創業26年、K-CAR ドリフトの老舗、JAWS山本さんの2019年最終戦のダイジェスト動画が出来ました。
コチラ↓
2019年は常連のアルトワークス、カプチーノ勢に加え、ジムニー、キャリートラック、ヴィヴィオ、ミラバン、ネイキッド、ラパンなど、バリエーションに富んだクルマの参戦が目立ちました。
JAWS山本さんと共同開発中のJB23のドリフト車高調も、試作品が大活躍。
出場者以外のギャラリーも多く、最後の最後まで誰も帰らないくらい凄く楽しい。
取材予定していた今月の開幕戦は、コロナの影響で延期。
前回の大会のアップを忘れていたことを思い出し、動画を整理しました。
今日はそんなJAWS山本さんからご依頼の、HB21用ドリフトダンパーの組み立て。
本来は当社隣接の工場、セクション側にてショックアブソーバーの組み立て、減衰変更と同時に済ませてくれます。
というのも、ワタシは競技やドレスアップ未経験で入社なので、昔、工場で組み立て作業をさせてもらいながら勉強させていただきました。
営業マンとなった今も、特注品の設定確認をかねて最後の組み立てだけでもしながら、忘れないようにしています。
最終組み立ては、ほとんど工具も要らない簡単な作業。
工場で完成された部品を組み立てるだけ。
JAWSさんご所望のピンクのシート類の組み込み。
ブラケットの付け根に組み込まれているプレートとボルトはキャンバー調整機構。上部アッパーマウントと併用することで、より大きなサイズのタイヤホイルを組み込みやすくなります。
二十数年前の全長調整式販売以来、ストラット車の大半に採用している当社伝統の機構。
JAWSさまご指定のレートと長さのレーススプリングを組み込み、アッパーシートを装着。
当社の車高調は直巻スプリングに限っては、ラインナップ内であれば無料でお好みのものを選択可能。
最後にアッパーマウント。
左右が存在するので、ブラケットと同じ方向のものを装着。昔、こんな初歩的なこともわかっておらず、工場長に良く叱られました。
JAWS山本さんの車高調はDRIFTスペシャル。
減衰力やバネレートだけで無く、アッパーマウントも特殊。
標準品とは違うキャスター、キャンバー方向の、JAWS山本専用設計。
工場内で、一枚ずつ切削されています。
組み立てだけなので数分で完成。
ちなみにドリフトスペシャル=普段乗りにくい、では在りません。
確かに減衰やバネレートが高めではありますが、非常にコントロールしやすくなっていて、普段乗りからサーキット、ドリフトまでこなせます。競技で求められるのはミスを減らすことですから。
2段重ねの箱に入れます。
リアのスプリングと調整アダプターを入れて…
上段にはKYB14段調整式のショック。
標準品と同じものですが、十分な減衰力があります。14段目マックスにすると歴戦のつわものでもビビる、バリカタ(笑)。減衰力の幅が非常に広く、ストリートからハードなサーキット、ドリフトにも対応できます。
超ショートボディなので、懐の狭いHA23、HB21でもしっかりストロークを稼いでくれています。
当社のダンパー類は基本的に14段調整式。
昔、段数が多い=エライ、とワタシは誤解していました。
大切なことはしっかりと減衰力が発生し、最小と最大の変化が大きいこと。
減衰ダイヤルは1メートルを10で割るのか、100で割るかという定規と同じ役割にすぎません。減衰がしっかり発生していないショックに100段ダイヤルをつけても無意味。
さて、送り状を貼れば完成。
営業自粛中なので社内の仕事を手伝っていると、普段当たり前に思っている社内業務の大変さに気づきます。
色んなカタチの商品をフィットする箱にうまく入れていかなきゃいけないし、もたもたしていると時間がドンドン過ぎます。営業携帯にはよく知っているお客様から着信。でも、会社の固定電話は不特定多数。お名前すらあせって聞き取れなかったり、他社製品の問い合わせでしどろもどろになったり。まるで社会人一年生になった気分(汗)
業務のみなさまに感謝。
コロナは、普段当たり前だったことが当たり前ではない、という気づきのチャンスだと捉えています。
とはいえワタシは営業マン。
早く関東の営業にでたい…
そしてASNU東京@杉並区に行きたい…
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131906/13230467/
吉田社長に会いたい…
そして…
ハイカラ!
禁断症状がでてきた…
でも当分無理なんですよねえ…
コロナが憎い…