DA16T スーパーキャリー ローダウンキット 純正部品を活かす!

大人気のDA16T新型スーパーキャリー。長期お借しくださっている兵庫県、みやびオート様には超感謝!

ハイゼットジャンボ同様、キャビンが大きくなり、快適性の向上で、仕事だけでなく、遊びも含めて幅広く使える人気者。

先日、車高をあげる、DA16T用リフトアップキットを発売開始しました。(通常のキャリーも対応しております)

リフトアップキット DA16T キャリー/スーパーキャリー (2WD/4WD)

今回は車高を下げるローダウンキット。

http://silkroad-jp.com/portfolio-2/suspension/sus_lowd

車高は微調整式で、マックスのダウン量はフロント25mm、リア30mm。

控えめに感じますが、実用性、日常性を考慮するとこのあたりが限界と判断。

実際に車両を見ると、ローダウンされていることは一目瞭然。

ドアを開けると、ストローク量があまりないことがわかります。

25mmダウンでこの通り。コレ以上下げると、ストローク時、脚がボディにヒットする懸念。

指2本半、って感じ。これくらいのストロークは確保しておきたいという設定。

ダウンサスなら安価で手軽。

けれど、当社はラリー、ダートラから始まったサスペンションメーカー。ゆずれない部分は操縦性。

当社のキットを使えば、純正ストラットが、直巻式車高調にリボーン!

ダウンサスだと車高を下げるため、原則、柔らかいレートになり、スポーツ性、レスポンスが下がります。また、底突きしやすくなります。直巻ならバネレートがリニアに発生し、レスポンスアップ。標準推奨設定8kg。これが全然マイルド。身構えて乗ると拍子抜けします。

溶接や切断など無しのボルトオン設計。(実際の作業風景の動画は後日アップいたします)

純正のスプリングシートも、プラスチックハンマーで簡単に外れますし、元に戻せます。この方式のメリットは、純正のマウントとショックなので、乗り心地は純正に準じています。しかも、直巻スプリングになったことで、操縦性、レスポンスがスポーティーに。

スポーツカー業界ではあまりなじみのないリーフスプリング。板バネ。リア車高はこの板バネで変わります。

TE27など、昔の一部のスポーツカーには採用されていたことがあり、開発にあたっては、当社の古参メンバーのノウハウと経験値が活かされています。

ハイエースのカスタムなどでも良く利用されるリーフスプリング、社外品と呼ばれる、車高アップ、ダウン用の大半はフルセットでの販売が多い。

フルセットは片側3~4枚×2で、製造コストが高く、運送上その重量が懸念材料になります。

リーフスプリンの設定で、こんな押し問答がありました。

「リーフスプリングなんか開発する必要ナイ!若い頃は、真ん中のリーフをプレスで曲げたり、ひっくり返して車高を調整したんや。自分でできるものを売るなんてありえん!」

…っ ってまてよ!じゃ、そのプレスした状態の真ん中のリーフスプリングだけを作って販売は可能ですか!?

「できるけど、自分で加工できるんやから、わざわざ買うヒトおるか?」

ときどき、クルマオタクは自分たちのやっていることは、普通にみんながやっていると思っています(苦笑) そんな簡単にできないよ。それに、商品説明に、”リアリーフを分解して、重い何かで踏んづけて、適当に曲げてください”って、そのほうがオカシイ(笑) 

そんな押し問答から生まれたのが、セカンドリーフ交換タイプ。コストが通常のフルセットの半分程度。

しかも、分解して装着するのは非常に簡単。(後日、作業動画アップします)

ネジを外して組みなおすだけなので、片側15分程度で脱着交換が完了します。また、車検時に、構造変更事前通知書を¥3,000で発行しておりますので、車検時の構造変更も安心。

一台分の作業時間は、当社の手馴れた開発者が、工具が揃った状態で一時間くらい。

初めてこの商品を装着される作業員の方でも、数時間あればいけるはず。特別な工具不要の、ボルトオン設計。

早速、試乗。(後日、動画でご紹介いたします)

結論からいうと、乗り心地はほぼ純正。そのくせ、コーナリングマシン!楽しいクルマになりました!

¥49,800は悪くないと思います。(自画自賛)

手軽に楽しめる、シルクロードならではのキットになりました。当社の代表をはじめ、創業期のメンバーは、若くて貧乏な時代、苦労しながら、ラリーやダートラに参加していました。だから、常に、手軽で、効果的なものを提供したい、そういう願いをもっています。

最近の軽自動車人気は凄まじい。気軽で身近なクルマとして、大活躍。

ところで、自動車メーカーさん、軽トラック、軽バン、ジムニー、S660、コペンといったクルマに、”EVO” モデル作ってくれないかな?

メーカーさんのエボ的なモデルは、刺激になります、僕ら製造メーカーにとっても、ユーザーにとっても。

軽自動車ではアルトワークスがその立ち位置です。こういうモデルが、他の軽自動車でももっと増えて欲しい。

戦後からバブル崩壊まで、クルマがステータスの道具として扱われていた時代が続きました。現在の経済成長著しい中国のマーケットと同じ。自慢のために所有されるクルマたち。もちろん、高級車、スポーツカーに罪はありませんし、ステータスシンボルが悪いわけではないけれど、そればっかりというのは悲しい…

だからこそ、昨今の日本の軽自動車のカスタム、チューニング、レジャーでの人気が嬉しい。人目を気にすることなく、目的に合わせて等身大で付き合う風潮が高まっているから、と感じるからです。欧米に見られるクルマとの付き合い方に通じます。心豊かにしてくれるパートナーとしての向きあい方。

もっと言えば、どんなクルマだって、クルマ。人目なんか気にせず、自由に愉しもう!っていうエネルギーを感じています。

当社は良い意味で拘りがありません。専門分野を持たない会社。だから軽自動車からスーパーカーの部品まで対応しています。

日本の自動車文化が新たな段階に入った今、当社はそのニーズに、微力ながら応えたいと思っています。そして、次のステップとして、新たなジャンルに、今年の後半から挑戦をはじめます。軽自動車、リフトアップ、スポーツカー、ミニバン、旧車などへの全方位対応も、さらに深化させていきます。

って、それどころじゃないんですぅ。

今日は本決算日… 明日は決算棚卸し… 営業マンは数字がすべて…