お遊びサスペンション tested by 中村選手@N-STYLE

新商品会議に使用済みの車高調が登場。

トラブル!?

ひィ!

頑丈なはずのショック頭、曲がっている!

やはりトラブル!?

「違う、違う。去年の夏、中村直樹さんにお遊びでテスト依頼していたS14用車高調」

と、N-STYLE担当営業マンから報告。

https://www.nsd1.co.jp/

息子さんの練習用、ならびに中村選手のお遊びマシン。

「今回、例のパーツの耐久テストが目的だから、『無茶してくれ』と依頼した結果や」

丸秘パーツのテスト品が仕込まれています。

D1でのご活躍はもちろん、業界一厳しい走り込みをするという中村選手に依頼したのです。

約半年酷使した上、最後はモーターランド鈴鹿にて息子さんがクラッシュ。

縁石でカウンターやジャンプはモチロン。

クラッシュ時にはテンションとタイロッドまで破損の大ダメージ。

最高のテスト。

中村選手の経験上、ショックがアッパーマウントを突き破り、ブラケットも壊れたと直感。

外してみたところノーダメージ。

ショック頭片側だけ曲がっただけという頑丈さにビックリされたそうです。

何より嬉しかったのは、

「減衰力が素晴らしい。縮み側に到っては最高レベル」

とお褒めいただいたこと。

ただし、それは現在主流の単筒式に限った話。

中村選手が完璧だと認めているのは、20年前に製造され、使い古された某メーカーの複筒式。

長期に使い込まれた結果、異常なほどの入力の柔らかさ。

現在のD1トップクラスで求められている理想の初期入力。

単筒式の中ではトップクラスとお褒めいただきましたが、悔しい。

当社はその理想とされる初期入力の研究を続けます。

単筒式は減衰変更が容易にできるというメリットがありますから、性能を煮詰めれば大きな武器となります。

3UPさん監修の元、小橋選手などのトップクラスの方々の洗礼を受けている当社車高調。

毎年、切れ角、パワー、グリップ力、そしてドライバーのレベルは進化します。

最前線で戦う人たちに追従することで、当社ショックアブソーバーは常にアップデート。

さて、今日は久しぶりに車高調の組み立て。

本来は隣の工場、セクションで職人が組み上げます。

ただし、営業マンが個別に受けたイレギュラーな仕様変更は自身で行うルール。

特注部品は工場が作ってくれますから、組み立てるだけ。

これはJAWS山本さんの、HB21アルトワークス改FRドリフト用のサスペンション。

量産品と大きく異なるのはアッパーマウント。

FR化されドリフトに特化したJAWSアルト。それに合わせたキャンバーと、キャスター角に変更。

何度も山本さん自らテストした専用品のため、一般市販不可。

リアショックアブソーバーも、量産品のKYB固定ではなく、全長調整式。

ショート加工効果が発生する目玉ブッシュのオフセット式。

ストロークを稼ぎつつ、大幅な車高ダウンが可能。

減衰力変更にもお金がかかっていますが、一番贅沢なのはピンクアルマイト。

アルマイトは染物と同じく、大きな水槽に漬けて染めます。

一回分の染色原価を仮に10万とすると、1000個つければ100円。

けれど、1個だったら10万になってしまう。

アルマイトカラーの中でもレアなピンク。

なかなかコストがかかっています。

ちなみに、アッパーマウントとブラケットに左右が発生する場合は間違えないように注意。

特注品はあくまで長年お付き合いのある取引先と営業マンによる特殊対応。

棚に積み上げた量産品の販売と比較すれば、特注対応はあまりにも時間と手間を浪費。

ビジネスとしては非効率、やるべきものではありません。

でも、長年お付き合いし、気心あるお店からは色んな情報を頂きます。

その恩返しでもあるし、勉強する機会でもあると考えています。

なので各営業マン単位の判断による、個別対応。

そんな担当先の一つがS660専門店、44Gさん。

https://s660-44g.ocnk.net/

あれ?

どこに行った?

ゲームしてる(笑)

「びっくりしたー。遊んでませんよ!これも仕事ッす!」

某アニメをモチーフにしたデモカー製作を開始。

特注品を依頼していただきました。

M-STYLEさんとデッキバン4WD用スタビライザーの開発の打合せ。

今日行く、って連絡してあったのに不在…

https://www.m-style-japan.co.jp/

営業マンあるある。

今度、コーヒーおごってもらうの刑。

イーカスタムさんでサニトラのリフトアップキット打合せ。

は、10分で終了。

夏に出場予定のトライアスロン大会打合せ50分(笑)。

工場に戻ると工場長が格闘中。

バランスオートさんと共同開発のAUDI用アーム。

https://ameblo.jp/balance-ap/

「位置決めが大変や…」

「ショックアブソーバーと接触する可能性があるからな」

純正ショックアブソーバーから車高調まで対応するとなると、ショック太さが変わります。

車高の位置や、キャンバー角度もユーザーによって幅があります。

装着するタイヤホイルまで考慮して、3次元で設計しないといけません。

特にタイヤホイルのセット位置はドレスアップ界において命ともいえる重要な要素。

その分野で実績を持つバランスオート山崎代表に、最後の調整確認を行っていただきます。

当社において「共同開発」「ダブルネーム」「コラボ」は名前貸しの伊達ではありません。

ガチです。

そんな全国の有名専門店を担当しているワタシの愛車はコレ。

知人からもらった錆びた折りたたみ自転車。

雨と雪の日以外はこれで通勤。

こいつは一石二鳥なご機嫌マシン。

ガソリン代が浮く →マックランチができる。

カロリー消費が増える →マックランチが心置きなくできる。

あれ、二石一鳥?