朝のニュースで大興奮!
大坂なおみ選手の勝利にではなく、あの行動に!
https://www.facebook.com/NaomiOsakaTennis/
完膚無きまでに徹底的に封じ込められ、完敗してボロボロと泣く、15歳のガウフ選手に、
「一緒にインタビュー受けましょう!」
と声をかけたなおみ選手。
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2019/09/01/kiji/20190901s00028000125000c.html
なおみ選手だって、まだ21歳!
プロの世界なんて、裏側は相当エグいはず。一試合ごとに、生活がかかり、知名度があがれば名声に加えて、一生がどうなるか大きく変わる。敗者のことなんて気にしている余裕はない。ましては相手はヴィーナス・ウイリアムズを撃破し、三回戦まで勝ちあがった超新星。
むしろ、将来を考えて、徹底的に強いプレッシャーを与えておくのが当たり前。その上であの行動…
若くして「女王」となり、周囲からチヤホヤされても、彼女は変わらず等身大の「なおみ」。21歳だけど、魂年齢は1000歳くらいなのでしょう…
シルクロードは奈良県磯城郡田原本町というところで、周辺にはたくさん田んぼがあります。
この季節、通勤時の光景をみると、
「実るほど、頭を垂れる稲穂かな」
という言葉が自然に浮かびます。
実は、好きじゃないことわざ。今の日本でのこのことわざは、意地悪く捉えると、「出る杭は打たれる」ともきこえてしまう… そもそも稲穂は偉そうにしないし…
なおみ選手の場合は、このことわざを飛び越えて、自然体。へりくだるとかではなく、等身大のありのままで、あの姿。
アメリカと日本の両方で生活した経験から、両国の根本的な思考の違いを生んでいるのは言語だと思っています。
日本語と比較すると、英語にはほとんど敬語がない。
高校で困ったのは、先生が「ボクを『マイケル』って呼んでくれ」、といったとき。
日本人DNAが騒ぎ出し、「ティーチャーマイケル」って口から飛び出し、爆笑されました。日本で先生のことを、「ケンジ」って、下の名前で呼び捨てなんかできないですよ。
また、日本人はすぐに年齢を知りたがります。それは相手の年齢によって言葉使い(敬語を使うかどうか)を変えるために。日本人は、普段からこの作業を無意識に行っていると、アメリカで気づきました。
敬語がほとんどないので、小学生に対しても、老人に対しても、上司に対しても、強いものにも、弱いものにも、身分、立場の差というものを、日本ほど感じません。日本のように、店員には偉そうに話す、なんてこともほぼありません。
加えて、キリスト教の影響もあります。人間はみんな神さまの子ども。お父さんも赤ちゃんも大統領も浮浪者も、みんな神さまの直接の子ども。だから、神さまの前に、みな平等。
なおみ選手は半分日本人の血が流れていますから、彼女を賞賛するときには、
「さすが日本人!」
といいたくなるのですが、これは彼女の育ったアメリカや、お父様側のハイチ人の感覚が大きいのではないかと思います。
ただ、ガウフ選手の気持ちを察したのは、日本人の感覚であれば嬉しいところ。
今朝のニュースを見て、久しぶりにアメリカに行きたくなりました。同じ空なのに、あちらは広々と感じるんです。
日本人は、時々悪いクセがでます。立場が弱い、低い相手に威圧的になるという面。「お客様は神さま」という大きな勘違いの行動、ベンツ、BMW、高級車に乗っていたら、他のクルマを威嚇する煽り運転。
そういう日本人の性格を分析した昔のヒトが、たしなめるつもりで稲をみて、あのことわざを作ったのかもしれません。たしなめるためのことわざだから、なおみさんには当てはまらないんですね。
ワタシ?大丈夫です、高級車もお金も地位も名誉ももっておらず、歳を食っただけ(笑)
ホントに、今朝のなおみ選手の行動には、自分自身も救われたような、心が洗われたような気持ちになりました。世の中すてたもんジャない!
夏が終わりました。いよいよ秋が始ります。2019年、最終コーナー!