3UPさんから連絡。
「シルビアのNA用マニ、取り付け開始!」
量産品の1本を抜き打ちテスト。
初回ロットはトラブルが発生しやすい。
「NAマニは取り付けが結構簡単です」
ターボ用と比較すると、難易度はグッと下がるようです。
とはいえ3UPさんは作業待ち、予約待ちが溢れる人気ショップ。
作業の合間に対応していただき感謝。
驚くべきは量産工場の技術。
純正マニ、エンジン、そして三上さんのイメージ図を渡しただけで車両無しでの開発。
ボディへの干渉も無く完璧。
「4-2-1等長ロングにして、さらにターボマニっぽくしたい」
ムチャですよ、三上さん…
でもお願いしてみるもので、こだわった甲斐あってカッコイイ!
お喜びの画像が届いたのですが…
目が完全にホラー映画の殺人鬼…
同じ構図で、岡崎さんで撮り直ししてください。
うん、これならトップ画像で使える。
さすが岡崎ブログ師匠、自撮り慣れしている。
指を使った遠近法で、小顔効果を発動!
上記動画は25万キロのエンジンであることをご了承くださいとのこと。
また、スマホで拾った音をYOUTUBE再生したものは、実際の音とはかなり変わります。
あくまで参考程度。
「いよいよ発売ですよね。定価は?」
今週末の会議にて決定し、来週早々には発売開始。
大変申し訳ありませんが初回ロットは非常に少量、希望先全体に行き渡らない可能性。
当社のマニフォールドシリーズは、自動車メーカーの下請けをされている海外の工場で生産。
T社、H社がメインで、主に純正排気パーツを量産。
メーカー直系のワークスブランドのロールゲージも生産する超優良企業。
1999年の提携から22年のお付き合い。
純正メーカーの下請けとして、常に”カイゼン”という言葉を口にされています。
チタン溶接における混合ガスを流しながらの溶接技法をステンでも採用し、高強度。
使う材質にもこだわり。
ロールパイプは安価ですが、縦に裂けやすいという弱点。
そのため、引き抜きパイプを特注オーダーしてくれています。
NAエンジンよりも高温にさらされるターボエンジンには3mmの肉厚が必要。
市場ではほとんど需要の無いサイズで、材料手配からすでに大変。
22年前、最初に発売したSR20DET用は今なお「非常に割れにくい!」という市場評価。
高品質、リーズナブル、小ロット対応。
世界中見渡しても、こんな我儘をかなえてくれるのはこの会社だけ。
本業は数万個単位の純正パーツの製造であり、合間に当社分を製造。
だから、納期がどれだけかかっても「早くして」とは絶対言いえませんし、言いません。
お客様がお怒りになってキャンセルや取引停止を迫られても、提携工場を守るしかない。
替わりが務まる工場が無いのです。
30年以上続くこの漫画。
多くの読者がこの壮大な物語がどうなるのか、本当に終わるのかやきもきしてきました。
昨日、残念ながら作者が他界されました。
悲しい。
アラフィフのワタシが小6のときに衝撃を受けたガイバー。
第1話から36年、コミック発売を気長に待ち続けています。
というか待つしかない。
ガイバーの替わりになる漫画は無い。
「オレは客だ、カネ払ってコミック買ってるんだから早くしろ!」って言うのはナンセンス。
社会学で習ったのですが、文明の発達とともに、人間の時間感覚は加速。
昔ならご飯を炊くにも薪集めから。
それがボタン一つで、一時間足らずで、正確な時間に炊き上がる時代。
感覚が大きく変化するのは当然。
YOASOBIさんの”夜に駆ける”の人気の秘密は、テンポの速さと情報量。
初めて聴いたときの驚き。
小説を速読しているかのような楽曲は、まさに現代人の感性に響くもの。
でも、その時間感覚が負の側面も生み出しているように思えます。
宅配が遅れたら激怒、予防接種に殺到、不安があると即買占め、遅いクルマを煽る。
なんでも早くしないと”損”した気持ち。
思い通りにならないなら、お店、人、モノに八つ当たりし、時には命さえ奪う。
他人に毒を吐き、傷つけ、挙げ句、自分自身もイライラ。
そこまでしなければならない事は、冷静になればそんなに無いと思うのです。
ほんの一瞬の不安感や切迫感に振り回され、人生を台無しにするケースが増えたように感じます。
自分優先、自分勝手で超テキトーなダメ営業マン。
「安くして」→最初から安くしてあるので、他社からお買い求めください。
「早くして」→提携工場や社員に負担がかかりますから、早いところから購入してください。
その代わり、仕入れ先にも「早くしろ」「安くしろ」は言わないようにしています。
(タスケテー、とは言うかも)
どんなにやることが溜まっても、週末はごはん作りに集中。
ムスメと一緒に引きこもってアニメとゲーム三昧。
自分や他人を犠牲にしてまで欲しいものはそんなにありません。
日曜日は久しぶりにベルセルク全巻読破しよっと。