NCP160サクシード、2WDにリフトアップキットを取り付け。
まずは走行インプレッション!
ご視聴いただければわかりますが、スポーティーになり、旋廻やコーナリングが鋭くなっています。
純正スプリング初期の柔らかいレートがスペーサーで押しつぶされたことによる副作用。
リフトアップ=ふにゃふにゃ、ではありません。
続いて取り付け方法。
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特に難しい部分はありません(画像端の矢印でスライド)。
純正ショックを外し、アッパーマウント部にスペーサーを仕込む。
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リアもシンプル(画像端の矢印クリックでスライド)。
ただし、スタビライザーやショックの取り付け部を一旦外さないとスペーサーが入りません。
一旦緩めたり外したりする必要はありますが、最終的にはキットと同時装着可能。
スタビはこのクルマの操作性、安定性にとって欠かせない部位。
現行のサクシードでも結構あちこち錆びが酷く、緩めるのが大変。
先代のNCP5#系はもっと酷い。
キットの取り付け難度は高くありませんが、スタビリンクやブッシュ類が死亡しているケースが大半。
脱着が大変ならば、純正部品の同時交換をおススメします。
前後40mmアップにしました。
リアは25mmのスペーサーを入れただけで40mmアッで、追加スペーサーで更にアップ可能。
働くクルマですから、積載量が多い車両を想定。
当社は色んな車種、サスペンション形状のキットを開発しています。
基本的にほぼ全てのリフトアップキットが同じ方式。
純正ショック、スプリング、リーフなどを極力活かし、スペーサーや増しリーフで車高アップ。
基本が純正なので、耐久性、静粛性、快適性もそれに準じ安心感。
そこにシャキッとした乗り味をプラス。
ハンドリングが正確になると、ドライバーが安心して運転できます。
結果、運転疲れしにくくなるのです。
今回リフトアップした車両は、オーバーフェンダーの開発担当職人が所有しているもの。
「リフトアップしてくれたほうがイメージしやすい!」
というリクエストをいただいておりました。
ついこの間までフルノーマルだったこの車両。
リフトアップキット装着直前になって、新品のタイヤホイルが装着されている。
あ!なるほどね、こりゃ一本とられた(笑)
いつもいい仕事をしてくれる職人さんなので、装着ついでにキットを再評価してみました。
従来のリフトアップといえば、ハイリフトの激しいイメージ。
最近のリフトアップの主流は3~4cmまでに押さえ、タイヤホイルでスタイルを魅せるもの。
そのほうが駆動系への負担が少ないし、何より快適性が損なわれません。
数年前まではハイリフトを要望するユーザーが多かったのですが、この1年は40mm前後が人気。
”魅せる”ことだけが目的ではなく、実用性も求められるからだと思うのです。
個人的にはこの流れがどんどん進めば、いずれNASCARスタイルが主になると感じています。
ファットタイヤで静粛性が高いし、タイヤが大きいことはスタイルとしても理にかなっている。
昔人気だった扁平タイヤは乗り心地の悪さをイメージさせるし、やりすぎは脚が細い筋肉マッチョ感が出る。
カッコイイ、美しいと感じる感覚は、時代の価値感によって大きく変わるものです。
価値感といえば、我々と、IOC+日本政府のそれはビックリするくらい乖離してきました。
あからさまに”やったもん勝ち”になりつつあります。
確かに、いざ開催されればテレビにかじりつき、自国選手の活躍に歓喜してしまうでしょう。
その間に変異コロナ感染が広がり、外国人が病床を圧迫し、税金負担となると予測できていても。
お願いですから、やり逃げだけはしないでください…
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横にスライドしてみてね(笑)