大変お待たせしております、L275車高調。
試作リアスプリングが上がってきたという朗報。
向かって右が開発ピット。
左側はシルクロードの荷造り場。
そこで取付けをしているということは…
GRヤリスが緊急入庫していました。
詳細はご紹介できないヤツ。
ミラは作業内容が簡単だったので、ピットを譲ったようです。
L275での走行テストはオートリサーチ米沢さまにて依頼。
減衰力、バネレート、車高データは計測済み。
あとは量産モデルを設計するだけなのですが…
実はワンオフテスト品よりも量産モデルのほうが難しい。
コスト度外視の試作品と違い、原価の制限があります。
その範囲内で同等の性能を維持しなければなりません。
4度目の試作リアスプリング、7.5kg。
試作はオーダーから45~50日。
一回やり直しとなると、また数ヶ月必要となるのです。
テスト時、リアショックは全長調整式。
柔軟なセッティングはできるけれど、コスト高。
同性能かつ手の届く価格にするため、全長固定式ショックを開発中。
上が今回のミラ用試作品で、下が発売中のHA23アルトバン用。
全長固定式はコストを抑えられます。
けれど、スプリングのスペックと車高のバランス出しが難しい。
営業マンが取付け確認。
本来は工場の仕事ですが、忙しくて人員不足。
難関のリアスプリング開発終了!
これで量産モデルの開発の目処がやっとつきました。
L275ミラの替わりに、プラットフォームが共通のイースで確認。
このクルマのデザイン、スッキリしていて好感が持てますし、けっこう速い。
間違っているかもしれませんが、MTモデルが無いと噂。
お手ごろ価格で、ベース車としてのポテンシャルを感じています。
GRヤリスもレース用車高調の開発依頼だったようです。
データ取りに約1週間。
超ビッグで、豪華な2ピース仕様の純正ブレーキ&ローター。
ビッグパワーの証。
なので、さぞかし頑丈なアームだろうと思ったら…
普通のヤリスと同じ。
ペラペラのロアアームを見て、FT86と同じ問題が起きる予感。
補強プレートを開発することになりそう。
リアも専用設計ではなく、プリウスと同じ。
GRヤリス4WDは、前が普通のヤリスで、後ろがプリウスの2個イチ。
トヨタと言う会社はいろんな意味でウマイ。
ミラと入れ替えでハイエースが入庫。
開発車両が溜まっています。
リフトアップした場合の突き上げ感が問題になりました。
リバンプストッパーの開発を開始。
その場で手作り試作品を作成。
開発メンバーは器用なので、ワンオフならどうでもなります。
いつも、問題は量産品。
新商品開発も大切ですが、量産も大事。
GRヤリスを開発している隣で、ハイゼットカーゴのスタビライザーの部品が入荷。
下処理。
バックオーダー解消を急ぐ、アクスルリジッドプレート。
材料が入荷。
欠品中の軽トラックシャックルもがんばってくれています。
その合間に、営業マンが無理を言っているワンオフパーツ対応。
マイナーネオ旧車のお問い合わせが急増。
量産するほど売れない車種には、ワンオフ対応しかありません。
(直接訪問店のみ対応)
なが~い言い訳のご清聴、ありがとうございました(汗)。
決して怠けているわけではないんです。
それぞれのクルマ、商品に事情があります。
2019年10月にご提案いただき、1年半が経過。
もう少しだけお待たせいたします。
今週日曜日、14日はホワイトデー。
例年、200年以上の伝統を持つ、中川政七商店@奈良市のふきんをお渡ししています。
凄く使いやすくて丈夫。
ムスメへのお返しは、大好物のクレープ屋さんで食べるジャンボクレープ。
今年はコロナでそうはいきません。
家で作れるように予行練習。
生地は小麦粉、卵、牛乳、砂糖。
バニラエッセンスがあれば最高。
テフロンのフライパンなら綺麗に焼けます。
薄く焼くのが基本ですが、あえて分厚く焼いてもおいしい。
バナナ、イチゴ、ホイップにチョコレートぶっかけ。
自分でトッピング選ぶのも楽しい。
くるっと巻くとちょっとカッコイイ。
若い頃は記念日をバカにしていました。
面倒臭い、お金がもったいない、その程度の認識。
今は違います。
他人にプレゼントできるチャンスがあることは素敵だなと思うのです。
相手の喜ぶ顔を想像して、何を用意するか考え悩む。
モノづくり、商売も同じ。
利益よりも、お客さまが喜ぶ姿が何よりの励みになる。
とはいえ、プレゼントするには気持ちだけでは不十分なんだよなぁ。
おカネが必要。
ホワイトデー資金のため、本日も見切り品の節約弁当。