当該記事を拝読いただくよりも、KIMAGU-REXさまご紹介の動画のほうが圧倒的にわかりやすいッス!
動画制作レベル、商品理解力、説明力が凄い… 恥ずかしくなってきた… まさに百聞は一見にしかず!的。
発売開始いたしました、ハイゼットカーゴ用のリアアクスルリジッドプレート。
http://www.silkroad-jp.com/home/portfolio-2/footwork/footwork_axrigidp
名前がなげー…
しかも、使い方もわかりにくいですよね。
これは、リアアクスル車であるハイゼットカーゴが抱える、構造的な問題を改善するパーツ。
長い説明文よりも、動画を見ていただくほうがわかりやすい商品。
軽自動車の大半は、リアアクスルに同じような問題を抱えているのですが、特にハイゼットカーゴは酷い。
ちなみに他の軽自動車は、スペーサー方式で対応しています。これはL235エッセ用。
http://www.silkroad-jp.com/home/portfolio-2/footwork/footwork_arc
ハイゼットカーゴは、スペーサー式だと、一瞬で削れてしまい、今回のプレート形状となりました。それだけ、この部分が相当動いているし、負担がかかって暴れているということになります。
そして、発売直後に購入してくださったKAZUSHI REX ETOさまから、こんな嬉しいメッセージを頂戴いたしました。
「真っ直ぐグングン行けるってスバラシイ」
これ、ハイゼットカーゴ乗りだからこその言葉。
ZOWIE様にも、商品ご紹介いただいておりました。
プロショップさま達に認めていただけて、本当に嬉しい…
ハイゼットカーゴは、一般に、普通に運転して問題がある車ではありません。でも、他のクルマと比較した場合や、運転時間が長い敏感な方に対してという意味では、「直進性能がちょっとねえ…」となります。
それを、¥18,000(税別)で改善できるなら、手前味噌ですが、十分安いと思うのです。
加工不要、ボルトオン。
ハイゼットカーゴ乗りアルアルで、ネガティブな部分も多いのに、可愛くて仕方ない。数日、他のクルマに乗っていると、「やっぱ、ハイゼットがええな」ってなるんです。
小さくて、取り回しが良く、GOOGLE MAPにだまされて、恐ろしく狭い路地に迷い込んでも、「なんとかなるサ~」って思える。そのくせ、室内は広々で、大きな荷物もすっぽりの頼もしいヤツ。
車体が安いので、荒れた路面で汚れたり、小傷が入っても気にならない。
最高のパートナー。
REXさまも気にされていたように、フロントスタビライザーも、キット化に向けて頑張っています(本体はTANABEさまにご協力いただいているんです)
また、KYBでOEM製造していただいている、14段調整のリアショックアブソーバーも発売を開始。
http://www.silkroad-jp.com/home/portfolio-2/suspension/sus_s321-race
乗り心地改善には効果的。汚部屋マンなので、荷台にも常時ガラクタをつんで、走行していますが、個人的には7段目~8段目が最高。
そして、新しい商品がリリース予定。こちらもワタシのワガママをかなえてもらいました。
ステアリングの位置をズラすスペーサー。
軽バンのハンドルって、トラックみたいにフェイスが上を向いているので、とても持ちにくい。
しかも、狭いクルマなので、純正シートを思いっきり後ろに下げると、今度は、ステアリングの位置が遠く、身長180cmの手長ゴリラでさえ、肘を完全真っ直ぐにしないと届きません。仕方なく、足元が狭いのに、シートを前へ戻し、ハンドルにしがみつき、窮屈な体制で運転。
ステアリングの位置を、ほんのちょっとズラすだけの製品ですが、これだけで天国と地獄ぐらいに疲労感が改善。
そして、不満だった動力性能と燃費を改善させるPALコンピューターも販売準備がほぼ整いました。
まさか、ここまでハイゼットカーゴの部品をそろえることになろうとは…
オートメッセで、同行者とこんな話になりました。
「高級で完成度の高いクルマって、ドラクエのクリアデータを買い取るみたいな感じなんだよな」
「わかる!その逆にさ、不細工なクルマとかさ、欠点だらけのクルマって、ドラクエスタートしたときのワクワク感があるよね、どんな部品つけてやればいいんだ、って」
もちろん、高級車をさらにカスタムして、自分色に染めるパーツもあるし、それを楽しむ世界もあります。何より、F-1を頂点とするレースの世界が、このアフターパーツ業界の原点であることに間違いはありません。
ただ、昔のように、「クルマがすべて」って時代ではなくなりました。文化や利器の進化とともに、人間が楽しめる趣味や旅行、ショッピングの選択肢がとんでも無く増えている。クルマはその中の一つに過ぎない。
となると、昔のように、クルマのためだけに給料もローンもつっこんで、すべてを捧げる、なんてヒトばかりだった頃とは違う方向性のパーツの開発が必要なのかもしれません。
一時期、クルマローン地獄にはまったワタシに、ハイゼットカーゴが、もっと気軽に車と付き合う製品開発に取り組むことを、この一年、教えてくれたような気がします。
それにしても、予想以上にコロナウイルスの影響が広がってきましたね。
2週間前から、奈良公園はガラガラ。
普段、公園を埋めつくす中国人観光客から大量にえさをもらっていた鹿たちが、今は、誰も居ない公園で飢餓状態。
えさをよこせ、と通りかかった人たちの尻に噛み付いてました。
その奈良公園から徒歩すぐのところに、享保元年から300年続く、大好きな布きん屋さんがあります。
https://www.nakagawa-masashichi.jp/company/
中川政七商店さんは、江戸時代から現代まで、大飢饉、ペリーの開国、明治維新、数々の国際戦争など、大混乱期を経験されています。「布きんなんて作ってる場合か!」なんて時代もあったかもしれません。けれど、作り続けて現在に至っている、というシンプルな事実に、グッと来るものがあります。
同店が販売されている超オシャレなてぬぐい。汗もふけ、営業マンの服をケチャップやコーヒーから守ってくれるワタシのお気に。
「こんな時」「大変な時代」だからこそ、当社も「より速く、より安全に。そしてより愉しく」なる部品の開発と販売に全力で取り組むことこそ、一番大切。ひいてはそれが、ほんのわずかでも世の中の役に立つことだと信じ、日が暮れるまで仕事に打ち込み、その後は全力で課金ゲームにいそしみます(いちおう、無課金プレーヤー)。