九州には熱いショップがたくさんあります。中でもアツアツなのは、山本自動車、JAWS山本さん。
実は来年で25周年!って、あれ?山本さんて44歳だよね? 「ええ、二十歳に起業したんです」 二十歳!げ、オレ、何してたっけ、二十歳んとき… やめよう、考えるのは…
私も九州営業担当になるまでは、雑誌等で拝見しており、「アルトワークスのFR化キット」を製造販売している会社だとは認識していました。でも、Kドリフトは噂では聞いていたものの、実際に見るまではまったくピンときていませんでした。実際に見てびっくりとはこのこと
いや、もう楽しいの一言。埼玉の3UPさんと「一度見てみたいね」と一緒に見学にいったところ、突然の審査員を依頼されました。そして唖然。ドリフトを本業にする3UP三上さんが興奮し、アルトークスを買ってしまったほどに楽しく、奥が深いものでした。
従来のドリフトももちろん素晴らしいもので、世界的に日本を有名にしたCOOL JAPANの一角であります。でも、Kドリは、初めてクルマの競技に若者がはまったときの、予測できないスリル、楽しさ、興奮があり、クルマに興味のない人でさえ、驚き、笑い、興奮する要素がたくさんあるのです。
毎回、驚くのは、参戦者よりも、ギャラリーのほうが圧倒的に多く、それが老若男女、子どもからお年寄りまでが、丸一日、最後まで観戦を楽しんでいる光景。
さて、到着すると、朝いちばんからすでに100台ほどクルマが置ける敷地は、パンパン。作業待ちの車もパンパン。
山本自動車はショップというイメージも強いですが、業者の私からすれば揃えているパーツの豊富さを知っているので、個人的にはメーカーさんとお付き合いをしている感のほうが強いくらいです。
特に驚きなのは、K自動車用のタービンキット。あまり軽自動車用というのはメーカーが販売しているアフター物は少なく、大半が他車の流用や、中古のリビルト品。下取りが必要なうえ、業界でいうところの、当たり外れ、という要素もなきにきもあらず。
山本社長は、日本のとあるタービン工場と提携し、新品のタービンを取り扱い販売しています。私も実は同行させていただき、見学をさせていただきました。非常に強い信頼関係を構築した上に作られたメイドインジャパンのタービンでした。
http://www.jaws-yamamoto.com/parts3_Turbocharger.html
さて、JAWS山本で長年、事務員をされている美魔女(年齢不詳)のT会長から新商品の案内がありました。
「私がデザインしたけん、あんたも買いなさいよ!」
T会長は、実は自動車関係の雑誌のフリーライターとしても長年活躍しておられます。なので、デザインや広告作りなどもお手の物。いや、なかなかかっちょイイです。部品にも車にもめちゃくちゃ詳しいので、JAWS山本の商品の取り扱い説明書なんか、シルクロードの分も作ってほしいクオリティです。
自身も、このアルトワークスでKドリをやっておられます。
JAWS山本 × シルクロード × 3UPのコラボで作った、JAWS山本オリジナルドリフト車高調、このデモカー用を早く作れと、お怒りでした。
これは当社の車高調ベースに、減衰は3UPさん監修、ピロアッパーの角度変更とバネレート設定は山本社長が指定したスペシャルモデルで、JAWS山本でしか購入できないSPL品です。
今回、山本さんからのさらなる変更で、アッパーマウントの構造を変更しないといけないのですが、そちらに時間がかかっており(放置されて)ます。
山本さんは、何がすごいかっていうと、優しいところ。営業マンを大事にする人なんです。年に何回もくる私を、かならず昼でも夜でもごはんに連れて行ってくれるんです。お昼はぜったい外せないジャングルカレー!
http://www.njonline.jp/shop_vew/670?tab=top
ここのカレー、おいしすぎるので、しばらく普通のカレーが食べれなくなるほど。
さすが福岡。ソフトバンクホークスは外せません。
きたぜ!
あ~、にやけてしまう…
美しい… 九州営業になってわかったのですが、九州は飯がウマい! 山本さんにはウマい店とごはんをたくさん教えてもらいました。
営業マンって、悲しいこともあるんです。特に一人で1週間の出張は寂しいもんです。一人でビジネスホテルの部屋でコンビニやドラッグストアの安いおにぎり喰ってねるなんてこともざら。長い旅路をやってきて、営業がうまくいかなかった日なんて、部屋で缶ビールを飲んでいると落ち込みが半端ない。
そんなとき、山本さんのこのやさしさが身に染みるんです。そして気づけば言いなりになっているような気がする(笑)
でも、ヒトとの出会いを大事にする社長さんて、やはり周りに強い味方をたくさん持っている人が多い。山本さんの販売している商品はどれも近所の鉄工所さんや提携工場が多く、当社も耳を疑うようなややこしい部品などを、快く作ってもらっている姿を見ると、山本さんという人の魅力のスゴサが良くわかります。
当社はJAWS山本という会社には色んな商品開発情報や、商品制作のやり取り、今後の新車種の対応など相談事がどんどん増えており、今回はJB23ジムニーと、新型ジムニーの打ち合わせが残っていますので、今週、もう一度訪問することになりそうです。
さて、明日は鹿児島、宮崎!