群馬パーツショーを見学してきました。
https://www.gtoyota.com/gps/2019/
予想以上の規模と内容の充実ぶりは圧巻でした。早速、イベントのご報告をさせていただきたいのですが、その前に…
今回、奈良から群馬に駆けつけた重要ミッションがあるんです。
屋外ブースの一角にいる…
ランクルで世界的に有名な…
京都オフロードセンター、KOCの代表、藤田社長。怖い!イカツイ!(笑)。
シルクロードの担当者とは30年以上のお付き合いですが、ワタシ個人はお会いするのは10年ぶりくらい。新人営業マンの頃、海外のお客様の希望で、訪問と見学をさせていただき、お世話になって以来。
同行のカワイ製作所の吉田社長と大人の儀式をすませるやいなや…
早速シートレールの相談。
セカンドシートへのアクセスを良くしたいとのリクエスト。
旧い車って、最近凄くカッコよく感じます。オシャレ。
奇をてらっていないエンジンルームですが、その美しさから、技術の高さと信頼性の高さがにじみでいています。ドバイの大富豪をも魅了する車作りは、ただ性能が高いだけでなく、耐久性があるからこそでしょう。
今日は、直接お会いして、お礼を伝えに来たのです。
ジムニーのパーツ開発に参入するに当たって、ジムニー専門店の中でも技術力の高さで有名な4x4IMPSさまをご紹介いただいたことです。
ジムニー業界の新参者としては、実力の高いプロショップから認めていただく事が商品の信頼に繋がります。IMPS様をご紹介いただけてとても助かったんです。ありがとうございます。
「関根さんは凄い。喜んでくれて嬉しい。でも、お前さん、ちょっと勘違いしとる。うちは昔、ジムニーやってたんや。その時に、リーフスプリングをコイルスプリング化したり、むちゃくちゃな依頼をしても対応してくれたんがシルクロードの石田さんや!」
え?このヒト?うちのセクションの初代工場長の石田さん???
ということは、うちの会社にもジムニーのDNAはあったんですねえ。
「ラリー、ダートラやっとって、レースもやっていて、モノづくりもできる。シルクロードという会社がジムニーの部品を作って、何がおかしいネン。もうちょっと、自分の会社のこと勉強しとけ!」
お話が楽しくて、上手で、ユーモアがあって、そして温かみを持った社長。
「紹介したIMPSの関根さんとボクは、偉そうには言いたくないけど、国内のジムニートライアルの創世記に関わらしてもらった戦友や。こまったら関根さんに聞いたらエエよ」
めっちゃカッコイイ。こんなチョイ悪おじさん、いやチョイ悪先輩になりたい…
と思って名札を見て吹きだしてしまいました(爆笑)。つくづく茶目っ気のある先輩。
小一時間、お話をしてくださっている間、実はランクルの購入希望者、試乗希望者が列を成していたのですが、「せっかくやから」と熱心にお付き合いくださいました!感謝です!!!お待たせした皆様、申し訳ありません。
室内ブース場はさらに大混雑… でも、もう1人、お会いすべきヒトが…
今回、このショーの存在を教えてくれて、見学を薦めてくれたキャナスの三角さん。
毎年、当社製品を出展してくれているんです。
このヒトもジムニー業界、ラリー業界に知人友人が多い。当然、先ほどのKOCさんとも昵懇の仲。
ジムニーのある部品のことで質問すると…
「彼に直接きけばいいじゃん!」
APIOさんの河野社長ともお友達。強引に店員さんに当社の質問をぶつけておしえてもらいました。質問したこちらは恥かしい…(笑)
「そういや関根さん、元気?」
そうなんです、KOCさんに紹介していただいたIMPSの関根社長と三角さんもお友達。業界ってやっぱり狭い。
実はこのパーツショーの後、IMPSさんの関根社長を訪ね…
新型ジムニー用の牽引フックの打ち合わせをさせてもらいました。
カワイ製作所の新製品、JB64純正バンパー用牽引フックの前後。
「純正バンパー用っていいね!うちはフロントの純正フックの一部をヒットしないようにカットしてあるけど大丈夫?」
や、その他色々なご提案や無理難題をいただき、嬉しさ全開の吉田社長(笑)
KOCの藤田さんやキャナスの三角さんの話はもちろんのこと、京都のフジムラオートさんともお友達で、
「フジムラさんて今、ロケットダンサーだけどさ、昔はジムニーをやっていて、その時はオフロードダンサーっていうブランドだったんだよ」
「トライアルを本気ではじめたくてさ、藤田さんと日本中でいろんなことやったよね」
「大手メーカーに飛び込みで商品開発をお願いしたときは、『負けてなるものか』って気迫で社長にまで直談判してさ、OKが出たときは嬉しさもあったけど、ホッとしたよね」
など、昔話に花が咲きました。
KOCの藤田社長とは友達というよりも、戦友であり、互いのことを凄く尊敬していることが伝わってきます。
ワタシ自身は努力、根性、人情や、アツい人間関係は苦手なタイプ。
けれども、ジムニーを通じて関わらせていただいた先輩方のお話は面白いだけでなく、車を超えた人間同士が本気でぶつかりあったからこそ生まれた信頼関係があり、それが最終的に商品開発やジムニー業界、オフロード業界の発展にも寄与されていることがわかり、ドラマを観ているような楽しさと心の高揚を感じました。
そっか~、シルクロードはラリー、ダートラに加えて、実際にジムニーに関わっていた時代があったんだなあ。開発会議でやたらと古参メンバーが盛り上がっていたのは、そういうことか。
重要ミッションが終了したので、群馬パーツショーをエンジョイしよっと…
って、あんた、エンジョイし過ぎ!
続く…