44G (ヨンヨンジー)! シクヨロ! S660専門店 

S660 オイルゲージストッパー by ヨンヨンジー(44G) その他パーツも

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出会いとは不思議なものです。お互い、会社同士は奈良と京都のお隣で30キロ足らず、一般道をゆっくり流して1時間足らず。なのにはじめての出会いは先日の中国研修旅行の上海だった、ヨシタクさんこと吉田社長。

http://s660-44g.ocnk.net/

 

とある、某スゴイ岡山のBOSSと、山本自動車さん同行の研修旅行でお知り合いになりました。こういう研修旅行は参加するといいことありますね。

上海+イーウー研修旅行記はコチラ

中国のあるレストランで、レア状態で提供された謎のステーキを、殺菌しようと、チンチンに熱された鉄板に押し付け、変化しないのに怯まず完食。さらに5歳の山本さんの息子さんも泣いて拒否をしたショッキングピンクのソフトクリームまで平らげた漢(オトコ)。

超面白いヒトだなあ、が第一印象。そして互いに仕事のために集ったわけでなく、営業のためでなく、研修で出会えたことが良かったのでしょうね。商売抜きで先に人柄が見えますから。

となると、ヨシタクさんのワタシの印象はおそらくパニックオトコでしょう。いつも何かを忘れているワタシは、「はじめまして」と名刺を準備しているヨシタクさんを前に、どデカイかばんを地面にぶちまけて「パスポートが… パスポートが…」と狼狽しておりましたので…

 

帰国してから名刺をみて、会社を検索して「!」となりました。

知ってるよ! このクルマ! カラーリングとエアロの斬新さで、オートサロンで拝見したイメージが焼きついており、「あ~! あのクルマの会社だっんだ」となったほど、S660では衝撃的なデビューを飾った会社です。

 

無骨な機能を優先してあるのに、他とはまったく違う個性があふれる造り。

 

それもそのはず。色んなレースに自らハンドルを握って参戦してたんですね。根っからのレース好きで、日本中のいろんなトップクラスのショップさんやレース屋さんとのネットワークを持っておられます。

そしてご自身が持つ独特のセンスが組み合わされているんですね。

 

 

 

ファンキー、オモロー、シャレオツのヨシタクさんのセンスそのものの店内。夜、BARにしてくれたら通いたくなります。

 

HKSのフラッシュエディターに独自のカスタムデータを入れたもの。

新車購入時からSPRITさんの二人三脚で2年がかりで本気で開発してきた車高調。ミラクルクロスバーのネクストさんに直談判して開発したS660用クロスバー

そして機能美に今の若者が好むシクヨロテイストを織り交ぜたエアロなどなど、すでにたくさんの商品を開発済みです。けれど、一旦、仕事のお話に入るとシクヨロさんが超COOLに変身されます。もう商売じゃない、S660に対する愛があふれており、良い商品をもっと増やし、お客さんに喜んでいただきたい、それがオレの喜びDEATH! というオーラが噴出していました。

 

http://s660-44g.ocnk.net/

当社としても、現在純正交換タイプのエンジントルクロッドが発売間近ですが、ヨシタクさんはエンジンの揺れ方から、上部での揺れを抑えることの必要性も感じているということ、そして何よりそのシクヨロセンス的に、「魅せる」という意味でもエンジントルクダンパーを開発しましょう! と熱く語っていただき、思わず、うなずいてしまい、「あ、あ、土曜の会議で決断下すまでまってくださいね」と冷や汗が噴出すほどの迫力でした。

 

確定は今週会議でしますが、とても良いご提案。S660のエンジントルクダンパーも急ピッチで開発をし、実践でも使えるかどうか、そして今回は何より見た目にイケてるのかのテストをヨシタクさんにお願いすることになりそうです。共同開発品になりそうです。

エンジントルクダンパーはこちら

 

帰り際、ふと、きづきました。白いフェラーリー360モデナが無造作に置かれています。ご自身の愛車だそうです。ワタシの目が無言でヨシタクさんの心に語り掛けました。

「これ、パイオツカイデーチャンネエのトーデーのシクヨロマシンですね?」。

ヨシタクさんの目が鋭く輝き、ワタシの心にこう語りました。

「何をいっているんですか、この業界でやっていく上で、トップクラスのマシンを体験もせず、お客さんに乗ったことも無いクルマのスペックを語って、取り扱いをしている大切な車たちのレベル比較なんてできないでしょう。これも勉強であり、長期ローンという重圧による、自分への商売への奮起を促すための、いわば修行でございます。」

冗談はさておき、ワタシは全国のショップさんを見る機会を仕事上得ていますが、その会社のたたずまい、また仕事への取り組みは「質実剛健」という言葉がぴったりで、つまらない見栄を一切張っておられません。地元の商売をしている方との交流を大切にし、商売を堅実にされていることは最初の印象からは予想できないほどでした。朝早くから、夜まで、ほとんど分刻みで仕事を入れておられました。

 

360が本当に通過できるかどうかとても不思議な狭い道を出るときには、ワタシのクルマが見えなくなるまで手を振り続けてくださるほどで、本来、買う立場の方が、業者の営業マンでも見下さずに対応される姿勢には感動でした。でも、ほんとにこの道、360どころか、積車で出入りしてんの!? ウソでしょ!?

ヨシタクさんは持ってるヒトなんだと思いました。

 

というのも、京都の44Gさんから観光客あふれる奈良公園を通過してシルクロードへの帰り道、信号で横断歩道を渡る鹿に横切られました(先方が信号無視ですが)。奈良県民ですが、さすがにこれは生まれて初めて。

なんかいいことあるのかも(笑)