ハイゼットカーゴのスタビライザーの開発がいよいよ大詰め。
本来、近距離圏での商用利用が主であるハイゼットカーゴですが、当社では遠方出張でも利用しており、一日数百キロを移動することもあります。
となると、途端にシャーシ性能の弱点が気になります。直進安定性と旋廻性能。
直進性安定のために、リアのアクスルブッシュのたわみを、アクスルリジッドプレートで対策。
エッセレース用のKYBショックを組み込んだところ、さらに改善。
特にリジッドプレートは人気で、現在Ver2として進化版を発売予定としております。
(古いS320系のブッシュがヘタってしまったもの、積載量が多いもの、アトレーのターボによる高出力時に負担が大きいのをさらに対策)
個人的にはこの2点を装着するだけで、十分満足。
コーヒーを飲もうとするだけで、ふらふらとセンターラインや路肩に突っ込みそうになり、常時、ハンドルを両手でがっちり握り、神経を集中していないといけなかった状態から解放されました。
だから、わざわざ「スタビライザーまでやんなくていいんじゃない?」って思っていたのですが…
Ver1の試作品を装着して驚愕。
リアの対策品とは全然違った方向性の効能。しかも運転が「気んもちイイ~!」状態。
コーナリングの切れ味が全然違う。
「スタビライザーまだですか?」と熱心に問い合わせをいただくユーザー様は、このことを知っておられたんですね。
スタビライザーの本体は、TANABE様に依頼しております。
材質はクルマのスプリングと同じバネ鋼材。
もちは餅屋。その道のプロにお願いするのが最適。
ただし、スタビライザーの設定が無い車両に取り付けるには、何かしらのブラケットが必要です。
そこは当社の出番。
こちらは初期型の試作品。
初回サンプルは3分割の組み立て式のため、高コスト。今回、一体式で作り直しました。
製品の価格を下げるには、製造工程をどれだけ減らすかが重要。
まずは土台となるブラケットを装着。
試作品は想定外のトラブルのオンパレード。
加工修正しながら最適な形状を決めていきます。
装着しては外し、修正。
これを何度も繰り返します。試作品を作るのは本当に大変です。
一進一退が続きます…
完成!
機能部品ってカッコイイ!
スタビリンクは長さの違うものを2種テスト。
当社はあくまでノーマル車高対応品としての販売となります。
取り付け自体はそんなに難しくありません。
加工不要のボルトオン設計。
位置関係もおおむねOK!
Ver1は極度にステアリングを切ったらヒットしていたようで打痕があったそうです。
鈍感なワタシは気づいていなかったようです。テスター失格だわ。
自動車メーカーさんが装着を忘れていたパーツを生み出すのは当社の得意分野。
万人受けするよう作られたクルマに対する、ユーザーさま一人ひとりの「もうちょっと」に応えてきました。
予想定価ですが、なんとか税別¥49,800を狙っています。
発売予定は、夏ぐらい。決して安くはありませんから商業面での不安は今もあります。
でも、「より速く、より安全に。より愉しく」なる製品である限り、その製造販売が当社の使命であり存在意義。
週末、栃木県のラーメン師匠、ジャスティスさんから届いた白河ラーメンを早速調理しました。
2ヶ月、外食していないし、大好物のラーメン食べ歩きも出来ていません。わくわくします。
チャーシューもどきは、安い豚バラを、酒、醬油、創味シャンタン、ショウガ、にんにくのタレにしばらく漬けてから、超弱火でゆっくり煮込みます。
スープと麺は別々に調理。
若いころは面倒臭くてこんなことをしませんでした。でも、ひと手間こそが大切なのはクルマも同じ。
しっかり湯きりをし…
出汁に投入。
ああ、ワクワクする。
ゆで卵は、沸騰したお湯に7分で、火を止めて1分。すