オートレベライザーステー 光軸調整ステー AFSステー (どれが正解?)

今、シルクロードで数量的に爆発ヒット商品があります。それが当社の社内名称「AFSステー」です。

100個あがってきて即蒸発することもあるほどです。作っても作っても無くなっていく。自慢したいところですが、悲しいかな、100個売れても儲けは福沢諭吉さん一枚程度です(昭和の人間ですから、センスの古さはお許しを)。

そんな商品を開発のいきさつからご紹介いたします。

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つくるきっかけはショップさんからでした。

「ネットでMH34のワゴンRのお客さんが先日●●●のダウンサス買ったんだよ。車検対応って書いてあったんだけど、装着したら光軸が狂ってて車検落っこちたんだよ。『車検対応って書いてあるんだから、詐欺だ、メーカーに対応させろ』って」

「で、とりあえずクルマ覗いたらさ、一番短い汎用光軸ステーすら入らないくらいワゴンRのは小さいんだよねえ。まいったなあ」        これはこれで良い商品で、ロングセラーです↓

http://silkroad-jp.com/portfolio-2/footwork/footrork_hidrod

 

それを会社に戻って、まんま開発部の変態I氏に報告。

「つくりゃいいじゃん」

え?そんな簡単なの?

「簡単だよ、車種専用で板っきれで作って、調整をネジとかターンバックルじゃなくて、穴でやりゃいいんだよ」

(←近寄るな 変態注意!)

 

 

数日でサンプル完成!やったー!

でも車種専用かあ。売る自信無いからロット5個くらいで作ってくれるかな、セクション。

「あほか!タヒね!●x▲□!!!5個なわけねえだろ、シルクロードの無能営業マンども!

ホンマは1万個じゃ!無能だから100~200個に負けてやる!それ以下なら100倍の値段じゃい!」

と雷が落ちました…

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で、今度は営業会議で値付けです。

価格は色んな意見がでました。車種ごとの専用品だから売れないと大損なので、リスクも考えて価格は高めでという意見が多かったのですが、

 

恐怖のM部長が「こんなものは、誰でも作れる簡単なもんじゃい!安くしとけい!」の一言で、安いものは定価¥1,500… に決定… 

これ100個売っても、車高調1台売るのと同じ…

低い営業成績がまったくあがらないっす…

 

(←近寄るな いろいろ危険)

 

 

けれど、この値段がよかったのでしょうか…売れています。営業成績にはほとんど影響ないですが(涙)

売れるということは、お役に立っているということ。ここは素直に喜ばなければ…


 

最近のクルマ、高級車、高級グレード、HID搭載車両には走行時の車高の変化に応じて、ヘッドライトが自動で向きを調整される光軸調整タイプが急速に増えています。

その中でもっとも多いタイプが、後部座先やトランクやラゲッジに人やものが詰まれたときにそれを修正する方式です。センサーが後部のみに装着されています。

コストも考えると一番良い方式ですが、これが大問題。車高をダウンするときは前後ともにダウンするものですが、その時にセンサーが後ろだけ車高が下がったと認識してしまうのです。そうなると、ヘッドライトが上向きだと考えるクルマがライトを下向きに調整します。ところが前も下がっているので、実際にはかなり下向きに照射されてしまうことになるのです。

前は見にくくなり、車検もアウトになる場合があります。

車高調やダウサスを購入するとき、ご自身のクルマのヘッドライト調整はどうなっているのかぜひご確認していただき、必要であればぜひご購入いただき、安全な自動車ライフをお楽しみください。

現在は数車種をラインナップ中ですが、今後どんどん増やしていく予定です。

http://silkroad-jp.com/portfolio-2/footwork/footwork_als

 

たくさん売れる車種は安いですが、あまり売れない車種は、どうしても発注数量が落ちてしまうために定価が変わってしまいます。企業努力はしておりますが、ご理解とお許しを。