40年ほど前のモータースポーツは、ラリーとダートトライアルが全盛期。
シルクロードもクラブ員が多数在籍し、主催したダートラの地方大会はエントリーが200台近くなったこともざら。屋台まであり、お祭り騒ぎだったことを、幼少の頃、私も連れて行ってもらった記憶があります。
その当時からシルクロードで当時、社長と一緒にクルマを作り、最終成績全国2位の経歴を持つM鬼部長も、現在、当社に在籍しています。
当社の高齢メンバーはたいていその時代にシルクロードになんだかんだと入り浸っているうちに、ずるずると働いていたというメンバーばかり(笑)。
ですから、今でもラリーショップさまともお付き合いが全国に残っています。
その一軒が今回ご紹介する、シャフトモータースポーツと大桃社長です。
https://www.facebook.com/teamshaft/
外環の一番東の終点の三郷南インターすぐそばにあります。
アスリート達が自分の出番を待っています。
大桃社長はラリー、ダートラ界においても、特にFF車、ホンダ車を扱うエキスパートとして有名です。当社の営業マンや、カワイ製作所の川居相談役なども、ラリー、ダートラ経験者ですから、「一回大桃さんに会わせてくれ~」といって、実際に行くほど、当時を知るヒトには、熱いドライビングをするヒトで人気があったことが分かります。
当然、店頭においてあった休息中のシビックも、当然のごとくクラス優勝していました。
元々、左足ブレーキドライビングで有名な社長です。
右足のアクセルでエンジン回転を上げたまま、左足で同時にブレーキをかけ、コーナーをエンジン回転を落とすことなく減速し、そのエンジン回転の高さを活かし、次々とコーナーをトンでもない速度でかけていくドライビングテクニックを極めているヒトです。
私、一度試したことがありますが、素人はやめたほうが良いです。脳が混乱します。危ないです。
ハイパワー4WD車両もお手の物ですが、ゴマカシがあまりきかない軽量でパワーが低いFF車を、魔法をかけたように速くしてしまう技術は高く評価されており、やはり足やブレーキのセッティングノウハウが凄まじいのだと思われます。
帰り際、何か違和感がありました。
ロードスターに、ハードトップ…
よくある光景…
違う… 違うゾ!
こいつは現行の、新型NDロードスター!
新型ロードスターで、ラリー、ダートトライアル出場を予定していて、JAFに問い合わせしたところ、オープンカーは安全性の問題でNG。しかしさすがシャフトさん、どうすれば出場できるかをJAFと競技し、ハードトップという結論を得たとのこと。
現行ロードスターはまだアフターのハードトップを見たことがありませんから、是非、ワンオフならず、量産して欲しいところ。「検討してみます」とお返事をいただきました!!
大桃社長がポテンシャルを評価しているのは、この新型ロードスターと、発売直後の新型スイフトスポーツ。スイフトは今回、ターボに1トンを切る車重であることがかなり好評価とのこと。速さだけをストイックに求めてきた大桃社長がとても気になっているスイフトスポーツという情報を得て、シルクロードでは早速型取り準備に入りました!
イブシ銀という言葉は大桃社長のためにあるのではないかと思うほどレースにその一生をささげている大桃社長とシャフトモータースポーツ。競技だけでなく、クルマのメンテやチューニングなど、なんでも相談に乗ってくださります。
とにかく個人的にはこのハードトップが気になってしょうが無い。私も一時期オープンカーに乗っていましたが、一年の間で開けて走りたい日はそんなになく、やはり見た目のスパルタンさはハードトップ。潜在需要は高いはず。JAF規定で脱着が条件になっているので、量産された場合は、一般の人にも使いやすい商品となります。
現在、急ピッチで新型ロードスターのエキマニを開発しているイーカスタムさんにも早速紹介しなければ。
シルクロードの社長をはじめ、起業当時から40年以上かけて生み出した日本中のショップさまとのネットワークのすごさを改めて実感です。