ローダウン・シエラ 外装開発スタート

ハード面はほとんど完成したローダウン・シエラ ”STAG BEETLE” (クワガタ)

乗り心地を重視した55㍉ローダウンキット

これにより一般道でのオンロード性能が向上

組み合わせるラテラルロッドはアップだけでなくローダウンにも対応

過去のジムニー業界は基本的にアップ用パーツが大半

ローダウンの際は対応品かどうかの確認は重要です

当社工場内で削り出した純正ホイール用ツライチワイドトレッドスペーサー

フェンダーとのクリアランスが大きすぎてダサいのはご法度ですからね

激安の海外製に比べて超高額ですが安全に大きく影響する部品は日本製に限る

チューニング業界ではフェンダーとタイヤのクリアランスへのこだわりが重要

この10年ほどはアウトドア、貨物車イメージが強い当社

けれど創業から51年間の大半はチューニングパーツメーカーでしたからね

今回のシエラ開発コンセプトはAE86

この車が世に出た1983年の発売から40年あまり

たくさんパーツを製造販売してきました

未だに売れ続けています

そんなAE86の後継であるFT/GR86

完成度の高い素晴らしいクルマ

でもAE86はそうではなかった

https://bestcarweb.jp/feature/column/286665?prd=2

発売直後はむしろ評価がイマイチで売れ行きも大したことが無かったそうです

「低回転域のトルクが細く、限界域での挙動はピーキー」

当時のジャーナリストやレーシングドライバーからは不評

購入しやすい価格帯であったこと

完成度が高くなかったからこそチューニングパーツがメーカーから多数発売されたこと

それをチョイスして自分色に染めていく楽しさこそがAE86人気の核心だったと思うのです

 

ということでシエラの外装もローダウンにマッチする方向で開発開始

大きくて魅力的なフェンダーですがデザインに抑揚が無くのっぺり

ディフューザー形状の9㍉ワイドのフェンダーエクステンションでスポーティーに

同じくのっぺりしたサイドステップも流速効果のあるスリット入りカバーを作成

狭い場所でのドア開け閉めでうっかりブツけても大丈夫なプロテクターも作ります

すでに各社から多様なリアウイングが販売されています

こちらは作るかどうか検討中

純正フロントバンパーの下部をメタリックにするカバーも制作

そしてグリルはまだ世に同じものが出ていないビックリタイプを計画中

AE86業界で高名な浮谷商会さま

浮谷社長はAE86と心中すると言って現在の会社を自宅敷地に建設

人生さえ変えてしまうほどの影響力を持つAE86ですが…

世界のスーパーカー達と比べればパワーも性能も見た目も明らかに劣っています

それでも世界のクルマニア達が涎を垂らして崇拝しています

名車というのは高性能で高額であれば良いということではないことがよくわかります

ラリー/ダートトライアルで産声を上げた当社

その後はサーキット、最高速、ジムカーナ、ドラッグ、ドリフト用のパーツを開発してまいりました

ここにきて山林や荒れ地に強いジムニー・シエラを手掛けるのは原点回帰なのかも

コメ問題で日本が揺れるなか田植えの季節が始まりました

シエラ”STAG BEETLE”の完成か美味しいお米の収穫のどちらが速いかレース開始!

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です