「アルトワークスのフェンダー、破損しちゃってさあ、在庫ある~?」
と電話くださったのは、埼玉県の老舗ショップ、BOZZ SPEED久田社長。大昔に、元カー雑誌記者だった過去を持つ、インテリだけど気さくな社長さま。
塗装不要のシボかと思いきや、珍しく塗装可能タイプ。ただ、真空成型品はJB64もバックオーダーが溜まっており、非常に厳しい納期になりそうだと説明。すると、こんな画像が…
https://tire.bridgestone.co.jp/potenza/report/2018/0926/report01-34.html
ブリジストンのホームページ!こんなところに掲載されているの!!??スゲエ!しかもフェンダー、シボじゃなくて塗装タイプを純正ボディカラー塗装している!!!! カッケー!
「実はお客さんがコイツで筑波攻めてくれていてサ、1分10秒切れそうになってきたんだよ!」
と会話していると、横で聞き耳を立てていた同僚が一言、「これじゃね!?」
うわ!
マジ!?スペシャルパーツを使わず市販品でアタックしているんだ!久田社長らしい!!!
超嬉しい。こんな実践で使われていると嬉しくなります。でも、逆にプレッシャー… 次のレースがどうとかこうとか… ダメ元で工場にジャンピング土下座しにいってみるか…
と思ったら、スマホにこんなメール。
「ムリをお願いして、雑誌取材に間に合わせてくれたフェンダー、無事装着して撮影も間に合った!」
と、これまた埼玉県の実践武闘派、キャナスの三角社長から写真が届きました。
キャナスさんは本気でアジアンラリーに行きますし、その腕を買われてヒ〇ミや〇川翔などの超本気芸能人のラリーサポートをされた経験も持つツワモノです。お店に行くと、西部警察で著名な伝説のカーインスタントマンも現れるとんでもないところ。
装着パーツも本気度が高く、そこに当社のフェンダーが違和感なく収まっていることが凄く嬉しい!
https://www.facebook.com/canus.jp/
アメリカのショックアブソーバーメーカーのモンローのSAMURAIショックのテスターを依頼されるほどの名ショップ。
http://www.monroejp.com/service/movie.html
両ショップとも、実際に戦うクルマに装着してくださっていることはとても嬉しい。それは機能性を認めていただいたと思うからです。
当社はエアロを手がける会社ではないので、正直、デザインセンスには自信はありません。
オーバーフェンダーの本来の役割は、レースなどで有利になるために、少しでもトレッドを稼ぎ、タイヤ、ホイルサイズの選択肢に余裕を持たせること。また、多くのレースの車検では純正に準じた車検対応部品であることを指定されることを考慮して開発したのが、片側9mmワイドのフェンダーなのです。
なおかつ真空成型にすることで、軽量かつ衝撃耐性を持たせた結果、生まれた製品。
当社は、45年前にラリーショップとして産声を上げています。ですから、基本的には無骨で不器用な会社だと思うのです。それゆえに、クルマに興味がなく入社したワタシも、BOZZ SPEEDさんやキャナスさんといったレース場で戦う人たちが当社製品を使っているのを見ると、身震いするほど嬉しいのです。
なにやらエエカッコ言いましたが、やばい… まじでどうしよう… 久田社長… 納期… 2ヶ月くらいかかるかもDEATH…(滝汗)