キット完成しました!▼
いよいよH200系ハイエースのリフトアップキットの開発がスタートしました。
リーフスプリングのテスト自体は3年前から開始していました。
乗り心地、レート、リフトアップ量のバランスの良い結果がなかなかでませんでした。
でも、本当のところは、ハイエースのリフトアップ需要よりも、発売直前の新型ジムニー、人気急上昇中の他の軽自動車リフトアップの要望が多かったので、開発優先順位を下げておりました。
リーフスプリングは交換そのものが車検NG。
ただし、純正リーフに一枚追加する、”増しリーフ”であれば、車検には抵触せず、手続き不要でOK。
すでに発売中のハイゼット、キャリーといった系トラック用増しリーフの人気の理由の一つ。
もう少し上げたい、と言うユーザーのために、シャックルを同時開発中。
当社が各車種リフトアップキットに参入するときに、もっとも注意をはらったことは、
「できるだけシンプルにわかりやすいキットにする」
と言うこと。
延長ブレーキホース、延長ブラケット、ロッキングエアホース、ステアリングダンパー、メンバーオフセット、メンバー上げ、etc…
プロショップさまでさえ「良くわからないから教えてくれ」という電話は決して少なくありません。
ユーザー様ならなおさらのこと。
ヒルクライムやトライアルなどの競技をする人と、普段乗るだけの人は必要とするものが違います。
当社のチョイアゲシリーズは、日常、仕事の場面で快適に使え、キット単体で完結する設定を心がけています。
そんな話をしていたら、「ローダウン用も作って欲しい」というお声もいただくようになりました。
ハイエースはフロントトーションバー、リアリーフスプリングという特殊な構造のため、ローダウンキットでも「どこまで何を購入すればよいかわかりにくい」という方もおられて当然。
ライトエースは、ラテラルロッドが発売開始。
チョイ下げキットは開発完了。リフトアップキットの製作が間もなくスタート。
デリカD5に乗っている社員かいるので、こちらも開発予定には入っています。
予定リストに載って3年、なかなか手を付けられていません。
開発って大変です。何も無いところから商品を作り出すのですから。
当社は開発はメインが2人。助っ人が2人。正直。クルマの構造とものづくりがわかっている人間は希少。
なので夜遅くまで開発を続けていることもあります。申し訳ないので、手伝いたいのは山々なのですが…
「気持ちだけもらっとくわ。お前、昔はスペアタイヤの交換すら怪しかったからな(笑)」
「でも、そういう人間の意見でお手軽リフトアップキットが生まれたんや。ハイエースも期待してくれよ」
クルマに詳しい人間が集まるシルクロードで、唯一、競技やチューニング経験の無いワタシの意見も、バカにせず会議で取り入れてもらっており、その一つがお手軽リフトアップキットシリーズ。
いよいよ本格的にコロナ襲来のようです。
日本政府も、もう少し私たち一般の人間や中小企業の視線にたった施策をお願いしたいところ。
自分たちの利権関係である巨大企業、天下り先、癒着先の都合に振り回されすぎではないでしょうか?
シルクロードでさえ、ワタシの意見を取り入れてくれるのに…