カワイ製作所 潜入! RECARO車検対応レール!+補強パーツ+牽引フック

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カワイ製作所 シートレールのさらなる安全性向上への取り組み


スタッフOです。

出張を優先していたら、地元関西が手薄になったので、数週間は地元優先でウロウロすることにしております。今日はご近所のカワイ製作所さまによりましたので、この機会にご案内させていただきます。

長年の右肩上がりの成長と同様、建物も追加追加です。写真に写っていませんが倉庫代わりのコンテナまで増やす状況。

 

カワイ製作所、もしくはKAWAI WORKSとして知られていますネ。今ではクルマ好きならほぼたいてい知っているブランド。

http://www.kawaiworks.com/

当然、当社は長年にわたってここの商品を取り扱いさせていただいております。

もともとはOEM専門として裏方、黒子に徹しておられたのに、その商品の品質の良さ、対応力の高さから、ご本人たちが望まないのに、メディアに露出していないのに勝手に口コミで有名になって ”しまった” すごいメーカーです。

みんカラのカービューさんからもこの数年、

「PARTS OF THE YERA ピラーバー/リアピラーバー部門 1位」

を受賞されています。販売商品は

シートレール 補強パーツ 牽引フック

に特化されています。これが強みなのです。だって、シートレールだけでも、50年ほども前の旧車から現行車両、ワゴン、ミニバン、セダン、外車、軽自動車、トラックに多岐に渡り、しかも装着するシートもレカロ、ブリッド、スパルコ、そして星の数ほどその他のシートが存在します。ちなみにシルクロードのオリジナルバケットたちにも対応していただいています。そうなると、組み合わせと車種を掛け合わせるとすでに途方も無いデータと製作ジグが必要になります。

特化しているからこそできる対応。しかも車種毎にいろんな種類のシート対応データと高さ調整のバリエーションまであります。

 

 

 

 

 

こんなのほんの一部の画像ですが、レールのジグだけでも膨大な数です。

たとえば、1台、注文すると、このジグの山から探しだし、装着するレールと仕様に応じた図面を引きずり出し、材料をレーザーで切り出し、溶接し、塗装するのです。

たこ焼き焼くのとはわけが違うのです。

(たこ焼きやさんをバカにしていません。別の色んな大変さはあります)

 

 

 

「受注生産なので1~2週間かかります」というと、「え~!?明日ほしいんですケド? 在庫置いてないんスカ?」みたいな質問もたまにありますが、ハコスカが存在した50年近く前から現代までいったいどれだけの車種が存在するのか、そしてそれを1台ずつ、しかもダウン量や装着シートに応じてた分を在庫すると、どれだけの数量を在庫することになるのでしょうか? とうてい無理な話です。むしろ、同じ製造業をもつセクションから見ても、すごい対応力です。

仕事命!の吉田社長は常にパンク状態です。

「寝る時間もないよ~」って言いたそうです(笑)

どんな時でも優しくいろんな情報や説明をしてくれるヒトです。どの車種のどんな質問をしてもほぼ全部暗記して説明してくださる、歩く大容量ハードディスク、いやSSDです。

 

さらに、この会社がすごいのは、本来レカロにはレカロ純正のシートレールしか車検は対応していませんが、現在、カワイ製のレールは基本的にレカロに対しては車検OKなのです!!!!!!

レールとシートを同時に破壊検査をし、その結果を陸運局に証明し、車検に通すための書類を用意しておられるのです。カワイ製のレールにはサイドに上記ステッカーが貼られています。これがあれば原則、レカロに対しては車検対応なのです。

車検に通すため、というよりは、元はメイドインジャパンとして、いかに安全かを証明したいという想いが先にあってのことだったようです。

基本的には問題なく通りますが、検査官によっては書類を求められる場合があります。その時に書類が無いと後日改めてとなる場合もあるので、基本的には書類は手元にあったほうが良いですね。取得方法はとても簡単。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

商品同封のこのはがきを送ると、代引きで書類が送られてきます。

送料込みで¥1,000-。

非常に良心的です。はっきりいって儲けはないですね。管理するのも大変なんですから。左右だと別々に必要になることにご注意を。

これだけの書類が送付されます。

ただし、注意点としては、検査の基準というのは毎年何かしらの変更が頻繁にあります。現時点ではOKでも新たな基準が設けられることもありますので、要確認です。

当社もアーム類の構造変更事前申請済み書類を発行していますが、100%車検対応を謳う事は不可能です。そういった変更が発生した場合は対応へのタイムラグが出ることもあります。

 

 

とはいえ、当社もカワイ製作所さまも業界の中でもそういう対応には常にアンテナを張り、最速対応を心がけております。

さて、カワイ製作所では、全ての商品がほぼ完全自社生産です。牽引フック、タワーバー、シートレールの製作が、この会社内で自己完結するに近い状態です。

だから品質管理、データ管理、対応力が高いんです。

やはりMADE IN JAPANってイイですネ!

 

型取車両もひっきりなしに入庫しており、今回は新型日産キャラバンが入庫していました。

 

 

 

たいていの時間帯、いついっても入り口は出荷待ちの荷物がいっぱいです。

販売力の低い営業マンには無言の強烈な圧力…

 

 

 

な~んだ、HPに顔写真堂々と掲載してるじゃん(笑) 遠慮して撮影しなかったYO。川居相談役、まずいかなと思って。

http://www.kawaiworks.com/

 

前社長であり、現在相談役の川居社長。大変短い期間ながら、40年ほど前にはシルクロードの営業マンとして、キノクニエンタープライズさんの担当をされていました。ブログ担当の私、スタッフOが現在、キノクニさんを担当しておりますから、超々大先輩になるわけです。不思議な感じです。

そのご縁もあり3年ほど前には対談を企画させていただきました。

「40年の雑談」

カワイ製作所 × キノクニエンタープライズ x シルクロード

 

 

とても楽しい対談でした。かつ、一部ショップ様からは勉強になったという感想をもらいました。業界の先輩の話っていうのは、失敗談も含めてやはり参考になるものです。

川居相談役のイケメンご子息も頑張っておられ、今後もますます頼もしい限りです。

私とは歳が離れてはいますが、ガンダム好きという共通項でジェネレーションギャップを埋めております。

カラオケとサッカーがプロ並み。イケメン。独身なので私が女なら放っては置かないですね。

 

同じ奈良県内、シルクロードから30分程度なので、私もよく訪問させていただきますが、そのご縁もあり、互いにクルマの型取り車両を共有させていただいたりすることで、開発スピードUPということもさせていただいております。

その中でも今でもとてもありがたいクルマは、カワイ製作所の重鎮、Mr.N様のアルトワークスHA36。

 

 

 

 

 

シルクロードの売れ筋商品であるフェンダーエクステンションの、デモカーとして餌食になっていただきました。ありがとうございます、ありがとうございます。

有名な会社もなかなか内部を見ることはできません。こうやって見ることで、購入の判断材料になれば、そして、できるだけ当社シルクロードからのご購入をお待ちしております。

当社から距離が近いので当社から購入いただくと対応力が良い(かも)です。レール注文って色々調べて購入しないと、装着できないもの買ったりすると、大変ですからね。自信があればネットでもOKですが、不安があるなら最寄のショップ様などでカワイ製作所のレールを指名で相談するとスムーズです。