R34スカイラインのパーツ開発、いよいよ大詰め。
3UP三上さんより提案された45㍉、しかも調整式という難題。
さらには構造変更書類発行まで対応。
これをなんとか工場長がクリアしつつあります。
みんなが帰社した後、一人でコツコツ。
試作品をさらに改造。
なんとか狙ったところに近づいたようです。
最近のドリフト事情でロアアーム延長は35㍉が当たり前。
さらに余裕を持たせての45㍉のリクエスト。
調整式が必要なのは、スカイラインの場合、左右のアライメントのズレが大きいから。
一説には、純正の状態からおかしかったという話も。
左右を各々微調整できるようにしておけはボディの経年劣化によるズレも調整可能。
底冷えする工場から脱出(笑)
あとはよろしく~。
それにしてもこんなに寒いのは何年ぶりだろう。
翌日、日曜はさらに厳しい冷え込み。
でも、早朝から奈良公園に自転車で向かわねば。
杉並区のグルメ師匠。
インジェクター専門家のNAR吉田代表。
プロもびっくりのコーヒーマニア。
そんな師匠からの指令。
「奈良公園近くの”アメノカクコーヒー”を調査せよ!」
片道20㌔、1時間かけて到着…
休業…トホホ…
(;´д`)
とりあえず近くの奈良公園に向かうと…
ガラガラ。
コロナの影響ですね。
早朝とはいえ普段の週末なら散策する人がたくさん。
シカも心なしか寂しそう。
ググってみると、どうやらもう一つお店があるようです。
奈良公園の近く、テレビで有名な高速餅つきやさんの並びに開業したアパホテル。
その中に店舗があるというのです。
WAO!
高級感!アパホテルにも色々あるんですね。
天迦久珈琲(AMENOKAKU COFFEE)
https://par-ple.jp/pages/article_detail.php?report_no=5030&app_no=39&tab_no=0
迷う…
いや、迷わずお肉(笑)。
モーニングにはあり得ないビーフシチュー。
これがあり得ないほどに美味しい。
口に入れた瞬間、おいしい!と感じるのはもちろん。
毎日食べても飽きないと思わせる優しい風味。
高級店の一口目のインパクトに、毎日食べる家庭料理の優しさ。
本来、相反するものが同居しているがゆえの、ありえないうまさ。
とにかく丁寧。
入店からお会計するまで、とにかく丁寧。
かといって商売的な丁寧さじゃなく、普段から何事にもそうであるのが滲み出ている。
シチューも、時間をかけて色んな材料が丁寧に仕込まれているとわかる。
自分で再現することは絶望的で、また食べにくるしかないと決意させる味。
家人からリクエストされていたくるみパン。
これも”気持ちがこもっている”とわかる。
食べる相手を想像し、柔らかさ、食感、味、すべてに配慮がなされている。
訳あって12年前から一日一食を作り続けて来ました。
拙いレベルですが、少なくとも料理にかかっている手間はわかるようになりました。
そして、食べる人のことを具体的に想像しないと美味しくならないことも。
当社も売りたいもの、儲かるものを作るのではない。
ユーザーさまが期待しているものを想像し、それを超える製品創りを心掛けています。
気になって”アメノカク”を調べてみました。
古事記に登場するシカの神さま。
なるほど。
日曜の朝っぱらから痴話ゲンカしてるコイツら…
(なかなか良いパンチ持ってんな)
天迦久神に叱られますよ。