当社には台湾、韓国、タイランド、そしてアメリカにお取引先があります。
ただ、日本のマーケットを重視しており、ミニバン、軽自動車などの日本市場独特のパーツ開発がが多くなり、スポーツカー重視の海外マーケットからは、最近、疎遠でした。
そんな海外のお取引先の第一号は、アメリカでした。
https://www.facebook.com/USASilkroad/?hc_location=ufi
こんなフェイスブックとかも作ってくれてたんですね(更新してませんけど(怒))
さて、取引のきっかけはアメリカのインテックレーシングという会社からのオファーでした。
「アメリカで代理店をさせてほしい」
インテックレーシング代表のローレンス君。
彼のエネルギーにはいつも圧倒されます。クルマが好き、チューニングが好き、日本車が好き、日本人が好き、和牛が好き(笑)、そして常に愛に溢れています。電話するといつも「I LOVE YOU!」と叫んでくれます(笑)
ドリフト人気が海外で火が付き始める直前からそのブレイクを予測し、速い段階から全米でも注目されるクルマ作りやドライバーをスカウトしていました。先見性とフットワークの軽さが彼の魅力。
シルクロードUSAは、当社とは資本関係には無く、どんな活動をしていたのかはあまり知りませんでした。アメリカから時々届く写真や雑誌を見て、びっくりさせられることが多かったです。
アメリカの有名雑誌でも時々取り上げられていたようです。
もう15年くらい前の話です。
懐かしい…
おや?このエアロとRUN FREEってまさか、チャンプ山下さんとも交流あったんかいな!
http://www.run-free.com/parts/aero/ae86/ae86.htm
昔担当させていただいていたRUN FREEさん。D1全盛期当時の雑誌には山下さんがたくさん登場していました。恐らく購入にあたって、当社に対してと同様、いきなり電話したのでしょうね。
「アナタノスタイル、グレートダヨ!USAハ、ダイスキ!オレニモワケテ!」
しばらく疎遠になっていた彼と、今年のオートサロン会場でばったり出くわしたとき、彼の口から、相変わらずびっくりするようなビッグネームやクルマの映画関係の話などが出ていて、世界の最先端アメリカの華やかな世界で活躍する様相がちょっぴり羨ましくありました。
久しぶりに彼のHPを覗くとカッコイイクルマが一杯。
オートサロンの立ち話で、ワタシの意見として、日本のスポーツカーマーケットが厳しいことを説明しました。一部の熱狂ファンは変わらずいるけれど、中古車のベース車両が激減して高額化。新たに販売開始のシビックTYPE-R、スープラなどはどれもプライスがスーパー。昔のように気軽に楽しめる雰囲気ではない。
実際、目の前のサロン会場でも、スポーツカーが減っているだろ、と伝えました。
そんな彼に言わせれば、
「何を言ってるんだよ、そんなこと言っているのは日本だけだョ。日本以外の世界は、今、JAPANESE SPORTS CARに狂ってんだよ!些細なことさ」
なるほど、視点が違う。
日本車、とりわけスポーツカーが世界的に熱烈支持を受けているのに、当の日本人であるワタシが、「若者のクルマ離れ」「スポーツカー不足」を嘆いている、滑稽な状態。
当社は日本のマーケットに根付いた会社であり、重視するのは日本のお客さま。海外での販売を重視したものを作る力があるなら、国内マーケットに全力を込めたいのです。だから世界的に見ればマイナーである軽自動車、リフトアップジャンルでも、全力で応える!、と、彼との久しぶりの再開と情報のおかげて、シルクロードの立ち位置を改めて確認できました。
小さな会社ですが、媚びたくない。揺るぎかけていた信念、方向性を取り戻したような感じです。
ふと、年初に出会った彼を想いだしたのは、2019年の後半戦が始まるからかも。
アフターパーツ業界、日本を取り巻く環境、価値観が急激に変化していることを感じる2019年。
コレを困難や面倒だと思うのではなく、その荒波をサーフィンしてやる気概で、「より速く、より安全に」+より楽しくなるようなパーツ開発をするぞ、と改めて奮起。ローレンス君に改めて、Thank you! & Silkroad is always trying to be a rolling stone! なのでした。