「ちょっと見せたいものが…」
朝イチのJ’S RACINGからの注文FAX。それをアマゾン顔負けの3時間で配達終了したワタシに(たまたま運よく通っただけですが)、走る宣伝広告塔の梅原DAIGOさんが声をかけてくれました。
なんだろ、なんかくれるのかな。
「買っちゃいましたンゴ(会社が)、新型TYPE-R」
ゲっッ、ゲ、ゲ、ゲ、ゲっッ!!! 気づかなかったよ! さりげなく置いてあるじゃないカ!
これは写真撮らせてもらうために並べ替えた状態。その前は無造作にギチギチに並べられてて気付かなかった。
https://www.jsracing.co.jp/js2/index.asp
梅原さんが丁寧に教えてくれました。
「SUPER耐久で何年もの時間と労力とパーツとお金をかけて作り上げたS耐フィットのタイムを、ドノーマルの状態で、助手席にヒトを乗せて談笑しながら普通に運転したら簡単にレコードタイム超え。エンジンスペック違うといえど、異次元です」
ホンダのホームページでも「ニュルブリンクにてFF世界最速記録更新」とあります。
http://www.honda.co.jp/news/2017/4170424.html
このニュルブリンクのタイムランキング、超面白いです。
https://matome.naver.jp/odai/2142548262285349201?&page=2
シビックが7分43秒で、1秒差で負けた相手はなんとポルシェ911 GT3
宝くじ(1億円)にあたっても買えないブガッティヴェイロン。1000馬力のこのクルマがそれに次いで3秒差の7分40秒。
http://cyber-ride.com/a/20.html
日本車の中ではNISMO35GTR、レクサスLFAの次の3番目なのです。駆動方式問わずですから、スゴイです。
2Lターボで、320馬力、トルク40kg。エボやインプでも達成されているパワーとはいえスゴイですが、何がすごいって、それをFF駆動できっちりコントロール出来るというところがスゴイ。
「パワーもスゴイですが、コーナリング性能に感動したョ」と梅原さん。
ノーマル20インチ+ブレンボ+ドリルドローター!!!!!!(汗)
「ダンパーはマグネティックコントロールで、ダンパーにメタルの粉が入っていて、Gセンサーなどの情報を分析して瞬時に減衰力を変化させているようです」
どんな車高調いれてもデチューンじゃん…
フロントにはいかついアンダースポイラー/ディフューザー。
さすがJ’S、もう作ったんだ…
「いえ、それノーマルです」
……
超絶フロントワイドフェンダー…
これもノーマル。
気付きました? ラジエターキャップの圧力が純正で1.3のものになっています。ここまでやる?
リヤアンダーディフューザーに、なんとトリプルマフラー…
こんなのワンオフマフラーでしか見たこと無い。
ランエボバリのビッグウイングと、トランクスポイラーもノーマルで装着…
リアフェンダーも当然オーバフェンダーに…
さすがにこのリアのルーフスポイラーとフィンはJ’Sさんのですよネ?
「いや、それも純正ノーマルです」
絶句…
さすがにシートとシートレール交換は必須だな。
「レースでフルバケでは必要ですが、ノーマルもかなりホールドするし、何より座面のイチをレバーで下げられる機能があって、結構ビックリするくらい座面下がります」
KAWAI WORKSさん、どうしましょ…
こりゃもう、トドメさせられたよ。シフトノブまでアフターばりのカッコよさ…
新車価格が450万(乗り出し500万)と聞いたときは、「は?」とおもいました。そりゃEG、EKシビック全盛期を知っているヒトにはそうです。けれど、このクルマの性能を聞いた上で、装着されている20インチアルミ、車高調、スポーツシート、ブレンボ、フェンダー、前後アンダーディフューザー、スポイラー類、そして何よりニュルでの市販車のタイムを知ると、改造費用だけでも想像がつきませんから、本体込みで500万ならバーゲン価格です。やりすぎ。
正直、な~んにも作れそうなパーツが浮かばないくらい、完璧。
けれど、J’Sさんでは何かたくらんでいるようです。
それと、シビッハッチバックも面白そうだとのことでした。280万から販売されており、すでに納車待ち状態だそうです。
手が届く価格のスポーツカーを出して欲しいと願っていますが、これはこれでスゴイです。まさに「DREAM」です。決して安くは無いけれど、走行環境によっては世界のスーパーカーと肩を並べるパフォーマンスのクルマに500万円で乗れるのですから。
現車を見て、久しぶりに欲しいとおもいました。J’Sさんの今後の動きにも俄然注目です。
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