HA36 アルト リフトアップキット 完成

HA36アルト/アルトワークス/RS用リフトアップキット、試作品が完成。

フロント約35mmアップ。

リアも約35mmアップ。

ボディ形状のせいかもしれません。

数値以上にあがった感があります。

なお、アルトワークス(RS)と、通常のアルトはフロントショックアブソーバーが異なります。

ロッドの太さが違うこと、そしてスタビライザー装着ブラケットが生えていること。

サイズの異なるスペーサーが準備できましたので、全車対応可能。

左がスペーサーを組み込んだ状態。

これで車高があがります。

スプリングもショックも全て純正なので、乗り心地、耐久面で安心。

リアも全て純正を活かしています。

ショック延長アダプターも開発しました。

伸びきりによる突き上げ感を解消。

オプション設定の予定。

純正より外径の少し大きいタイヤホイルを装着したので、フェンダーの隙間が狭くなりました。

アルトワークス用貼るだけ9mmワイドフェンダーと抜群の組合せ。

車高が上がったことで、車格が一回り大きくなったような感じ。

予想を裏切るカッコよさ。

それを教えてくれたのは、上げアルトのパイオニア、シュピーゲルさん。

2017年の春、シュピーゲルへんみ部長から、

「アルトのリフトアップを計画しているんです。サロンにも出品考えています」

と打ち明けられたとき、「それは無いヮァ」といってしまったのはワタシ(汗)

2018年1月の東京オートサロン出展後、雑誌やメディアで大きく取り上げられ大好評。

この場をお借りして謝罪いたします。

ワタシが間違っておりました。

m(_ _)m

シュピーゲルさんのリフトアップ方式は基本的に車高調。

上げ幅、セッティング自由度において非常に有利。

当社は基本的にスペーサー方式。

実は、シュピーゲルへんみ部長からいただいたヒントが活かされているんです。

それが無ければ、リフトアップキットの開発は断念していたかもしれません。

リフトアップブームは一過性の流行、という意見もあります。

一大ブームを超え、一つのジャンルとして定着したミニバンローダウンも、当初そういわれていました。

ファミリーバンを作ろうとしたホンダは、日産、トヨタのような背の高い車のラインを持っていなかった。

泣く泣くアコード製造ラインで作った背の低いオデッセイが、”ミニバン”ブームを生み出し、もう26年。

週末、街や都会に繰り出し、ショッピング、飲食、カラオケ、イベントを楽しむことが当たり前だった時代。

家族や友達とワイワイ乗れるミニバンが大人気。

舗装が整った市街地を走るなら、ある程度重心落としているほうがドライバーも運転しやすい。

自動車メーカーがミニバンブームの終焉を告げたのは、日本人の家族サイズや価値感の変化を嗅ぎ取ったから。

家族はさらに小型化。

ワイワイする友達とも、会うのはオンライン上。

色んなものを犠牲にして、がむしゃらに働き、稼ぎ、セレブライフを演じるよりも、等身大の自分らしく生きる。

戦後の高度経済成長時代、バブル期から綿々と続いてきた日本人の価値感が、大きく変わろうとしています。

気の会う人だけと少人数で、なんなら一人で、週末を都会の喧騒から離れてゆっくり過ごす。

目的地は少し舗装が荒れた、凹凸のある場所。

ジムニーやリフトアップされた、ラフに扱えるクルマたちの人気上昇は予定調和。

10年近くまえにリフトアップキットの開発を薦めてくれた3UPさん。

スペーサー方式を教えてくれたシュピーゲルさん。

そこに46年前にラリー、ダートラで産声を上げてから培ってきたサスペンション開発能力。

皆様のお力で、必要とされる時代に、リフトアップキットの供給が間に合ったことを嬉しく思います。

本日も、欠品していた一部車種のリフトアップキットが工場からあがってきました!

お待たせいたしました!

安心するのもつかの間…

この2ヶ月ほど、平均二日に1アイテムが欠品…

有り難い事ながら、年末のこの時期に胃が痛い…

ならば、コロナで役立たずの営業マンのワタシにできることは一つ!

工場のお手伝い。

検品作業!

加工へ出す前、出した後の仕上がり検品。

日本人の素晴らしいところですよね、新聞紙を捨てずに再利用。

コンビニポリ袋を有償化したポエム大臣は、ゴミだしや検品作業とは無縁。

つつましく、モノを大切にしてきた日本の庶民の努力よりも、外人にイイカッコすることで頭が一杯。

ふむぅ、

「過去から脱却できず弱体」

まさにコロナ渦では身につまされる言葉。

コロナがあってもなくても、進化、変化を拒否する会社組織団体はいずれは腐ってしまう…

日本メーカーEV加速の話よりも、コッチのほうがずっと気になる…

”夫と妻、やってはいけないこと、やめるべきこと”

いつも一緒に行動する、これをやっちゃう日本人の男性はけっこう多い。家の中では偉そうなくせに…

夫婦は他人なんだから、互いのプライバシー、自由時間は大切。

「おい!手が止まってンゾ!」

うわ、工場長が怒ってるよ。

とにかく年末まで、できるだけ納品、開発がんばります!