絵面が地味なマフラーゴム。
http://www.silkroad-jp.com/home/portfolio-2/exhaust/ex_mgom
でも、超ロングセラー。
今日は、JAWS山本さんから「20個ほど送っといてください」とご注文。
大人気ワンオフマフラーでご利用いただいているそうです。
30年近く昔には色んな種類がありましたが、その後、何種類かの形状を合体させ、マルチに使えるよう改良いたしました。
ここに掲載されている車種以外にも使えます。
トヨタ、日産、ホンダ、三菱、スバル、スズキ、ダイハツ、マツダで多くのサイズに合わせたものになっている優れもの。
こちらはアメリカの政府機関にも認定を受けているX-TECH。
http://www.silkroad-jp.com/home/portfolio-2/chemical/cemi_x-tech
正規輸入代理店のアルファマスターズの社長と当社の代表は40年近い関係。
GT300でも活躍。
日進月歩のケミカル製品ですから販売年数は長くとも、中身は進化し続けています。
ちなみに、実演で確実に驚いてもらえるのは電動ドリルで金物に穴をあけるとき。X-TECHを数滴かけてやるとスムーズにきれいに穴が空くのでびっくりしてもらえます。
こちらも息の長い製品、グラスクロス。
http://www.silkroad-jp.com/html/pdf/gcloss.pdf
ホースや配線類を皮膜で覆い熱から保護するものです。
内装を取っ払って、エンジンルームの熱が伝わりやすくなったボディなどに貼ったりも出来ます。両面テープになっているので、施工が容易になります。レーシングカーを作る専門店さまからの依頼が多い商品。
東京のオーディオ専門ショップ、ミストラルさまから随分昔からお分けいただいております。オーディオプロのセレクトアイテム。
実は20年以上前のバイト時代に、ミストラルさまを訪問させていただいたことがあります。
当時、当社に東京事務所がありました。景気の良い時代で研修同行でした、奈良の田舎育ちの初東京。華やかな銀座のそばのショップさまに連れて行かれ、オドオドした記憶が残っています。
優しい社長さまで「キミは営業向きだね」といってくださり驚きました。”営業職だけは絶対に無い”、と思っていたのに、その10年後、予言的中。
古いカタログ時代から販売が続く現役製品たち。
長く愛してもらえた理由は、幅広い汎用性だけでなく、類似する商品には無い利便性、安定性、性能があるのだと思います。
カタログをめくっていると、正社員になって初めて提案した新商品発見。初回ロットの短命に終わりました。
電話業務をしていた当時、レース関係のお客様から
「安いフルバケはレース中にでフレームがゆがむから運転しづらくて」
という声をいただいたのです。嬉しくて工場に掛け合って作ってもらったのですが失敗。お客様の情報は的確でしたが、今思えば使う側への熟慮が不十分だったと思います。
学生時代に出会った「守破離」という言葉が脳裏に浮かびます。
入社して数年、まだ会社のこと、クルマのこと、お客様のニーズを理解するという能力が未熟なまま、自分の存在を認めて欲しい一心で提案。会社や業界の「形」を覚える前の、ひとりよがりで「形無し」「型やぶり」な提案。
当時、せっかくいただいた貴重なご意見を活かせなかったことを、古いカタログをみて改めて反省。
今回紹介させていただいたロングセラーアイテムや、他にもいまだに長く販売されている商品は、単なる思い付きや偶然ではないと理解できるようになりました。そして日本では存在自体が嫌われている会議の大切さも。
当社での新商品会議では、営業と開発だけでなく、業務、経理、工場現場の代表者、そして時には外部の方にもお越しいただくのは、偏った視点で製品を作らないようにするため。
開発は、「コスト度外視!性能優先!」
経理は、「開発費を抑えろ」
業務は、「在庫と商品をむやみに増やすな」
工場は、「製造ロットを増やせ」
私たち営業マンは、「安くて高性能でロットは少なく、どこにも無い製品を至急シクヨロ!」
といって、毎回、全部署から総ツッコミが入っています(苦笑)
TVを観る時間が増えました。最近はにゃんぱく宣言のCMがお気に入り。
でも、このCMが増えているのはコロナ問題のせい。9年前の大震災のときも、「ぽぽぽぽーん」というCMが頻繁に流れていたことを思い出しました。
ワタシ自身もコロナ災害の当事者。そうなって始めて、福島の人たちの復興までの道のりの大変さ、絶望感、努力を実感し始めています。
以前から「がんばれ〇〇」という言葉は好きではありませんでした。どこか他人ごとのように響くからです。
そして、今こそ「がんばれ日本」という声が必要なのに、誰もそれを発しません、日本人全員が当事者になった途端に。TVやネットで流れるのは不平、不満、後悔、自暴自棄の言葉ばかり。
そんな今こそ「やってやろうじゃねえか!がんばれオレ!」でありたいものだと思っております。
非常時に、毎週毎週、新商品を開発し、ブログアップは不謹慎かも、と実は少し思っています。
でもそんな時だからこそ、とこの話を思い出します。
1999年、台湾の大震災に当社の代表が巻き込まれた時、危険を省みず友人の陳さんが安否確認してくれ、翌日には台湾の民間人の炊き出しや救助活動に感動しただけでなく、屋台やマッサージ店など可能な限り営業再開し、日常の風景を少しでも維持されると、すごくホッしたという話でした。
そうなんです、こんな時だからこそディンタイフォンで小龍包…
あ、いや、新商品の開発をやめるわけにはいきません。
あ、いや、やっぱり小龍包…
早く海外出張に行きタイ!