gun125 ハイラックス リフトアップキット 試作装着完了

トヨタハイラックス用リフトアップキット、試作完成!

こちらはボツになったタイプ。

アッパーマウントをかさ上げすると、サスペンションが長くなりすぎて、アーム類を外さないと装着できない。

このクルマはアーム類を脱着するとアライメントが収集つかなくなる可能性。

また、駆動系の対策も必要となり作業性とコスト面で芳しくないと判断。

ということで、純正スプリングをスペーサーで圧縮する方式で対応。

この方式だとショックアブソーバーの全長は純正とまったく同じ。

だから車体への取り付けは純正と同じレベルで安心。

ただし…

純正スプリングのバネレートが恐ろしく高い…

なんとKYB製油圧コンプレッサーがギブアップしてしまった…

昔ながらの手動コンプレッサーでなんとかバネを縮めました(汗)。

仕組みはシンプルなので、頑張ればなんとかなります(微笑)。

なお、上部画像左側のスペーサーで、さらにもう1段階車高アップ可能。

こちらのスペーサーは純正マウントに重ねる方式。

なお、このキットはサスペンションの一部のため、手続き不要で車検対応。

このクルマ、純正ショック状態でも装着はなかなか大変だそうです。

DIYはあまりお勧めできません。

ノーマル状態。

装着状態。

ノーマル時はかなりの前下がり。

前後タイヤハウスの高さの差は倍くらいあります。

それがこの通り!

前後バランスがきれいにとれました。

リアの懐の高さ約70㍉。

リフトアップしたフロント側も70㍉。

こんな計測方法がみつかったら開発者さんに叱られそう…

まあ、でもわかりやすいと思います。

迫力が全然違う。

リアはもともと車高が高いので、制作不要と判断。

荷物の積み下ろし、乗り降りを考えれば実用性がある高さとしてはギリギリ。

身長182㎝の私でも、降りるときはちょっと気合が必要。

まあ、ステップ使えばいいんですけどね。

試走してみました。

驚くほどフツー。

乗り心地、静粛性、ほぼ純正。

このクルマはフロント車高を上げるだけでビックリするくらい雰囲気が変化。

ノーマルとはまったく異なる印象に。

来週、量産時の修正部分を確認し、完成。

お借りしたシックスセンスさまに車両返却。

続いて兄弟車であるプラドをお借りして開発続行の予定。

本日は大切なご来客。

旧KYBエンジニアリングサービス(現在は営業本部)から重鎮と新たな担当者さま。

当社部長はKYB社との窓口担当であり、重鎮の方とも40年来のお付き合い。

「当社がアフターで初めてスポーツショックを発売するとき、シルクロードさんの品番を使わせていただきましたね(笑)」

当時、純正ショック供給のみだったKYB社がアフターに参入するにあたって当社品番を採用いただいたとか!

こちらとも大変長いお付き合い。

キノクニエンタープライズさんとはお互い1974年創業で、その時から取引をしています。

当社と口座がある中で最古の会社。

社員さんのDA17エブリイでリフトアップキットを開発。

来年、リフトアップ業界では新登場となる新しい手法で2インチアップにトライ。

ご期待ください。

創業者の安村代表。

40周年でカワイ製作所さまとの3者記念対談をさせていただきました。

あれからまもなく8年、そろそろ50周年記念イベントの準備を始めなきゃ!

「なんかいいアイデア、考えておいてくれよ」

また共同でさせていただけるなら光栄、とはいえ重大任務。

キノクニさんと同じく和歌山にて創業のファインオートサービスさん。

起業者の松岡代表は、自社をあっという間に全国区に押し上げました。

とんでもない数の製品を世に送り出すファインさん。

今年は何が一番売れたかを教えてもらいました。

「新製品で爆発ヒットしたのはJA11のガスケットキットですね」

なるほど、まさに今年を象徴するアイテム。

アウトドアブーム、ジムニーブーム、旧車ブームの全てに絡むクルマ。

でも、ハコスカをはじめとするクラシック世代はさすがに落ち着いたという話でした。

また、特定のクルマやジャンルに限定されない、多様性を感じた年だったそうです。

当社とお取引開始から8年。

まだ30代と若いですから、当社とのおつきあいはこれから30年以上となるわけです。

え、30年後…

私、80歳だ…