世間は木曜からGWモードですが、当社はカレンダー通り。
先日開発が終了したサニトラ用テンションロッドN+。
http://www.silkroad-jp.com/home/portfolio-2/footwork/foot_arm/arm_nissan/arm-gb120
日産旧車では”ピロ”テンションロッドがポピュラー。
当社もハコスカ、AE86などを長年販売。
けれど、いよいよ車体も相当古くなりました。
当時の車体は防錆対策が弱く、年式とともに劣化が激しい。
ボディ補強されたレースカーはともかく、一般的な車体にピロボールは攻撃性が高い。
とはいえ、タイヤ位置を適正化するアライメント調整は欲しいところ。
なので、純正形状のままでアライメント調整を可能にしたのがこのテンションロッド。
純正+アルファ機能=テンションロッドN-PLUS。
ピロボールを廃止したことでボディに優しい。
ピロタイプが平均4万円台に対し、ほぼ半額の¥22,800(税別)と、お財布にも優しい。
開発車両のサニトラの持ち主、イーカスタムさん。
今回の共同開発品とは別に、サスペンションパーツの開発をご依頼いただいております。
サニートラック用フロント車高調キット。
全長調整式。
ショックアブソーバーはKYBさまに製作依頼。
当社専用の減衰力設定。
こちらは全長調整式リア車高調。
イーカスタムさんのリクエストに応じて制作したOEM製品。
サニトラ用フロントロ調整ロアアーム。
キャンバー調整用。
有償¥3,000で改造車検を通過する書類もご依頼いただいております。
N+とは別に、ピロテンションロッドもご注文いただいております。
レースをしたり、クイックなハンドリングを求める人もおられるからとのこと。
イーカスタムさん専用品。
こちらも専用品となる、リフトアップキット。
ピックアップトラックのサニトラは、基本ローダウンが王道。
リフトアップの量産パーツは業界初の可能性。
去年の夏、イーカスタムさんが独自にキット開発。
量産を依頼されていたのですが、ほぼ一年かかってしまいました。
サニトラ用に先駆けて、ハコスカGC10用を発売しておりました。
取り付け確認は、グランドスラムGTRラバーソウルさまの車両。
車両装着は、姉妹店DR30専門ショップジェネシスの新出代表。
「純正調整式は加工するのが大変。DR30用のテンションロッドN+作って欲しいね」
ということで、共同開発が決定。
DR30用も開発に入ります。
私見ですが旧車人気の中でも日産車が圧倒的に多いと感じています。
販売力、台数で言えばトヨタのはず。
日産がエンジンや走行性能に力を入れてきた結果かもしれません。
けれど、デザインが相当大きな要素を占めているように感じるのです。
デザインも年月と共に劣化するもの。
けれど日産車のデザインというのは色褪せにくい。
販売が上手なトヨタのクルマは、目の前のお客様の好むものを商品化する力が飛びぬけている。
それが故に色あせやすいクルマが多いのかもしれません。
もちろんこいつは別格!
日産といえばシルビア。
初代のデザインなんて、今見ても非常に洗練されています。
これらの絵を描いたのはアスリープラニング/ひまるデザインさん。
当社の雑誌広告をお願いした会社。
先日拝見したロードスター用のサイドデカール。
非常に興味があり、ジムニーやハイゼットカーゴで何か作ってもらいたいと考えていました。
そしたらもう、数案作ってくださっていたのです。
これにはビックリ仰天。
その道のプロというのは、当たり前ですが凄いもんです。
仕事の合間にお遊びで絵をアップしておられるブログ。
小学校からずっと図画工作が苦手だったワタシ。
絵を凄く勉強したいと、最近思うようになりました。
数字や言葉で表せないものを表現できるデザイン技術。
穏やかな田舎の景色でさえ、人間の手によるデザインで埋めつくされています。
デザインを失えば、さぞかし殺風景で乱雑になるでしょう。
そして無味乾燥の温かみの無いものになるでしょう。
「今までは”モノ”をおカネに変えてきた。これからは”デザイン”という概念におカネをかける時代が来る」
20年前の学生時代に恩師から聞いた言葉。
言葉、意識、情報、そしてデザイン。
物質ではないモノが、非常に強い力を持つ時代になりました。
オンラインのデジタル上のキャラクターに、1~2年で100万円以上使う人もザラに居るスマホゲーム。
これも、デザインが無ければただの数字の応酬でつまらないはず。
デザインの力。
中でもこの世で最強の破壊力を持つものといえば…
イエローデビル。
恐怖のM。
この看板を見てしまうだけで、ハンドル操作が不能になり吸い込まれてしまう。
そして、カネを出して自ら太ってしまう…
アメリカ合衆国が誇る最凶兵器!