富山出張 大阪モーターショー 最新トレンド No.2

前回からのつづき↓

富山出張 大阪モーターショー 最新トレンド No.1

富山出張からもどるやいなや…

カワイ製作所の相談役と向かった先は…

創業大正2年、100年企業であるエンパイヤ自動車の大阪営業所さま

単なる表敬訪問ではありません

最近「もうあきらめたん?」と聞かれる2019年に開始したあの企画

紆余曲折、いろいろあった末に2026年に開始できるかも

エンパイヤさま、カワイ製作所さま、〇〇〇社さまがそろって初めて可能に

業界人、もしくはこのブログを昔から読んでくださっている方はピンとくるかも

はやければ来年2月には発表したいところ

そんな来年には大阪営業所さまが新社屋に移転

「近くにおいしいラーメンあるんですよ」

担当営業マンさんの案内で訪問したのは中華そばふじい

知ってる!難波支店によく通ってた!!

まさか本店に来れるとは

ワタシは豚骨や個性的なスープよりも圧倒的にしょうゆ派

そしてふじいさんはその中でもトップクラスにおいしい

そして最近のラーメン屋は手を抜いて作らないチャーハンが最高なお店

大阪営業所の担当営業マンさんとはよくごはんに行きます

なぜなら事務所の机で商談するのが苦手だから

ごはん食べながらのほうが断然楽しいし、ざっくばらんに話せます

今度はエンパイヤ営業さんのクルマで大阪モーターショーへ!

メッセ会場の近くで大阪万博の解体工事中

「一部は残せ」なんてまたバカなことを言っている人がいるようですがコレが正解

何事にも終わりはあるし、だからこそ次の新しいものが生まれるのだ

なんて考えるわけがなく、夜ごはんのことを考えていました(´Д`)

真っ先に向かったのは日産ブース

個人的に市場のゲームチェンジャーNo1と思っているクルマが新型エルグランド

1.5Lという小排気量(といっても発電用)のE-POWER

人気のハイブリッドは激レアで超高額なアルファードの弱点をうまくついています

デザインに賛否ありますが、このジャンルではそれくらいの押しの強さがむしろ重要

日本市場であまりにも強すぎるトヨタ独占状態に風穴を開けるための初手になると予想しています

ランクルFJも確実に売れるクルマであり重視しています

他の兄弟車たちはデカ過ぎるために実用面に難がありました

そこを埋めてくるところがトヨタの強さでありいやらしさ

ノマドが先に開拓したといえる市場にくさびを打ち込みに来たのでしょう

こちらも近い将来、市場を騒がすであろうクルマ、K-OPEN

一つ前のコンセプトカーのVISIONはリッターオーバーでしたが今回は軽エンジン

バカみたいに高額化、肥大化してしまった日本のスポーツカーたち

軽でカムバックする強い意思を感じ、ダイハツブースを拝んでしまいました

今の日本で乗用車でレースできる人なんて関係者が大金持ちくらい

軽耐久レースが圧倒的に人気である理由です

軽自動車が存在してくれている限りモータースポーツの火は消えることは無い

もちろん発売されたらパーツ開発します

それにしてもSUVが強い時代になりました

センチュリーまでもがこのスタイル

軽自動車から超高級車までSUV化するのは当然の流れ

非常に理にかなったまさにユーティリティー(実用性)の高いクルマ

ほどよい車高により都会だけでなく自然多い郊外にもでられて荷物も積みやすい

アフターマーケットでもその流れが強く表れ始めています

ミニバンをオフ仕様、車中泊スタイルに

貨物車も同じようにSUV化

車高を上げてオフ化

よく見たらうちのフェンダーとサイドステップ装着されている!

うれしい!

おつきあのあるJP STARさまは軽貨物をベースにキャンピングカーに変換

こちらも当社の試作ガーニッシュ装着してくれていました

「もっと馬力が欲しい」というリクエストに応えアトレーをぶった切ってしまいました

このHAPPY 1 Turboちゃんはお値段580万円~(驚)

