株式会社ファイン 旧車パーツ

この会社から知らぬ間に商品を購入していユーザー、メーカー、ショップさんは非常に多いはず。

ファインオートさん。

冒頭の写真の萌えキャラを見て「あ、知ってる」という人も多いでしょう。

 

http://www.fine-auto-service.com/company/index.html

 

 

 

 

 

 

去年、念願の一国一城の主となられました。

ピカピカのきれいな会社です。

個人的には前の昭和臭のする倉庫のような会社で二人で缶コーヒー飲むのが大好きでした。

 

ファインの名前を知っている人、ここから商品を購入した人はかなり多いはずですが、実際どんな会社か知らない人は多いでしょう。当社は幸運なことに、社長の松岡さん(といっても40代の私より一回り若いですが)とひょんなことで知り合い、会社をはじめられてしばらくの状態のときにお付き合いが始まりました。

基本的にネット販売のみでほとんど業者との関係を断っていた(というかあまりにも忙しいのでその暇すらなかった)中で、当社にはなぜか気を許してもらい、商売上色んなお付き合いをさせてもらっています。

おそらく当社を優遇してもらっている理由は、シルクロードの内外とわず恐怖の対象となっているシルクロードM部長と気があうからでしょう。旧車好きの若い松岡君(あえてそう呼びます)と、モータースポーツを40年以上前に始め、過去ラリーで全国トップを争った経歴を持ち、古い車に対する幅広い知識と造詣と商品発想力を持つM部長とは、会うべくして出会った運命の関係のように傍目には見えます。

二人の電話での会話は、クルマ好きでない私にはキモイおたく同士の会話そのものです。

松岡社長のクルマの部品を生み出す情熱は、異常です。とにかく手間隙をおしまず、クルマに実際に触れるだけでなく、欲しい部品が無い場合は、それが自動車メーカーだろうが、悪魔だろうが、神様だろうが、どんなデカイ存在に対しても、一歩もひきません。

AE86のとある廃盤純正パーツがあると、純正パーツ品番を頼りに、どんどん製造メーカーをたどり、たとえそこが巨大企業ア〇シンでも、普通に本社の電話番号を調べて、いきなり電話します。そして、当然各部署や関係企業にどんどん電話をたらいまわしにされても、しつこく、しつこく、ただしつこくあきらめずに挑み続け、最終的には良い人にたどりつき、目的の商品を手に入れてしまう漢(オトコ?それともヤカラ?)なのです。

欲しい商品は、世界中、どこにでも買い付けに行きます。

そのくせ、さすが和歌山の商人(あきんど)、お客様には安く提供したいと、ありえない安すぎるウレタンスタビブッシュは、自分で作っています。あまりにも安い上に、面取りまでしてある手の込みようで、ブッシュ類は、中国人がよく購入しており、「中国ヨリモ、アナタ安イ!デモ品質イイ!」といわれるほど、安いのです。

「利益?う~ん、ちょっとあったらええねん」

よかったよ、あなたを敵にまわさなくて…

 

儲かってはいますが、それ以上に普通の人間ならやりたくないほど、自分自身で自分をブラック企業化しています。今日は運よく会えたけど、商談中に、「今晩から海外出張にでるねん」とのこと。とにかく普通には会うことは難しいほど、国内外を飛び回っています。

ブラック企業問題は良く無いとは思ううえでですが、やはり本当にしたいことをして、稼ぐ人は、そんななまっちょろいことは言っていません。日が沈むと営業を切り上げるワタシが言うのもなんですが…

去年、新社屋を建て、社員さんも雇い、少しは楽になったのかなと思っていましたが、さらに忙しさは増しているようでした。だからこんな看板も仕方ないよね。

 

基本的には購入はネットでしてあげてください。もしくはシルクロードを通じて購入してください。うちは数少ない代理店ですから。

 

 

 

 

色んな楽しい話の中で、AE86の内装品がかなり廃盤なので、一緒に作れるものを話し合いました。

もちろんクルマも開発のために86もおいてあります。

「〇〇〇と、〇〇〇と、〇〇〇と、〇〇〇と、〇〇〇と、〇〇〇と、〇〇〇が廃盤やから、一緒につくろうよ!」 

エネルギーの塊だね、アナタ…

 

 

 

 

開発&自分の趣味のレースのためのピットには色んな車があります。

 

 

 

本人は恥ずかしがりや&企業秘密&個人情報のためにあまり写真や本人プロフィールは明かしませんが、身長180cmある私よりも大きく(チン長は負けてないとは思いますが)、その割りにはすらっとした男前です。

 

旧車部品がメインの会社ですが、最近は軽自動車にも力を入れている様子。話をしているとお互い「やはりね」となったのは、今後の日本のアフターパーツメーカーとしてのスタンス。

昔は、免許取ったらとりあえず、シビック、シルビア、スカイラインで、という流れが変わってきたのです。いわゆる昭和の名車スポーツカーは昔は遊び車として、若い人のスポーツカー練習機であり、遊びクルマだったのが、今となっては高級車化してしまい、手が届きにくくなってしまたったのです。もう、サーキットで練習でぶつけて、「やっちゃった」と笑えるクルマではないほど高級になりつつあるのです。

そして、今、車好きの30~40代から上が、実際にスポーツ走行を楽しむためにひそかにブームになりつつあるのが軽自動車だろうということです。日本全国を実際に訪問して営業する私と、ネット業界の商品の流れを把握する松岡社長との意見が一致したことは、驚きでした。

まだまだ若く、これからこの業界をリードしていく次世代のホープであるファインオートサービスさん。今後ともよろしくお願いいたします。