いよいよ販売開始です。
HA36のリアウイング、量産品の一部が入庫しました。現在、急ピッチで販売準備中です。
正式名称は、HA36アルトワークス用 リアウイングエクステンション。
リアウイングは、通常、純正のウイングを外し（これだけでも相当タイヘン）→パテ埋め→下地塗り→塗装→乾燥→車体に仮合わせ→ひずみなどの確認後問題なければ装着。
はっきりいって、専門家で無いと苦労します。ワタシ？ 絶対ムリ。そしてその工程にはすべて時間がかかるので、最悪の場合は代車が必要になります。すると当然、商品代金だけでなく、それ以外の費用も商品代金と比較してもバカにならない金額がかかります。
オーバーフェンダーも同じ悩みを抱える商品。ウイング同様、カッコよいけれど、商品代に加えて、別の費用と車検の不安があります。そこで両面テープで簡単装着、塗装不要、加えて送料サイズも通常というコンセプトで開発されたのが当社のフェンダーエクステンション。
ラジコンボディなとど同じ、真空整形という手法なので、FRPには不可能なとんでもない精度が出せます。加えて、薄く造れるので非常に軽く、裏も表もツルツルになるので、両面テープでしっかり固定出来てしまいます。そして、FRPなら絶対に必要となる塗装やパテ埋め処理が不要。手馴れたショップ様なら、最速１５分という装着記録もあります。
ということで、今回のウイングも、同じ原理。届いたその日にアルトワークスのリアウイングが一回り大きくなってくれます。もちろん、車検対応、塗装不要（ボディ同色を好む方には塗装可能タイプのABSの設定あり）。
これが、
こうなるんです。
コンセプトは純正を１．５倍くらいにするというもの。フェンダーもそうですが、アルトワークスはデザインも含めて非常に良く出来ています。最近のクルマは、昔の「ブス」だった日本車に比べて、本当に美人になりました。正直、ノーマルでも十分カッコイイ。けれど、オーナーとしては少し変化させたい。また、フェンダーなら、サーキットやドレスアップでキャンバーや大きめのホイルを履かせるときにはみ出してしまったり、ウイングも気持ちもう少しダウンフォースをかけて安定させたい、といった「あとほんのちょっと」足り無い部分を補いたいという欲求は沸きあがります。
なので、当社としては機能をプラスアルファさせるチョイ足しパーツとしての位置づけで進めているこの商品たちを「エクステンション」というネーミングで呼んでいます。
定価￥２９，８００－というのも、営業会議では「高くて売れない！」なんて声もありました。途中でやめようかと思いましたが、実は、このカワイ製作所で当方のテストの犠牲となっているアルトワークスが、このオーバーフェンダーをつけたまま、一年間の新車点検に行って、「すんなり問題なく入れて、オイル交換もしてもらえたよ」という情報が入ったのです。
もちろん、指定部品としての要求を満たした車検対応品であるのは分かっていましたが、こんなど派手な姿でも新車点検でスズキのディーラーに入庫できるなんて気持ちが良いものです。真空整形があまりにも良く出来ている証明になりました。実は、当社のNAに装着している営業車も、頻繁に道端で声をかけられるそうです。
「そのフェンダーって、純正オプションでありましったけ？」
と、アルトワークスだけでなく、他の普通の営業マンの営業者にまで声をかけられ、時には道路をずっとストーキングされ、パーキングでオチオチ寝ていても、窓を「コンコン」されるので、サボることもできない、と営業マンは嘆いていました（笑）
当社はエアロ専門店ではなく、機能パーツを製造販売する会社なので、派手なデザインのものを作ったり販売は苦手です。ですから、過去もディフューザーや軽量ボンネットを手がけてきました。その新しい流れとして、純正の弱点を消したり、機能を向上させるためとしての「チョイ足し」外装品というものを「エクステンションシリーズ」として、ドンドン開発予定です。
そうそう、ウイングは、ちょっとビビッて発注数量を少なめにしていたので、発売と同時に欠品。で、今日追加をかけましたので、５月後半から６月前半には次のロットが上がります。欲しい方は予約してもらうといいかもしれません。また、数量限定販売のマットブラックのフェンダーエクステンションは、残り数セットとなりました。これは材料の問題で、しばらく生産いたしませんので、通常のシボ黒が嫌な人、また塗装タイプだと費用がかさむのが嫌な人には、マットブラックは１万円アップで純正のバンパーなどの黒に近いマットブラックが塗装された状態になっているので、タイヘンお得です。
