2018年、営業日は残すところ数日。地元関西の挨拶廻り。まずはバランスオートさん。
偶然ですが、昔、隣のキックボクシング道場の門下生でした。今はアラフィフ、プヨプヨおじさんッス。
現場主任のイッチーさんのデモカーのFT86。
バランスオートの社員のデモカーですから、ただの展示用ではありません。実践で戦えるレベルにあるのがサスガ。
踏めないような車はダメ、という基本コンセプトをおもちですから。
どの角度からも絵になります。機能満載でタイムアタックやドリフトの大会に出場するクルマが持つ機能美や、コンテストで魅せるためのアイデアとコストが満載されたコンテスト車両のボディビルド的な美しさ、といったものとは異質。
シンプルなのに派手。魅せる造りなのに速い。似たような造形あるようで、無い。ドレスアップでも、チューニングでもなく、ジャンルをはみ出した、型にはまらないクルマ造りをするのがバランスオート。
代表の山崎さんには、当社の足廻りの部品の目利きをお願いすることが良くあります。理由は、山崎さん自身が世界的に有名な日本のサスペンションメーカーで長年、開発の中心にあった人だからです。当社製品を、ショップやユーザー目線からだけでなく、同業者、設計者の立場からも評価してもらっています。
今日は、来年のトレンド予想をお伺いしました。
「ボク自身はバランスは駆け込み寺だという認識でなんでも対応しますからねえ。トレンドといわれてもなあ」
確かに、マイナー車、欧州車ユーザーの人気も高いですよねえ。そりゃそうだ、どんなクルマが来たって、自分でサスペンション設計して作ってしまうんだから…
今年のこの業界の印象は?
「マツダのCX-5をはじめとするSUV人気を感じたことですね。また、ローダウンが多かったSUVですが、リフトアップの要望も増えてきました。元々、ヴァンガードやスバルXVなどのリフトアップもやっていましたので、来年は、ナニかデモカー作ってみようかと考えています」
「それと、リフトアップが流行っている理由に近いのかもしれないけど、エアサスのリクエストが増えてますね。」
どういう理由ですか?
「車高を下げると、当然、路面が荒れているところはNGになります。最近は、都会に繰り出すだけでなく、山や海でのレジャーが人気。そういう場所にも、自分の納得する形になった愛車で行きたいもの。となると、物理面で車高を上げる必要があり、エアサスとリフトアップが強く支持されはじめたのでは、と思っています」
「うちは、AIR FORCEさんに信頼を置いており、おススメしています。エアサスはトラブルが出ると最悪の場合走行が難しくなるので、信頼性が重要」
http://www.airforce-sus.jp/product-lineup/
「高額になりますが、配線、配管が最小限になっている遠隔操作タイプは、トラブルが減り、発生した際も特定や対応がより速くなります。もちろん昔から人気のスタンダードタイプも、過去と比べて信頼性はグンと上がっています」
リフトアップが人気というのではなく、ドレスアップしたクルマで目的地に行きたい、そういう視点なのですね。勉強になります。当社は現在、軽自動車中心にリフトアップキットを製造販売していますが、来年は乗用車にもトライすべきですね。そういえば、ジムニーやハスラーの影に隠れがちですが、当社では唯一の乗用車であるXBEEのパーツも予想以上に反響がありました。
さて、お次は44Gさん。
え… この緑のマシン、東京オートサロンに出展するやつだよね…(汗)正月明けのサロンって、残り2週間強だけど…
「余裕ッスよ、その程度の修羅場、過去に何度もくぐりぬけてるっす。」
と、干支のポージングをとってくれましたが…鳥は去年の干支っす…(汗) 今年はイヌですよ… ちなみに来年はイノシシ… 重傷のようです。
今日の打ち合わせはコレ。
S660用スマホホルダーの最終サンプル。
こうやってみれば、純正レベル。
S660の純正ナビの位置に装着。ナビが6インチで、このスマホホルダーも6インチはOK。おそらくIPHONE XS MAXの6.5インチもいけるはず。
これだけスマホやタブレットが溢れ、便利になったのに、車種専用のホルダーは、ほぼゼロ。皆さん汎用品で装着されていますが、見栄えも悪いし、S660のように限られたスペースになると、取付そのものも大変。
当社の取引先のショップ様から、
「S660のドリンクホルダーとか収納スペースつくれませんか?」
とリクエストがあり始まった企画。
シュピーゲルさんからクルマを借りてドリンクホルダーを作っていたら、ヨシタクさんから提案のあったスマホホルダー。提案してくれたショップ様、ヨシタクさん、シュピーゲルさん、当社のカルテット共同作品。東京オートサロンの44Gのブースでお披露目されます!
いつもは明るく元気に京都老舗旅館の女将スタイルで手を振ってくれるヨシタクさんですが、心なしか病んで見えます(笑)。
そりゃそうです、体力的に相当きついはず。日本全国イベントで飛び回り、THE CARSとして一般自動車整備業務をしながらS660専門店を運営し、東京オートサロンの準備をしながら、生まれたばかりのカワイイこどもさんと家族へのサービス。ときどきホモダチへんみ部長ともからむ…
来年の意気込みを聞こうかと思いましたが、今の心境は、「行動あるのみっていうか、サロン間に合うかしら?」でしょう…
サスガに師走の年末。訪問したFLATWELLさん、イーカスタムさん、M-STYLLEさんをはじめ、どこもドタバタで。私もクリスマスイブから九州に営業に向かいます!貧乏暇なしイボ痔ありの営業マンは、2018年も、最後の最後まで休みとカネがありませんでした。