L275ミラ レース用車高調 RMS-K リアショック完成 ARYコラボモデル

オートリサーチ米沢さまと共同開発のL275車高調。

開発からすでに2年近くかかっていますが、ようやく最後の難所を乗り越えられそうです。

ただのショックに見えますが…

15mmほど伸び縮み可能。

全長調整式にするとブラケット代でコストが嵩みます。

かといって固定式だとスプリングの自由長によっては遊びが発生。

この方式だと使用できるスプリングの幅が増えます。

現在ローダウンキット試作品取り付けのS413ライトエース。

軽自動車に多く見られるホーシング式サスペンション。

ローダウンするためにスプリングの自由長を短くしたため、遊びが発生。

そのままだと車検NGだし危険。

なので、当社のKYBL235エッセ用のレースショックを入れたところばっちり。

全長調整式車高調は色んな意味で避けたいという人も多いでしょう。

かといって市販されている純正交換タイプは車種幅に限界があり、減衰力、自由長は調整できないものが大半。

今後、軽トラック、軽バン、ミニバン、貨物車用にラインナップを充実させる方向です。

レースといえば、人生初のトライアスロン(超ショート)、参加してきました。

思えばちょうど1年前、醜く育ったメタボボディに嫌気がさし、挑戦を決めました。

最初は300メートルを走ったら、半泣きで4.7キロ歩いていました。

1年かけて身体を少しずつ鍛え、最後の1ヶ月は猛トレーニング。

1日1食のダイエットの効果もあり、一気に8キロ軽量化。

クルマのパワーウエイトレシオと同じ、軽くなると一気に走行性能が変化。

これ以上無いくらい万全の体制でとうとうやってきました。

このゴールを1年間目指してきたのです。

武者震い…

そして無事完走…

目標だった完走に加え、およそ180人中70位台。

特にバイクはイーカスタムさんの特訓により、中級レベルに到達。

しかし事件は起きました…

オーバーワーク、水分補給の怠り、過度なダイエット。

ゴールして10分後、チームメイトと歓喜を分かち合ってから水を一気飲みした瞬間…

ブラックアウト…

ほんの一瞬だったのですが、倒れてしまいました。

念のため医務室で検査してもらったところ熱中症。

特に最後の水の一気飲みが引き金に。

復調するまでに死ぬほどマズイOS1とポカリを大量に接種してようやく回復。

医務室で色々教わりました。

「水だけでなく、塩分も必要。糖質も重要。そして自分の体力を過信するのが一番ダメ」

レースカーと同じ。

オーバーヒート、ノッキング、オーバーレヴ、ちゃんと管理すべきは体も同じ。

それにしても愉しかった。

たんなる苦行だと思っていたけれど、なんともいえない達成感。

チームメイトとの一体感。

自分の身体と向き合う高揚感。

最後に屋外BBQで打ち上げ。

やりきった後の至福のひと時…

も、つかの間、チームリーダーのイーカスタムさんの放った一言で心が折れました。

「みんな良くがんばった!この調子で来月もがんばろう!」

え…(汗)

来月「も」…?

勝手に次の大会、エントリーしてくれたようです…

しかも今回より距離が長い…

修練はまだまだ続きます(涙)