新型ハスラー リフトアップキット by hustlife@AB富山グループ (MR52/92)

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MR52 ハスラー 4WD リフトアップキット with ミックコーポレーション(MASH)


hustlife西谷さまより、新型ハスラーリフトアップキットの試作品、装着レポートが届きました!

https://minkara.carview.co.jp/userid/1334131/blog/38133571/

ふむふむ、これがノーマル車高状態なんですね。

新型ハスラーは初代キープコンセプトで、スクエアボディを強調したことで先代より大きく見えます。が、車高は控えめで、せっかくのSUVルックが少しもったいない…

リフトアップキット装着後を見ると…

ちょい上げですが、がらりと雰囲気が変わりました!

最近発売されたSUVの多くは本格クロカンではなく、日常性を重視。なので乗り降りの負担軽減を考慮されているようで、車高は乗用車と変わりません。本来、デザイナーさんは車高を高くイメージデッサンしていたはず!

量産化の段階でそれが調整されたんだ!だからチョイ上げ状態が本来の姿!(という妄想が暴走)。

フロントはアッパーマウントとスプリングの間にスペーサーを挿入。

純正ショックアブソーバー、純正コイルスプリングはそのままなので、乗り心地や耐久性は純正に準じます。

リアは調整可能なスペーサー。

グレード、装備、積載量によって車両ごとに固体差がでても、有る程度バランス調整できます。

フルキット、定価¥29,800(税別)。

リフトアップ量は2WD、4WDで異なります。詳細はウェブカタログをご覧ください。

http://www.silkroad-jp.com/home/portfolio-2/suspension/project-liftup-1

車検(継続検査)時に記載変更等も不要になる車高変化量、±40mm以内にセッティングできるようにしております。(あくまで純正タイヤホイルでの検証)

ロッキーやジムニーは新規開発で半年近くかかりましたが、新型ハスラーは過去に製作したリフトアップキットの組合せだったので、開発時間がかからず助かりました。

とはいえ、それは2WD、4WDの車両をご用意いただいた上、取り付け確認をしてくださったhustlifeさまのおかげ。

プロとしての技術、経験、知識をおもちなので、安心してテストをお任せ出来ます。

担当の西谷様とは不思議なご縁。

ハスラートータルミーティングでお声がけ下さったのがキッカケですが、何十年も前から共通の知人やお取引先があったのです。

人との縁は大切にすべきだと実感させられました。

クルマとの出会いも縁です。初代ハスラーとの出会いが、現在のリフトアップキットのコンセプトを生み出しました。

従来、本格的なオフロード/悪路用、もしくはモンスタークラスに車高を上げるためのもの、というイメージのリフトアップ。しかし、ハスラーの主たる走行シーンは日常。無理に車高を上げず、快適性の維持を第1に考えました。

結果、”チョイ上げ” ”快速通勤仕様” ”記載変更なしの車検対応”、というキットが完成。当初、全く売れませんでした。ただ、徐々にコンセプトをご理解いただけるようになり、現在、当社のすべてのリフトアップキットのコンセプトの原型になっています。

ご縁といえば、40年のお付き合いとなるカワイ製作所さま。

GW明け2日目の金曜日にJB64ジムニーをお借りしに行きました。

「ええとこに来たな、ロッキー/ライズの補強パーツが完成したゾ」

「フロントのロアアームバー2点が完成。センターはもう少し時間がかかるな」

ロッキー、ライズはダウンサイジングターボ。

ハッチスポーツばりのパワーの持ち主ですから、ボディ剛性UPパーツの存在は嬉しい!

ワタシがシルクロードに入社した20年前は、

「スポーツカーじゃ無いクルマにこんなものはイラん!そしてスポーツカーはFRのみ!」

なんて言う人が多かった時代。

カワイ製作所さまはそういう概念にとらわれず、出来るだけ幅広いユーザーに、ボディ剛性を上げる喜びを知ってもらいたいとたくさんの車種に対応してこられました。

その結果が、総数、数千超となるシートレール、牽引フック、補強パーツのジグ。この光景が工場内に延延続いています。

ひとつの車にシートレール、牽引フック、補強パーツ数点のジグが必要で、40年間に開発された車種はゆうに500を超えています。

「え?在庫ないんですか?受注生産で1~2週間も?」

という声もありますが、すべての商品を1つ在庫するだけでも超巨大倉庫が必要になります。そうなると、販売が見込めない車種はカタログ落ちさせるのが通常。でも、クルマ好きの人たちの会社なので、多くのユーザーに喜んでもらいたいと、効率の悪いマイナー車も廃盤にせず、対応し続けておられます。

