海外から輸入したJB64のルーフキャリアとラダーのサンプルを早速装着してみました。
カッコイイジャン!ちゃんと装着できてるし!
イイ!
雰囲気が一気に変わった!早く売りたい!
「う~ん、実はすんなり装着できたわけじゃなないんや。問題点がいくつかある。」
「ルーフキャリアは、ステーの穴位置がおかしくてな。穴の空けなおし修正が必要やったんや。」
「ラダーも取り付けブラケットがこんな状態」
「角度もおかしくて、ボディとステーがヒットする可能性がある。こちらで作り直したほうがはやいかもな」
「というのも、セオリー的には右側に装着するんやけど、スペアタイヤのサイズによっては、相当右よりに装着することになり、ドアを開けたときに、ボディとラダーがヒットして、ボディがへこんだり、傷ついたりする可能性がある」
「これはアルミで軽いので、ドアを開けた際にもヒンジにダメージがほとんどないから、左側装着用のステーをこちらで作ったらええかもな」
当社は工場があるので、加工は可能ですが、これを販売したとき、お客様で対応するのはハードルが高い。ショップ様だって、対応できたとしても、装着や加工に時間がかかれば、工賃となって跳ね返ってきます。
海外製が決してダメということではありません。もし、当社がルーフキャリアやラダーを自社製、もしくは国内で委託製造すれば、海外製の倍以上になってしまいます。
車高調やサスペンションアームなどの安全に大きく関わる部品は、自社製に拘っていますが、そうでないなら安いほうがいいし、海外製でも、ほんのちょっとした部分を改良して上げれば、素晴らしい商品になります。
ちなみにルーフキャリアは、もし販売となれば、4~5万の定価。ラダーも2~3万円という破格。もちろん、当社で細かい対応チェックしたものです。
海外に行くと気付くのですが、日本人の常識=世界の常識ではありません。
日本人は、良くも悪くも「クレーマー」。世界では普通の商品でも、日本人からすれば、「これは不良品」となる場合が多いのです。
当社はアジア、欧米にもルートがあり、色んな人たちや会社と交流した経験を活かし、価格的に魅力的な海外製品を、極力日本人の感覚にあわせる調整を施すようにしています。日本人と外国の常識のギャップを埋める作業です。
最近はアマゾンを中心に、海外製品を入手することが容易になりましたが、そういう対応をしているところは、まだまだ少なく感じています。
ワタシは外国の人たち、そして現地の料理をこよなく愛しており、日本人が良く口にする、
「だから外国製はだめなんだ」
という言葉を聞くと、なんだか自分も否定されているようでつらい。
それに、日本もウカウカしてられないくらい、海外勢の進化も著しい。いつまでも、「日本がベスト」「日本のモノづくりがベスト」と思っているなら、それは世界を知らなさすぎると思います。
今回のラダー、キャリアも、なんとか販売までこぎつけるように頑張ります。
(そしたら、海外の仕事という名目で、グルメとビールがまっている)
そうそう、ジムニーパーツはあと数点開発予定です。
サイド出しマフラーはメイドインJAPAN。取り付けが一発で決まるのは、やっぱりラクだな。
ダイハツロッキー、新型ハスラーの入庫予定も決まりつつあり、年末に向けて超忙しくなってきました!