあたりになったら注意します!!

でも、超嬉しい。ワタシのハイゼットカーゴは、少なくともリミッター速度では誰にも負けない!

とにかく乗りやすい!燃費もエコ運転出来ない私ですが、ちょっぴり上がってくれている。

78点の相棒は、足廻り改善で85点でしたが、今回のパワーアップで95点!

 

さて、このコンピューターとオーバーテイクブースター、インプレや動画、発売詳細については、分割してレポートしてまいります!

いや、マジ、スゴイッス。

 

 

12件のコメント

  1. 返答ありがとうございます。321vは本当にアクセルスタートのもたつき、レスポンスが悪いですよね。オーバーテイクブースター良さそう。
    是非付けてみたいです!321vのネタを楽しみにしてます。

    1. \(^o^)/
      ガンバりまっす!

  2. CPU+スロコン! スタビ同様楽しみが増えました。
    すごく楽しみに待ってます。

    1. 藤田さま

      スタビお待たせしておりますm(__)m

      こうやって、コメントを頂くと、ニッチなクルマだったり、マニアックな部品を作るときに、勇気をいただけます。

      コンピューター、スロコンも、もう少しテストが終われば正式発表いたします。

      ありがとうございます!

  3. 初めまして。マイナー前のカーゴに乗ってます。費用はいくらになりましたか?私もコンピューターチューンしたいです。

    1. シミズさま

      コメントありがとうございます。
      同じクルマに乗る人間として、とても嬉しいです。

      書き換え済みコンピューターは税別88000円
      電子スロットルコントローラーである、オーバーテイクブースターは18000円の予定です。

      マイチェン前については、確認を進めてまいります。

      ホントは両方同時が理想ですが、オーバーテイクブースターは、コストパフォーマンスが非常に高いです。
      体感度は、明らかにこちら。
      でも、性能自体はかわらない。本当の性能底上げはコンピューター、となります。

      コンピューターチューニング初心者のワタシとしては、オーバーテイクブースターだけも、良い体験になると思います。
      コンピューター弄るって、なんだか難しいと敬遠してたのですが、そんなことはありませんでした。

      それにしても、良い車です。
      最近のクルマは初めから完成されていて、何もする気がおきませんが、ハイゼットは、欠点があるからこそ、何か手を加えたくなるし、それに対して変化してくれるのが楽しい。
      チューニング、ドレスアップの原点、ワクワクをオジサンに思い出させてくれたクルマです。

      PALさんは遠いので、開発や確認作業は時間かかるのて、気長にお待ちいただけると助かります。

      まだまだ、燃費報告と走行の動画などをアップしていきますので、是非、閲覧お願いいたしますー

  4. 毎度です。

    コンピュータのロムを弄って、エンジンの燃調とATのシフトタイミングを変更して、レスポンスとフィーリングを向上させてたのですね。それでエンジンが回るのでプラグも焼けすぎるから1番手上げて7番に。
    一般人レベルではどうしようもない世界・・・
    本物のプロの技を見たのですね。
    しかも燃費向上・・・。そこまでいくと訳わからんです。ハイ。
    うらやましいです。
    非力な軽のNAで排気量も小さいから、数値変化が小さいのでパワーチェックしなかったのでしょうけど、数値も気になりますね(笑)
    ハイスロも非馬力車には効果絶大ですよね。

    ミニバイクレースでも、ロム変えて、キャブのメインジェットとスローとニードル調整&変更とハイスロで、プラグの熱価変更で・・・それの凄いバージョンと頭に浮かびました(笑)

    唯一の弱点は、自動車製造メーカー保証が効かない事だけですね(笑)

    1. ひでたろうさま

      色んな遊びの経験が豊富。
      だから、なんでも御存じなわけですね。
      バイクでは人気の手法なんですねー。

      燃費は、わずかとはいえ、ざっくり、1~1.5あがりました。
      プロショップさんも、ひでたろうさん同様の反応。え?燃費も?って感じてした。

      燃費は、コンピューターのおかげで向上したのか、アクセルを踏み込まなくても加速するから、運転技術的にあがったのかは、どうにか検証できないか、奮闘中です。

      ただ、PALの大坊さんは、
      「最近の軽はスポーツカーも燃費ずいぶん良くなってるし、パワーも上がってるけど、それでもまだ燃料濃すぎる、って思ってる」
      とおっしゃってました。

      一瞬、気になって、質問したいことが浮んだのですが、腹が減ってラーメンのことばかり考えて、もういいか、となったことを、今悔やんでます(笑)

    2. あー、メーカーのセッティングのままだと、やっぱり燃料が濃いのですね。
      いわゆる安全マージンてやつですね。誰がどんな乗り方してもいいように。
      貨物バンは壊れないことが大前提ですからね〜(笑)

      燃費改善の謎が大体理解できました。

      質問できる絶好のチャンスでしたのに・・・質問しなかったことは大いに悔やんでください(笑)

      こういった、ATとシフトタイミングの合わない車は、パワーロスしてますよね。それを走らせようとすると結果余分に燃料消費するしかない気がしてます。

      新型ジムニー用もそのうち開発するのかな? ターボエンジンのジムニーだとブーストアップとマフラー交換の方が手っ取り早いか・・・。価格帯が同じレベルですから・・・。

      なんにせよ、このハイゼットカーゴのロムチューンはありですね♪

    3. ひでたろうさま

      そうなんです、ジムニーもスロットルコントローラーは発売予定にしております!

      ただ、コンピューターは、実際のクルマで身を持ってテストをしないと、発売するのは躊躇しちゃうので、当分は無理かなと思っております。

      質問しなきゃ駄目でしたよね。
      お腹が空くと、早く仕事終わりたいモードのスイッチが入ってしまうもので(笑)

  5. 初めてのコメントさせて頂きます。
    S331VターボのMTに乗ってますが、坂道発進時などにもう少しトルクがあったらと思う事があります。是非ともそんなCPUの発売をしていただけたらと、そしてスタビライザーの発売首を長くして待ってます。

    1. 後藤さま

      コメントありがとうございます。
      うわ、ターボ四駆ですか、うらやましい。
      今後、軽バン、軽トラパーツは増やす方向で考えております。

      スタビは、進んでおりますー。
      初回モデルは高額になったので、価格を抑えられる形状の試作品を制作中で、カワイ製作所さまのS331Vアトレーをお借りして、同時進行で、数種類のパーツの試作も進行中です。

      テストも含めて、時間はかかりますが、お待ちいただいてるというコメントは、大変励みになります。

      改めてありがとうございますm(__)m

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