今日は、クルマではなく、ワタシの歯について。
「そんなの関係ネエ！」って思ったこの業界関係者のアナタ、歯のせいで、彼女が出来ないのかもしれないんですよ。それどころかアナタの寿命にも関係しているかもしれないんですよ！ クルマのメンテも大事ですが、体のメンテもネ！
実は先日、（関東では販売終了したチーズ味の）おやつのカールを食べていたら、「ガリっッ」… 虫歯を治療したときの被せモノががポロリと出てきました。当然、歯医者に行くわけですが、小さな頃から死ぬほど嫌いだった歯医者、たまたま友人が歯医者で、数年前に訪問してから、そのイメージがガラリと変わり、今では行くのは楽しいくらい。
今回の被せの治療は一発で終了。相変わらず治療が早いし、痛くない。
でも、ここからが重要。歯周病菌の検査です。歯周病っていえば昔からCMの宣伝で、歯茎からちょっと血が出て、歯磨きを頑張っていれば治るようなイメージでした。でも、本当はそんなものじゃないんです。そして、ここ、吉野歯科では口中の粘液を軽くとって、顕微動画をモニターで見せてもらえるのです。
今回も改めてみて、愕然… いるよいるよ、やばいのが。菌は居るモンらしいですが、居てはいけないやつが一種類。ミミズのようなやつです、ヒエー、キモイ。乙女座で性格もオトメな私にとってこの自分の動画upするのは恥かしい…ですがこれも仕事（ブログ）。 ２年前に完治させたのですが、どうやら再発したようです。
ほんと「ギャー」です。テレビCMも、コレくらいやれよ！これが現実ダゼ！ 危険生物UMAが今、まさに私の口内でパーティーしているのDEATH！ こいつらは、歯磨きでは当然どうにもなりません。細菌兵器ども！
もちろん、気持ち悪いだけじゃなく、こいつらが色んな問題が引き起こします。
●口臭 → 彼女に嫌われる、もしくは彼女が出来ない。
●朝起きて自分でも分かるくらい臭くてねばついている → 朝から自分の老いを感じる
●歯周病菌たちがドンドン歯茎と歯の間を溶かす → 歯茎がはれて不快になるだけでなく、どんどん歯が抜けて、入れ歯のお世話になる時期が前倒しになる
などなどあるのですが、最もヤバイのはこれ
最終的には、糖尿病の誘発を含めてさまざまな健康障害が、歯周病が体内に入ることでリスク増大！「リンゴをかじって歯茎から血が出ませんか」などという生易しいものじゃあ、ないんです。じゃあ、これからどんなに恐ろしい治療をされるんだろうと思っていると、一言、「コレを３日間のんでくださ～い」
へ？っと拍子抜けします。顔周辺に効く様に調整された抗生物質。これを３日間続けて飲むだけなんて、現代に生まれてよかったよ。経験すれば分かりますが、飲んだ翌日くらいから明らかに寝起きの口臭と粘つきが激減していきます。そして歯茎の緩みや出血、痒みや痛みなどがどんどん治まっていきます。
こういう説明を、自分の細菌を目の前にし、科学的に根拠をもって説明されていくと、「歯医者って、とりあえずイヤイヤ行って、良く分からないけど、口を開けて痛い思いをして、よく分からないけど治療終わってるのに何度も歯石取りにきなさいといわれて、痛い上に口の中が血まみれになって、もう次は虫歯でもいくのやめて我慢」と思っていたことは、なんだったんだろうと思わずにはおれません。
我々のクルマ業界も同じ。メーカーの私達も、問屋さんも、ショップさんも、販売店さんも、なまじっかクルマの知識があるために、「そんなの常識、誰でも知っている」と勘違いし、専門用語を振りかざし、お客さんも知らないとはいえなかったり、聞くのが恥かしかったり、頼らざるを得ないので、言われたことを半ば強制されたような気分で嫌な気持ちにさせてしまうことも無いとはいえないのです。
吉野君の丁寧で分かりやすい説明は、そういうお客さん（患者さん）の立場にしっかり寄り添っているからできることなのでしょう。そして、お金もうけだけでなく、その対価に見合った、そしてそれ以上のサービスのために、自分からドンドンいろんな歯に関する技術や知識の研究や導入を進めているからこそだと思うのです。
というのも、以前にブログで吉野歯科を紹介したときに、関東や九州、そして地元関西の営業先で同世代の方から予想以上の反響をいただき、ほぼ全員が、「かかりつけの歯医者さんにお願いしたら、ウチではそういうのはやっていないといわれて～」と困惑されていたのです。関西の知り合いの１人はわざわざ兵庫から吉野君に見てもらいに来たほど。（大阪では弟さんが開業されていることを後から知りました）。もちろん、あるのでしょうけれど、全体からすれば少ないようです。
ちょっと話がそれますが、吉野君、実はこのブログで常連のFT86/サニトラ専門店のイーカスタムさんともお友達。
http://www.eeecustom.co.jp/86/shop.htm
地元の異業種団体つながりで海外旅行で一緒だったのです。
同業者とはもちろん仕事上たくさんお付き合いはできるものですが、異業種交流というのは直接商売に繋がらない感じがします。が、だからこその出会いやヒントもたくさん生まれます。いずれにしても、旅行先で２泊３日、飲食を共にしたり、地元の会合で顔を合わせたりしていると仕事を通じてでは生まれない人間関係ができます。そして、異業種からの刺激が、仕事や考え方の大きな気付きにもなるとわかりました。
というか、本当は、虫歯治療で怖くて痛かったら「いたいよ～、優しくしてよ～」と訴えやすいというのが一番のメリットです（笑）。人間関係ってどこで繋がるか分かりません。最近は、道路上で見知らぬ人に攻撃する運転手も増えていますが、愚かの一言です。
アフターメンテ用の歯磨き剤も紹介してもらいました。歯周病菌は歯磨き剤ではやっつけられませんが、抗生物質で一旦きれいになった口内を、常に清潔にしておくと、他人から菌をもらいにくくなるとのことでした。アフターまでしっかりご指導。ええ、そうなんです。歯周病菌は他人にもうつるんですよ…フフフ… コワいでしょ…
他にもいろんなことをされています。シルクロードの社員は大半がこの治療を受けましたが、小さい子どもや大人の歯の矯正もびっくりするようなものを紹介してもらっており、数人お世話になっています。
日本でも最近でこそようやく歯並びを気にするようになりましたが、昭和のアイドルの「かわいい」というチャームポイントですらあった八重歯は、欧米では「悪魔の牙」だといわれ敬遠されており、歯並びが悪いと貧乏人扱いまでされます。
とはいえ、映画「チャーリーのチョコレート工場」の幼少期のような、あの見栄えの悪い針金のようなものを装着し、何年も痛みに耐え、面倒なケアをし、なおかつびっくりするような費用をかける気にはならないものですが、これには驚きました。なんと脱着可能！
まあ、とにかくクルマ業界の人たちって私も含めて、お客さんに、「オイルはもっとマメに交換しなきゃ、エンジン壊れちゃうよ！」って言うくせに、自分の体は放置状態の人多いです（笑）。
クルマのメンテ同様、悪化する前に対策をしておくのが最善！
私も歯が治ったので、気持ちよく食事がのどを通って、幸せです。ダイエットは明日からにしておきます。あとはこの清潔になった私のチューを受け止めてくれる人が現れれば最高なのですが…