RX-8、ロータリーエンジン好きなら耳にしたことがある名前。
最強の一般ユーザー、エイトリアン。
一般ユーザーとはいえ、たたき出すタイムはプロクラス。
主たる舞台は筑波サーキットTC2000、TC1000におけるラジアル、Sタイヤ部門。
現RX-8最速レコードホルダー。
大変興味深いご相談を頂きました(プレミアムJ宮本氏通じて)。
「筑波でエッセを走らせる計画があり、車高調は色々調べてRMS-Kにたどり着きました」
光栄!
しかもタイムアタック聖地での結果には非常に興味。
テストには車両、サーキット料金、各種ギア、タイヤ代、燃料代、移動費、人件費と莫大なコスト。
当社はいかなるレース車両にも製品の協賛はしておりません。
でも、テストとなればむしろこちらからお願いしたい、となりました。
発送したのは通常品、市販品で、キャドカーズVerですらありません。
バネレートもフロント8kg、リア6.5kg。
ただし、ヘルパーSP仕様に変更、見た目がカッコイイという個人的理由(微笑)。
クリスタル様で取り付けされたと聞いてびっくり。
偶然にもワタシの担当営業先。
ご無沙汰しています。
関西人が作るK-CAR車高調は基本シャコタン。
案の定、驚いていただけたようです(微笑)。
もちろんまだ下がりますし、ストロークはしっかりとっております。
クリスタルさま、ナイスセッティング。
動画を見て嬉しかった。
筑波サーキットを当社サスペンションで走る姿。
特に中盤のFD2シビック登場あたりが観ていてとても楽しい。
数日前、気温34度の中、いきなりテストで48秒台。
車両は購入した状態からほぼ変化していない様子。
しかも装着タイヤはナンカン。
お願いしてよかった。
たった1回で相当走りつめてくださっており、しっかり計測も。
しかも都合の良い部分だけでなく、すべてをさらけ出されています。
大変参考になります。
愛用されているのがラップショットと知ってさらに親近感。
30年以上前からお付き合いのあるAVCOさんの名物パーツ。
サスペンションはタイムに直結する部品の一つ。
できるだけ色んなデータが欲しい。
もし独自にドリフト、サーキットを初めとする競技で各車種テストをするとなったら…
RX-8の脚を極めるだけで車両作りから始めれば恐ろしいコストと時間…
現在、ドリフト用は幸運にも3UP×小橋選手が超ハードなテストをしてくださっています。
幸運……
うーむ、ある意味地獄…
やり直し回数が…
研究っておカネにならないモンです。
ぶっちゃけて言えば、車高調は他社製との単純比較は困難。
速さを決める要素はタイヤ、ドライバー、パワー等色々あるのでどれが有効なのか分かりにくい。
ビジネス的には、適当な性能で手間をかけずに販売するのがベスト。
でも47年間、当社に刻みこまれたDNAがそうはさせてくれません。
エイトリアンさま同様、部類のクルマ好き社員たち。
競技経験の無いワタシが儲け話を提案しても無視(笑)。
おかげさまで貧乏暇無しではあるけれど、少なくとも働き甲斐のある会社。
悩み、提案し、テストし、販売したパーツが喜んでもらえた時は、ボーナスと同じ位嬉しい瞬間。
いや、やっぱりボーナスの方が良いな(笑)
エイトリアンさまの挑戦。
今後どうなっていくのかとても楽しみ!