フロントスタビライザーの効力
それが最もよくわかるのは純正装着されていない車両
まさに上記ブログの通り
ワタシが初めてS321vハイゼットカーゴに乗った時の”ふらつく” “コーナーが怖い”
これらの問題を一気に解消してくれた優れもの

ざっくり理解ですが、左右のサスペンションをつなぐことで左右の傾きを抑える
それによりカーブや車線変更時に加重が片方にかかっても、車体があまり傾かないようになる
直進安定性がよくなり、コーナーも気持ちよく曲がれるということ

あまりの激変ぶりにフロントスタビライザーさま、スゴい!
リアについては「まぁついでにあればさらに良くなるのかな」くらいの理解でした

先日、タイでOPTION誌の取材を受けた取引25年余りとなるMENG社

久しぶりにシルクロード来社してくれました

その時に彼らが独自開発したスタビライザーを持ってきてくれました
彼らは50年前にピックアップトラックの総合パーツメーカーとして誕生
なのでスタビライザーについても膨大な経験値を持っています

ということで早速装着
シエラはフロントは純正がありますが、リアは存在していない

所詮リアだよね、そう思っていました

乗った瞬間に衝撃が走りました…
なんじゃコリャ…

アクセルを踏んだ瞬間からパワーがガンガン路面に伝わる感覚
いつもならもっさりしていて飛ばす気にならないクルマ
そのはずが、夢中になって操作していてメーターを見て驚愕!
あかんあかん!

コンピューターチューンしたような加速感が息切れせず続くのです
右折も乗用車なら抜けられる対向車と対向車の間隔がシエラは怖くて行けない
それが、ピューっつと気持ちよく駆け抜けられてしまう

そのため急遽グランマックスにもリアスタビを装着
この車はフロントが難航していたのですでに完成していたリアは放置していたのです
フロント無ければ意味ないじゃん、と

それが大きな間違いだとすぐにわかりました
まったく同じ効果が発揮され、もっさりエンジンが見違えるような加速!
何ならフロント無くてもフロントの操縦性まで向上!
サスペンション前後とも減衰とバネレートをアップしたような感覚

シルクロードではレアなレースやチューニング経験のないワタシ
なぜこんな効果が生まれるのか開発部や営業部に聞いてみました
「シエラもグランマックスもFRベースであること」に関係しているというのです

シエラはオフロード走破性能向上のためにリアが柔らかく沈み込みやすい
グランマックスも走るためではなく積載能力を重視して設計されている

柔らかく設計されているためにパワーが路面に伝わるまでタイムラグが発生してしまう
その傾向をスタビが抑え込むことでパワーが路面に早く伝わる
それが今回の結果につながっている可能性が高いのです

クルマの構造にうといワタシにはそんなことはどうでもいい
とにかく運転がダルかったシエラとグランマックスがスーパー快適に!

本日の商品開発会議でも貨物車を快適にするパーツが登場
H200ハイエース用フロントビッグローターキット
狙ったのは16インチスノータイヤ&ホイル装着できること
この投稿をInstagramで見る
お盆明けからずっと色んなイベントが続いています
おかげさまで新しい出会いがあり、それが商品開発につながることも増えました

明日から1年半ぶりとなる関東出張に出ます
営業職を降りてからというものどんどん出不精に磨きがかかっていました
もともとの引きこもり系的な性格もありますが、やっぱり歳をとったのでしょう

1時間以上運転するのさえ苦痛(笑)
でも常に情報をアップデートしておかないとお客さまに良い商品とサービスが提供できない

ということで今回も新幹線で行きます
自動車アフターパーツ会社の人間なら運転好きだろ!?と言われそうですが
クルマオタクだらけの会社でワタシは唯一の一般人(常識人)ですからね

今回はとうとう3UP三上さんの息子さんとお仕事なんです
歳をとるとこんなことになっていくんですねえ

岡崎先生にお会いするのも楽しみです
このブログを立ち上げる後押しをしてくれた人ですからね!
色んな意味で切れる?方です…(意味深)

今必要なこと
それはとにかく人に会うこと
そんな気がしています


