最近、関東、九州海外の連続出張だったので、年末はお留守だったホームグランド、関西。
キノクニエンタープライズさんに到着。
https://www.kinokuni-e.com/index
2週間後には東京オートサロン出展ですが、仕事が速い!
出展準備完了とのことでした。
年末ですが、挨拶廻りなんて生ぬるい話はしません。
沖さんから提案いただいた、新型のクーリングクッションの打合せ。
詳しいことは次回報告しますが、従来のクーリングクッションはシガーソケットからの給電。
今回の新タイプはモバイルバッテリー対応のUSB給電式。
「ささいな変化に思うかもしれませんが、これで、使用できる場面がぐっと増えますよ!」
来年の夏には販売開始なので、今から仕込みをはじめないといけません。ちなみに、キノクニさんではオートサロンでも一部発表されますが、今回のクーリングクッションの上位品に当たるようなものを次々と展開される予定。
今度はファインオートさん。
http://www.fine-auto-service.com/company/index.html
起業されてまもなく訪問した頃は、シャッターガレージでの営業。
今では一国一城の主。それどころか、海外にまで法人を持つグループ企業になりつつあります。
年末、最後に爆裂ヒット商品をいただきました。
AE86のウインカー。
年末に販売したら、いきなり50セット以上、その日に売れてしまった…あざっす!
今回、3UPさんのリクエストで、シルビアのロアアームの補修品を相談しましたが、あっという間に入手ルートを見つけてくれました。グッドニュースが新年早々飛び出すかもしれません。旧車、希少車の部品で困ったら、やっぱりファインさん。
お次は、昔担当をさせていただいていた、グランドスラムGTRグループの、ジェネシスさんとラバーソウルさん。
担当時代、色んな勉強をさせてもらったこともあり、売上げに関係なく、時々訪問させてもらっています。
ラバーソウルは、ハコスカ、ケンメリ、S30Zなどを主とするお店。
そして、こちらはDR30専門店、ジェネシスの新出代表。
すさまじい量のDR30ストック。
相変わらずアイデアマンなので、面白いことを考えています。普通、旧車ショップといわれると、
「頑固」「オリジナルを大切にする」「変化をきらう」
というイメージですが、真逆。勉強になります。
おなじみバランスオートさん。
代表の山崎さんには、サスペンションの相談をさせてもらうことが多いのですが、今回はAUDI用のアーム共同開発が決定。
来年早々から、クルマをお借りして、開発が始まります。
新たに入庫したFT86。
以前、お客さんがバランスで作ったクルマだそうですが、乗り換えることになり、引き取ったそうです。
これを、山崎代表の色に、時間をかけてデモカーとしてつくりなおすプロジェクトがスタート。
内装には、正規スパルコの車検対応のR100のリクライニングシートやステアリングなどが装着されます。
試験販売の貴重な品を装着して、こちらも来年、レポートを開始予定。
来年も、色々相談ごとが増えそうです。
カワイ製作所様には、特に今月、たくさん納品いただきました。
ほぼ週4ペースで、一回の納品で、最低でも10本以上ののタワーバーが上がってきます。
今月だけで、●●●本は出荷させていただきました。しかもOEM品は別。その上、カワイ製作所は当然、他社にももっと納品されておられます。一体、ひと月にどれだけの製造能力があるんだろう…
驚くべきは、すべて受注生産であること。ばらばらの車種を、一つずつ、短期間で量産できるシステムを構築されていることは、同じものづくりをする会社として脅威。しかも、シートレールと牽引フックも販売されているのですから。
最後に44Gに到着したものの、人の気配が無い。
新しく作った待合室に設置した、シュミレーターに没頭するヨシタクさんを発見!
殺意むき出しで背後に潜んでいたのに、気づいてもらうのに10分くらいかかりました(笑)
自然と会話が、今年一年の振り返りになりました。
ヨシタクさんはS660の誕生と同時に44Gを起業。長年の自動車販売と修理、レースの経験があり、とにかく発想が柔軟。良い意味でこの業界に染まっていないので、考え方は私からすれば非常に刺激的。
この2つの製品が、2019年における当社と、44Gさんを象徴するアイテム。
ゴリマウをつくろうとしていたヨシタクさんの存在が非常に大きい一年でした。
当社は、どこかで決め付けていたかもしれません、お客さんが望むものは、「コレだろ?」と。
S660なら、ストイックな部品、タイムにつながる部品を作ることが重要だと思っていた当社にとっては、ゴリマウをつくるという話に当初仰天しました。
専門店が、そういう商品を熱心に作ろうとしたことは、新鮮で驚き。当社が内装パーツに手を出す上で、大きなヒントになりました。
今年は色んな意味でアフターパーツ業界の転換期の始まりだったように思うのです。
安いスポーツカーが海外に大量流出し、手軽な遊べるスポーツカーが激減。現存するスポーツカーの多くが旧車、ネオ旧車の域に入り、維持費がかさむ。なのに新しいスポーツカーはほとんど発売されない。
軽自動車人気、ジムニーなどのSUV、クロカンブームが起きたと思ったのに、過去とは違うお客さんのニーズに戸惑う。
車業界ではわかりやすい、「流行」が消滅したのが、この2019年だったように思うのです。
やもすると、会社としての方向性、行き先を見失ってもおかしくなかった状況で、当社が進むべき道をなんとか探り宛あてられたのは、ここに登場したショップ、メーカー様、そして全国のお取引先みなさまとのお付き合いが、海図と羅針盤となってくれたおかげ。
2020年の方向性は、すでに定まっています。
そういう意味で、2020年の東京オートサロンは、当社が思い描いている方向性、そして他のメーカー、ショップ様が描いているものと、どこまで同じなのか、どこが違うのか、今からとてもワクワクしています。
いつも最後まで、業者の人間でも丁寧に見送るヨシタクさん。
商売でも、人間性が大切であることを、いつも教わっているように思えます。
商売の前に、ヒトありき、という姿勢。
お客様は神様、というのはある意味、不正解。本来、ヒト同士。同じ立場。だからこそ、良い商品がつくれるんです。
まだですよ。
当社は本日、営業は表向きやっていませんが、開発会議があります。
年末最後まで、色んな新製品、激論を交わして、
皆様に、
「より速く、より安全に。そしてより楽しく」なるようなパーツをお届けできるように頑張ります。
ブログも、年内、まだアップします。
お伝えしたいこと、紹介したい商品が溜まりすぎて、消化不良なんです!
2019年も最後までお付き合い、どうぞよろしくお願いいたします。