なのに車両制作追い付かない状態ということにさらに驚かされます

こちらも有名なAtoZさま

NVやタウンエースをキャンピングカーに

キャンピングカー市場は流行ではなく本物の人気市場になっています

今回のがっかり君、第1号はデリカD5、ビッグマイナー

クルマ自体はすごくいい、でも純正でオーバーフェンダーまで装着されてしまいました

良すぎる、隙の無いクルマはユーザーから手を加える楽しみを奪ってしまいます

不思議なものでカスタムする余地が減るとクルマの人気にも影響を及ぼすことも

こいつにもガッカリさせられました

せっかく良いデザインなのに、EV!?普通にエンジンで出してほしかった

EV嫌いではないですが、スポーツ走行するにはまだまだバッテリー容量が少なすぎる

ホンダは良いもの作っているのに最近は世間の期待からずれている動きに見えます

BYDは会社そのものに幻滅

日本のトヨタ一強独占状態を破壊してくれると期待していました

電気自動車の本当の強さは安さなのに、日本販売ラインナップはすべて普通の値段

この軽規格”ラッコ”には価格と航続距離を頑張って、高額化が進む日本市場を破壊してほしい

もちろん乗り出し100万円以下であることが最低条件(無理だろうね)

圧巻だったのはRAYS&MID WHEELブース

RAYSは世界的ブランド力とレースなどでのとがった性能の追求力は誰もが知るところ

個人的にはMIDさまの躍進がすさまじいと感じています

この数年、目まぐるしく変化する市場の流行の変化

特にコロナ渦で急成長したアウトドア、車中泊にも似合うものへの対応がすさまじく速い

そのうえ、バリエーションも豊富でその勢いは同メーカーの中でも群を抜いています

ホイール業界初の全国TVCM放送には度肝を抜かれました

そんなMIDの営業マンがエンパイヤの営業マンを説教中(笑)

そう、彼はMIDのホイールを買う予定だったのに欠品していたため浮気してしまったのです

「うちのホイールは『あなただけのために』あるって書いてるだろ』!」

最近、強く感じていることはアフターパーツ業界で30年続いたミニバンブームの終焉

そしてそれを受け継いだのがSUV、車中泊車両、キャンピングカーということ

バブル崩壊後も好景気が続いた日本では週末には郊外から都会を目指すのが主流

自分たちの豊かな生活感を強く感じれる都会で一日を過ごすために

その価値観を大きく転換させた最初の波が東日本大震災とリーマンショックだと思っています

あの頃から日本は本当に経済が急速に悪化

そして同時期に起きた震災が「本当の豊かさとは何か」を考えるきっかけに

ペットや家族と週末を自然豊かな郊外でゆったり過ごす

その流れがミニバンブームから車中泊、キャンピング仕様への流れにつながったと考えています

奇しくもスタイルワゴン最終号でデモカーを掲載していただきました

30周年の節目での大決断だったそうです

「新たな展開を模索するために一度足を止めることを決意した」とおっしゃっていました

当社はミニバン元祖の初代オデッセイが出る以前からスポーツカー以外にも車高調を販売していました

ミニバンが無かった時代のアコードワゴン、レグナム、イプサムなど

「スポーツカーじゃないのに車高調なんか出す意味ないよ」

と熱心なスポーツカー好きからは心無い言葉もあったそうです

当社が10年以上前にリフトアップを開始したときもそうでした

「シルクロードさんがやることじゃない、ましてや軽トラックなんて王道じゃないね」

と同業者さまから失笑されたことを覚えています

人間というのは新しい変化を恐れるのが当然

その気持ちはよくわかります

でも、お客さまが何を欲しがっているかを考えるのが商売の基本

伝統なんてマーケットに会社のエゴを押し付けているだけ

当社において”こうあるべき”絶対方針なんかありません

あえていうなら常に新しいものを作り出す、というのが永遠のテーマだと思っています

モーターショーから48時間後にはここに立っていました…

自分自身を変えたい、そう思いトライアスロンとハーフマラソンをコロナ渦で開始

イーカスタムさんと友人たちからのお誘いがあった時は「無理だ」と思いました

最初は電信柱3本ほど走ったら吐いていましたから 

でも初めてみたら案外1年ほどで完走できるように

50歳を過ぎてわかりました

変わること、新しいことはを始めるのは実はそんなに難しいことじゃない

ただ、最初の1歩を踏み出すのが困難なだけだと

だからやるかどうか迷ったら、まずとにかくやってみることにしています

この真理にあと20年早く気づいてたら、総理大臣になれてたのに!(笑)

今回の寛平ハーフマラソンも命からがら、泣きながら、ほふく前進スタイルでゴールできました

来年のシルクロードも「は!?」となるような新たな企画を準備中で~す

 

 

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