L880 スタビレステンションキット、とても思い入れのある商品のひとつです。
http://silkroad-jp.com/portfolio-2/footwork/footwork_820-i0i
新車販売当時、お近くで仲良くさせていただいているミックコーポレーションの社長から、型取りでお借りしました。
その際、「この車、まだ何も部品つけてませんけど、正直、一時間ものったら、気分悪くなりました」とのこと。道澤社長はクルマだけでなく、趣味でバイクを乗られていますから、クルマ酔いしやすいなんてありえず、乗り心地にさほどうるさくない人がう~んというので、これは逆に対策部品つくりたい!と、思ったのです。
実際、私もクルマをお借りして戻る道中、気分が悪くなりました… 隣で運転していたマッドI氏いわく…
リフトでコペンをあげて、フロアを覗くや否や、
「ナンダコリャ!? メーカーとしての志はどうなってるんや!! お前、こんなん〇◇×?X¥!%&の設計思想が・・・・・・」
とりあえずその場はいったん退避、危険。闘魂キャンセラーな私(参照:過去ログ)にはついていけません。落ち着いたころに恐る恐る再度アターック!!アホな僕にもわかるように30秒以内にシンプルに教えてくださいな~。
「古い設計のシャーシで、スタビライザーがテンションロッドも兼ねてるからそこが悪さをしている。
純正スタビをとりはずし、そこにテンションロッドを作ってぶち込んで、スタビは別の場所に移設する。」
なるほど!
「乗り心地はかなり改善される上、操縦性も良くなるぞ。元F-1ドライバーの中島悟が乗っとったレーシングカーのRX-3でも採用されていたX\&%$〇▽X〇◇×?X¥!%」
はじまった~。総員退避~、危険~!
とにかく、乗り心地、操縦性がよくなり、車検にも抵触しない部品とわかり、これは売れる!と思い、会議にかけてOKをもらった商品だったのです。クルマオンチの私もスポーツパーツ開発の様子を目の前で見ていましたから、思い入れがあるのです。
しかし、発売から長き年月がたち、販売ペースが遅く、在庫が無くなったら次のリピート注文をどうするかという話なり、いったん廃盤にしようということになったのです。良い商品だったら、必ず手放しで売れる、というわけではないのです。特にこの商品は、カテゴリーの無い、完全オリジナル商品。車高調やアーム類とは違い、よほど広告などをかけて説明しなければ、存在することを知ってもらえなかったのです。営業としての無能さを感じると同時に、もうひとつ、時期というものもあると感じました。実は廃盤にしてからも問い合わせがあるのです。
新車当時はどの車も大幅なチューニングは大掛かりなものをする人が少なく、古くなり車体価格が落ちてくると、チューニングレベルが上がるという流れは確かにあります。しかもL880は名車です。カプチーノやビート、アルトワークス、ジムニーなどと同様、長く愛されるクルマです。これから乗る人も多いはず。L880の部品、他にもたくさんあります。これらは元気に売れてくれています。最近になって急速に売れ始めたものもあります。
アクスルリジッドキット
http://silkroad-jp.com/portfolio-2/footwork/footwork_accrigid
ホーシング車両独特のレーンチェンジ時などのふにゃふにゃとした違和感、操縦性の悪化を抑えます。
スタビ強化ブッシュ
http://silkroad-jp.com/portfolio-2/footwork/footwork_bs
などなど、色々そろえています。
今後、この商品も問い合わせが増えてきたら、復活させることも可能ですから、あえてホームページの商品リストからも消すのではなく、紹介はしておき、価格のところに「廃盤」と記載することにいたしました。
いったんはさようならですが、復活することをねがって紹介させていただきました。