GW前に大量納品いただいたので、さすがに何も無いだろうと思っていたら…

「悪いな、今日は少ないぞ」

いやいや…(汗)今日の納品内容をざっと見ても、

デリカD5、モビリオスパイク、FIAT500,ミラ、コペン、アルト、タント、クロスビー、ヴェロッサ、トゥデイ、N-ONE、サンバー、プジョー206、ハコスカ、ケンメリ、S30Z、

非常にバラエティに富んでいます。都度、ジグをひっぱり出しては対応してくださっていることに感謝です。

ものづくりの裏側や事情ををあまり披露すべきではないかもしれません。

でも、利益を得るためだけでなく、クルマ好がきでユーザー様の喜ぶ声が聞きたい、そんな純粋な気持を持った方々に支えられて製品を開発していることをお伝えしたく、このブログをはじめました。

今回のhustlifeさまも当社の開発を善意でお手伝してくださっています。

「こういうリフトアップ方式を待っていたんですよ!これなら幅広いユーザーにリフトアップやキャンピング、そしてクルマの楽しさを知ってもらえますから!困ったことがあれば相談してください!」

仕事は報酬のためにあります。

でも、お金のためだけに働くわけではないと心理学の講義で教わりました。

同じ報酬金額を渡し、何もせずに待機させたグループ、一定の仕事を与えたグループに分けると、双方に大きな心理変化が生じた実験があったそうです。

人間は労働することで社会と繋がり、他人の役にたつことに幸福感を得ている、と言うものでした。

コロナで失業者の増加が問題になっています。

国の援助金の対応にメディアが噛み付いています。確かに、金銭で切羽詰っている場面においてとても大切。でも、ワタシはその先がもっと怖いと思っています。援助金を得ても仕事が無い状態で生活していると、自分を無価値に感じたり、社会との接点が無くなり孤独感に苦しめられます。物理的なものよりももっと苦しいモノ。

幸い、ワタシは昔から貧乏ヒマ無し。

愛車のハイゼットカーゴでお取引先さまと商談し、商品を納品し、会社の会議で同僚と言い争い、家に帰ってストロングチューハイ片手にアニメ付けっぱなしで寝落ちしている日々が幸せ。

ガソリン価格がGW明けも109円なだけでも幸せ(笑)

貯金が無くても、美女に囲まれなくても、高級車に乗れなくても、億ションに住めなくても、過去それを残念に思ったり、悔しく思ったことはありません。ラーメンとチューハイと仕事さえあれば十分幸せ。

さあ、土曜の会議!

クルマおたくたちとのバトルの時間だ!

これまた幸せな時間。

 

 

 

7件のコメント

  1. 青山です。すいませんメンバーダウンを間違えてました。ちゃんと調べてから質問いたします。素人無知で質問してしまい申し訳ありませんでした。

  2. 早々の回答ありがとうございます。スペーサー3枚入れるのにあたり他社の製品ですがストラット延長ボルトを一緒に付けても意味は無いですか?他社の製品は言いにくいと思いますが無知で申し訳ありませんが教えて頂けたら幸いです。

    1. 青山さま

      お問い合わせありがとうございます。

      延長ボルト自体の強度や仕様については当社は製造販売しておりませんので解答できる立場にございません。
      申し訳ございません。

      当社としてはあくまで純正ショックに装着する商品として開発いたしました。
      ご理解をいただければ幸いです。

      リフトアップは奥が深いですね。
      フロントストラットのボルトを延長するというのはワタシ個人は発想しておりませんでした。
      (他の社員は存じているものも居ました)
      色んな方法をみなさん試行錯誤されているんですね。

      無知なんておっしゃらないでください。
      むしろ大変勉強になりました。

      ご要望にお答えできず申し訳ございません。

    2. 本当に詳しく色々教えて頂きありがとうございました!たびたびすいませんが、メンバーダウンってどうなんでしょうか?4インチアップなどにはセットに含まれてるみたいなんですが4cmアップの基準内で弄りたい方も沢山いると思います。1.5インチアップに付けて良いなら自分なんて値段しだいですが、すぐに買ってしまいそうです。単品販売は難しいのですかね?何回も聞いてすいませんが教えて頂けたら嬉しいです。

    3. 青山様

      返信遅くなって申し訳ないです。
      コメントくださったことをアラートする機能が死んでおります。
      他のコメントも含めて、返信がおそくなっていたようです、申し訳ありません。

      お問い合わせのメンバーに手を加えることの是非は当社では判断が付かないです。
      特にハスラーではその手法を考慮しておりませんでした。

      単品販売とは、どの商品のことでしょうか?
      教えていただければ確認いたします。

      当社では現時点では4インチは考慮しておりません。
      というのも、特に駆動系を中心にダメージが大きく、対策品を作るとキット価格がかなり高騰したり、車検の対策が大変になるという理由です。
      もちろん、当社は幅広いお客さまに商品提供することが多いということもあります。
      一部のプロショップ様で技術があるところは、そういった対策をした製品を販売されております。
      装着したことが無いので、他社さまのキットの評価は出来ません。

      当社でも裏メニューで、特定の信頼関係のあるお店さまに、非常に尖った車高調や部品をOEM生産することはあります。
      けれど、専門家ではない当社がカタログモデルとして販売することは難しいと思っております。

      回答になったかどうかはわかりませんが、メンバーダウン、という商品は取り扱っておらず、販売もしておりません。

      よろしくお願いいたします。

      PS それにしても、ハスラーへのアツい想いが伝わってきます。いい車です、初代ハスラー!

