関西⇔九州の移動は阪九フェリー。
初めてのヒトは戸惑うかもしれませんが、実はかなり簡単。阪九フェリーは登録など不要で、ネット予約ができ、しかも前払いしなくても窓口での支払いも可能。日程変更、キャンセルなどもONLINEでできちゃいます。
https://mweb.han9f.co.jp/marinemateno.php
予約していれば、予約番号の記入のみでOK。ただし、車検証を忘れずに持参してください。
関西から九州へはさんふらわあ、名門大洋、宮崎フェリーなどもあります。一応、全部乗ったのですが、予約のしやすさ、船の設備と新しさ、価格で総合判断すると個人的には阪九を押します。ただ、北九州までです。ここから宮崎は遠いです。ワタシの場合はベテラン営業マンなので、北九州から宮崎なんて近いもんですが(笑)
クルマは受付事務所の前で待機。
時間が来ると、順番に乗船開始。
クルマごと船に乗り入れるというのは、何度経験しても、ワクワク。非日常的。
関西⇔北九州はおおよそ7~800キロもあります。フェリーだと、夕方乗船して翌早朝まで喰っちゃ寝してるだけでいい上に、ほどほどにお酒まで飲めちゃう。露天風呂まで楽しめます。
料金ですが、目安として、全長4メートル以下のコンパクトカーや軽自動車なら、完全個室とセットで17000円台。テレビもついてますし、クーラーも完備。何気に洗面台も助かる。サービスで歯ブラシと手ぬぐいまでついてます。安い!
ランクを下げて、カプセルルームにすれば、15000円台。上下2段ベッドになっています。雑魚寝に比べれば、恐ろしく快適。
高速代12000円とガソリン代5000円で、合計17000円。ほぼ同じ値段。長距離の運転は疲れますからね。
人数が増えると、部屋代が加算されるので、クルマ移動のほうが安くなりますが、運転手さんがバテバテになって不機嫌になって、居眠り運転したり、事故に巻き込まれるリスクを考えれば、こちらがおススメ。心豊かな時間を過ごせます。
昔のイメージとはうって変わり、非常にきれい。新造船だからでしょうね。
レストラン、売店、ゲームコーナー、時にはプチコンサートなど、施設設備も充実していますが、無料WI-FIが使い物にならないのがちょっとだけ不満。ロビーなどなら陸からの電波を捕まえるので、スマホはそれなりに使えます。
甲板にでれば、明石海峡大橋を下から覗いたり、夜は夜景も楽しめます。
でも一番の楽しみは大浴場。
空いた時間を狙っていきます…
ここもキレイです。ちなみに併設して、個室シャワールームがあり、24時間利用可能。
大浴場。
そうそう、注意点が一つ。バスタオルは売店で有料なので、持参することをおススメします。個室や1等室以外は、歯ブラシもありませんので。
露天風呂!
実は、無料サービスの「ゆったりステイ」を利用しています。出航前の受け付けで「ゆったりステイ」と伝えると、到着して下船が始まっても、そこから1時間半ほど船に滞在できます。ほぼ誰もいないことが多いので、こんなことができます。
朝6時に新門司に着岸です。営業に出てもどこも開店していませんからね。
九州はクルマで回ると色んな景色が楽しめます。
温泉街と噴出す硫黄と煙の大分県。
海、山、グルメタウンが充実の福岡県。
阿蘇山といえば熊本県。
モクモクと雄大な煙を吐き出す山が、ぽっかり海に浮かぶ鹿児島県。
個人的には長崎県、佐賀県は取引先無くて申し訳ないですが、有名な場所がたくさん。
そして、特に気に入っているのが宮崎県!
この青島ビーチの目の前にぽっかり浮かぶ島は、なんと神社。青島神社は歴史ある有名な神社で、巨人軍も必勝祈願に良く訪れていることで有名。
営業途中にふらりと寄ったときは、天候が悪く、波があらかったのですが、普段は、「日本のハワイ」の名の通り、美しいブルー一色の場所です。とにかく砂がキレイ!
