トレンドに異変 S321スタビキット / AE86ロアアーム / リフトアップキット

最近、過去の経験に当てはまらないことが増えています。

まずはハイゼットカーゴ用スタビライザーキット。

http://www.silkroad-jp.com/home/portfolio-2/footwork/footwork_stabi

バネ鋼材製のバー本体は当社では製作不可。

コイルスプリング製造の専門家であり、豊富な機材を持つTANABE様に依頼。

大きな工場ラインで対応してもらっており、注文してから数ヶ月かかります。

大変申し訳ないことに、現在80本がバックオーダー状態(汗)

正直な話をすると、売れると思っていなかった製品のため、少量しか注文してなかったのです。

ところが、納品するたびに次々と完売。お待たせしております。

ルックスが変化するわけでなく、パワーがあがるわけでもない。

装着していることすらわからない地味パーツ。

競技車両がコンマ数秒を削るために交換するようなパーツのイメージの製品です。

あくまでオモシロパーツのつもりだったのに…

先日、1年半分の注文を一気に消化したAE86ロアアーム。

100セットは当然完売。

けれど、すでにバックオーダーが入り始めていることに驚愕。

どうしよう、今回で廃盤にすることも考えていたのに…

もっと驚かされたのは、今までは全数の1割程度だったピロ調整式の注文が半数を超えていたこと。

過去は、純正と同じ長さの強化品のほうが圧倒的だったのに。

これまた過去の経験則に当てはまらない状況。

この2~3年、当社の主力商品となりつつあるリフトアップキット。

その中でも、常時バックオーダー状態に近いのは…

JB64ジムニー。

じゃないんです!

なんとサクシード、プロボックス。

「サクシードは若者に人気バイ!うちの息子もローダウンにして乗っとるバイ!」

以前、URAS野村代表にそう教えてもらったのです。

ところがローダウンとリフトアップを勘違いして、新商品として提案したら稟議が通ってしまった。

間違いから生まれた製品。

当社では昔から口を酸っぱくして言われていることがあります。

「失敗して反省するのは当たり前。上手くいった時こそ、浮かれずにその理由をしっかり検証しなさい」

一般的に販売されているスタビライザーは、純正の強化品。

ハイゼットカーゴはスタビライザーそのものが存在していない。

なので、装着するだけであきらかに効果が体感できてしまう。

また、ハイゼットカーゴは、働くクルマでありながら、人気の車中泊でも使い易いクルマ。

プライベート用に購入し、レジャーで利用する人が増えている可能性があります。

長距離や高速移動が増えるため、乗用車に近い走行性能を求めるヒトが必然と増える。

AE86ロアアーム、特にピロ調整式が増えた理由は公認車検だろうと思われます。

過去、純正アームを溶接で延長加工する方式が主流でした。

ただし、車検NG。公認車検を取得するのはかなりハードルが高い。

当社のAE86ピロロアアームは事前に陸運局に申請済み。

十分な強度があることを認定してもらっています。

だから、当社のアームは発行した事前申請済み書類があれば、公認車検が簡単。

つまり、それだけ違法なクルマや改造を敬遠する機運が高まっているということ。

サクシードはローダウンが似合うクルマ。

マークIIバンの再来ともいわれており、URAS野村代表もそういう意味で薦めてくださったのでしょう。

同時に、レジャー、車中泊ブームにおいて、ベース車としての人気が高く、以前からリフトアップジャンルでも人気

その中で当社製品が健闘できたのは、全ての純正部品を活かす方式だからかもしれません。

フロントにはアッパー側にスペーサー。

ショック、アブソーバーはもちろん、スタビライザー等もすべて純正のまま。

リアにもコイルスプリングにスペーサー。

前後とも継続車検に一切抵触しない40mm以内。

手続き不要で装着したその瞬間から合法。

リフトアップも、ローダウン同様にドレスアップの要素もあるでしょう。

けれど、当社の肌感覚では、実用面を重視されるユーザーが増えているように思います。

以前は、「もっと車高のあがるものはありませんか?」という問い合わせが多かったのです。

けれど、最近は”これくらいがちょうどイイ”というお話が増えてきているように感じています。

週に2~3回、カワイ製作所の補強パーツ、シートレール、牽引フックを引き取りにいきます。

昔ならスポーツカー用ばかりでした。

最近はあきらかに軽自動車、貨物車用が増えています。

もちろん、当社の中だけの話ですから、アフターパーツ業界全般に当てはまるわけではありません。

けれど、分析していくと、どうやらいくつかのキーワードが見えてきました。

「合法」「無理をしない」「目的重視」「快適性」「実用性」が重要になっているように感じます。

三上さん@3UPさんからも同じような話がありました。

「最近のシルビア、スカイラインのお客様は、やれ『パワーだ!』とは言わなくなりました」

このジャンルでもキーワードは、

「合法」「耐久性」「不具合の除去」。

長く、安心して乗れるクルマ造りが求められているそうです。

コロナで3UPさんでの宿泊&ジンギスカン&長時間の雑談が出来なくなってしまいました。

なので、ほぼ毎日、おじさん同士で長電話(笑)

やっぱり、顔を見てゆっくりお話がしたいものです。

新製品作りにおいて重要なのはなんといっても情報。

さて、週末。

コロナで外食出来ないときこそ、漢メシの出番!

簡単で安くてウマイ!といえば、鮭のムニエル。

魚嫌いのワタシは鮭は大丈夫ですが、それでも魚臭さは大嫌い。

2切れ260円の塩鮭を、キッチンペーパーでしっかり水分を拭き取り。

その後、小麦粉をまぶします。

用意するのはオリーブオイル。

皮のほうに臭みが偏っていますから、皮目から焼きます。

じっくり、ゆっくり焼くため、冷えた状態からスタート。

もちろん弱火。

ヒントになったのは「食戟のソーマ」19巻、楠連太郎のサーモンのコンフィラム。

オリーブオイルに熱が入ってきたら、臭み抜き調味料を入れます。

ほんの少しのニンニク、コショウ。

皮側に火が入るのに15分くらいかかりますから、忍耐強く待ちます。

ひっくり返したら、スプーンでオリーブオイルをすくって、表面にかけ続けます。

理由は、オリーブオイルでしっとり仕上げるため。

そして、臭みを徹底的に追い出すため。

ちなみにこの作業も弱火で、延々15分くらい繰り返します。

多分、まったく王道ではないムニエルの調理方法です。

そして、3UPの岡崎さんには絶対叱られる超のろまな調理法。

技術は不要。

必要なのは忍耐。

これを食べた家人はびっくりしていました。

「コレすごいよ!臭みがゼロで、何より半日たって冷えても身がフワフワでしっとりや!」

焼くだけで30分、調理全体で小一時間かかったことを知ると苦笑していました。

小学生の娘は全て身をほぐし、麦茶をかけてむさぼり喰っていました。

これぞザ・漢メシ!

シンプルかつウマイ!

コロナで在宅時間が増えた役立たずのアナタ。

技術不要で、確実喜ばれます。

おススメです。

え?

調味料の量?

そんなもん、漢メシなんだから適当!