創業101年タッグ TRR社 後編

創業101年タッグ TRR社 前編

↑ 前回からの続き

なんとか集合時間ギリギリに起床

朝ごはん食べる余裕ゼロ

この時はまさか昼ご飯まで食べれない未来を知らず…

工場はバンコク市内から2時間弱

三日酔いにはきつい

昔よりずいぶんとマシになったバンコク名物の大渋滞

25年前の初訪問時は一時間たっても同じ位置なんてこともありました

トイレしたくなったら地獄だった思い出

無事到着するとGR86がスタンバイ

今回の取材に合わせ排気パーツ装着とテストを兼ねて購入されたデモカー

「スポーツカーとしては破格の安さ!」と若社長が言ってましたが…

バーツ換算したらなんと800万(汗)

今回の取材を聞きつけ駆けつけたTRR製品を装着したユーザーたち

OPTIONは今や世界的に注目されるチューニング雑誌

若社長も子供のころから愛読

編集部に会えただけで大はしゃぎ

ましてやレアステッカーを手渡されてようものなら…

集まったユーザーたちも大騒ぎに

工場内もかなり綿密に取材されていました

約90名が勤務するこの工場

当社のエキマニを年間1500本程度製造してくれています 

欧州オーストラリアへのOEM数量も合わせると5~6000本製造しているそうです!

手の込んだエキマニを日本で大量供給することは不可能

TRR社に依頼している一番の理由

TRR社と取引をしているもう一つの理由は品質

値段だけなら中国などの安い国たちと比較すると競争力はありません

けれどトヨタ、日産、ホンダ、いすゞの一部純正部品の製造に関与

並びに某ワークスのアジア用パーツの供給も担っています 

レースパーツへの理解度が非常に高くエキマニもポン付けでパワーアップすることが多い

そして25年間、彼の父上の時代からお付き合いしているという信頼関係

お孫さんを含めて親子三代にわたってお仕えしています

TRR社は創業50年、シルクロードは51年目、合わせて101年のタッグ

「お金さえ儲かれば良い」という考えならばどちらもすでに存続していないでしょう

なによりTRR社のモットーが日本式「KAIZEN」というのが心強い

工場の取材が終わった時点でお昼過ぎ

そろそろランチに行きませんか?

「いえ、僕たちはこのまま一気に撮影しちゃいます」

編集部の人たちのタフなこと、そして2食抜き確定 ( ;∀;)

めちゃくちゃ暑い中、ノンストップで取材を続行

(心の中で何度も帰りたいを叫ぶ)

驚かされたのは編集部からの質問

核心を突いた質問が矢継ぎ早に飛んできます

適当に商品を作ってたり、安易に会社の方針を考えていたらと思うとゾッとしました

心を丸裸にされたような感覚でウソやごまかしがきかない

ランチから戻ってくる従業員さんたち

傘を差しながらノーヘル2ケツのカップルが多いのがタイらしい(微笑)

日傘は男女マスト

OEMで欧州、アメリカ、オーストラリアに展開しているTRR

ピックアップトラック、スーパーカー、日本車なんでも対応

今後はアジアで自社ブランド拡販を狙っているそうです

当社製品もそこに組み込まれる可能性が

朝8時から始まった飲まず食わずの地獄の取材が終了

それにしてもこんなに喜んだ彼の姿を見たのは初めて

あらためてジャパニーズチューニングとOPTION誌のすごさを認識

この後いきなり空港へ

日本ではずいぶんご無沙汰のクオーターパウンダーを発見

喜び勇んで注文したらお支払い¥3000にげんなり

深夜便なので搭乗後、速攻で寝落ち

現地滞在48時間の弾丸ツアー終了

今回はいろいろ考えさせられました

特に日本発チューニングのアジアでの浸透率には驚愕

円安とインバウンドの相乗効果で日本製の商品、サービス、情報にはチャンスが訪れています

当社も海外マーケットを狙うべきなのか考えずにはいられなくなりました

でも「これからの5年、10年、シルクロードはどこを目指すのですか」という編集部からの質問 

「日本のマーケットを大切にしたい」と無意識に回答していたのが答えであり本音

「より速く、より安全に。そしてより愉しく」なっていただけるパーツの提供

そんな大きな命題は日本国内の対応だけでも達成できるかどうかわからない

ましてや自動車産業は大きな転換期に差し掛かかっています

100年企業を目指すためにもコツコツ地道な活動を続けていこう

そんな決心を固める出張になるとは思ってもいなかった

来週はグランマックス(旧名ライトエース)納車

グランドライトエース(?)計画スタート!

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