そして青島ビーチまでわずか数十メートル、最高の立地にあるのが青島グランドホテル。巨人軍がキャンプでよく使っておられる老舗ホテル。
昔ながらの和室ですが、かなり広く、お風呂、トイレも別に備わっています。
平日料金は、1人6000円くらいからあります。小学生くらいまでなら子どもも一緒で8000円台で、朝食バイキングもついてきます。
圧巻なのは露天風呂。屋上に畳敷の露天風呂!
夕方ならば先ほどのビーチの夕焼けをみながら、夜ならば満点の星を仰ぎながら、開放感たっぷりの温泉を楽しめます。
長年営業マンをしていると、おいしいホテルや旅館探しのアンテナが鍛えられます。(仕事は?)
宮崎はどこもかしこも、車移動する人間が飽きない美しい景色が豊富。海、山、川、史跡がたくさんあります。
今回の営業では、熊本の阿蘇山も通過しました。あのワインディングロードをクルマで駆け抜けるのはほんとに気持ちが良い。
そうそう、阿蘇山での乗馬もおススメ!
特にエルパティオ乙姫さんは、初心者でも子どもさんでも安心。先生が超やさしくて、なおかつカッコイイ!
http://epr-r.com/otohime/about
雄大な阿蘇の山をみながら乗馬は優雅のひとこと。値段もリーズナブル。以前、ジャニーズタレントが出演する映画の撮影があったようで、祝日にはファンが結構やってくるそうなので、予約はしておいたほうが良いですね。
乗馬のあとは馬刺し…
可哀そうなのに美味い!馬刺しのレベルの高さは熊本は尋常ではありません。先ほどの乗馬クラブからわずか数分、
「阿蘇料理 ひめ路」さん
は最高でした。メニューが豊富でリーズナブル。でも馬刺しは絶対食べたほうが良いです。
九州は移動していると、色んな景色が現れます。
山、海、川、火山、休火山、そして都会…
史跡、遺跡、自社仏閣、世界遺産も豊富。ロケットの発射基地もあります。
特に宮崎は日本の初代天皇、神武天皇が生まれ、最終的に、当社シルクロードがある奈良県の橿原に都を築いたといわれてます。そのこともあって、奈良県の橿原神宮と、宮崎神宮は縁があり、互いにお祭りの際には交流があったりします。
高速道路だけでなく一般道も気持ち良いワインディングが多い。クルマが好きな方にはうってつけの場所、九州。
え?
「説明している内容と画像が一致していない」
ですって?ああ…すいません…景色の写真より美しく見えたもので…
え?
「営業いったフリして、ほとんど遊んでるだろ!?」
ですって?違います!クルマの部品ばっかりアップするよりも、おいしいものを紹介して、車で九州に移動してもらうことが、最終的にはクルマ文化の発展に寄与できる!そう思って、撮影を頑張っているだけです!遊んでいるなんて滅相も無い!
「おまえさん、まーたそんなウソついちょっかい!いつも、うちの店に来ては、ロクに商談もせずに、『宮崎の美味いもん食わしてください』っていっとろうが!」
いや、まあ、その…
「そうや!この間、宮崎新聞の朝刊におまえさんが青島ビーチではしゃいどる写真が載ってたっちゃ!あれ、会社に送りつけとくゾ!」
ギャー!
とにかく、魅力的です、九州…(汗)
今年は、外出控えて、お金を使わないような盆休み、夏休みになりそうだとニュースでありました。でも、車中泊も、環境的なものや、販売されているグッズのおかげで随分快適になりました。クルマの新しい利用方法のひとつ。お金をたくさんかけなくても、家族、友人で出かけて、食事や色んな体験を楽しめます。
ワタシ自身ヒッキーなので、じっとしているのも良いものですが、普段出かけることが少ないヒトには、是非、九州のクルマ旅、おススメします!