  3. ハスラー41sターボに乗ってます。御社のリフトアップパーツで前27mmアップしてます。スペーサー3枚入れて39mmにしたいのですが、1.5インチアップしてる人や詳しい写真や情報がありません。ドライブシャフトに相当な負担かかりますか?ブーツがすぐに破けたりしませんか?教え頂けたら嬉しいです。宜しくお願いします。

    1. 青山さま

      お問い合わせありがとうございます。
      また弊社製品をご利用いただきありがとうございます。

      〇ドライブシャフトへの負担
      結論としては、ゼロではありませんが、リフトアップ量は自動車メーカーの想定可動範囲内なので、最小限という判断です。
      ブーツ破れもこのキット単体では起きえないとい判断しております。

      運転されていると、路面の変化で常に車高は上下して変化しています。
      車高調パーツを付けていなくても、普段からクルマは車高変化をしています。
      ですので、アームやドライブシャフト、駆動部品も、想定している車高変化内では十分な強度を保てるよう設計されています。

      当社のリフトアップキットは、純正ショックアブソーバーとスプリングをそのまま使いますが、つまりそれは自動車メーカーの想定可動域内に収まるということになります。

      もちろん、常時3~40mmストロークした状態であるので、ゼロとは断言できませんが、影響はかなり薄いと思われます。

      青山さまのご懸念は大変良く理解出来ます。というのも、当社もリフトアップキットスタート時は、見た目のインパクトが強い、2インチ、3インチ以上のものを予定しておりました。
      けれど、純正ショックアブソーバーの可動域を超えたものを設定すると、アーム類、ドライブシャフト、駆動系へのダメージから、対策品なども必要となり、高額になったり、車検が大変になったり、クルマの寿命への懸念が生まれました。車検時に記載変更等も不要で、クルマへのダメージが最小限を考慮した結果が、40mm以内のリフトアップというコンセプトです。

      〇画像
      追加スペーサーではないのですが、リフトアップスプリングに当社キットを組み合わせて35mm前後くらいに上げた画像がございました。
      http://silkroad-jp.com/wpblog/2019/05/07/hustlertotalmeeting-2/
      当社の開発車両であった、ミックコーポレーションさまのハスラーです。
      追加スペーサーを設定していなかった時代で、もう少し車高をあげるために、ミックさんのオリジナルリフトアップスプリングと組み合わせておられました。
      タイヤの外径もかわっているので、車高がさらにあがっているけれど、フェンダーの懐が狭くなっており、あくまで参考となります。

      〇注意点
      計算上、ストラットサスペンションは、レバー比が1対1。つまり、10mmスペーサーを入れると、10mm車高があがります。
      ところが、この車両は固体差、リアの車高との関係、グレードによってそうならない場合があります。
      一定の高さを超えると、スペーサーをいれてもほとんど変化しないケースもございますので、ご理解いただければ幸いです。

      追加スペーサー装着については、純正スプリングをさらに圧縮するのが大変です。
      油圧コンプレッサーなどの機器があるお店でお願いするほうが良いかもしれません。

      乗り心地も多少悪化する可能性を考慮ください
      理由は純正ショックアブソーバーのストロークが減るからです。

      以上です。
      拙い説明で申し訳ございません。

      初代ハスラーは当社のリフトアップキットの基本コンセプトを生み出してくれた車両です。
      過去リフトアップというのはは驚くほど車高を上げたり、ストロークをたっぷりとって、悪路や岩を登るためのものでした。
      ハスラーのキットを開発するとき、日常性を重視すべきと判断し、ちょっとだけ車高を上げ、視界を良くし、レジャーやキャンプ場へのアクセス力を上げながらも、日常運転する一般道での走行性能を落とさない、リフトアップ量40mm、純正ショック、スプリングを極力活かすこととなりました。

      当時としては異端な手法で販売が不安でしたが、初代ハスラーユーザーの方々に購入いただき、その後、多くの車種に同じコンセプトでリフトアップキットを製作出来るようになりました。

      その初代ハスラーに当社製品を購入いただき、本当に感謝しております。

      どうぞよろしくお願いいたします。

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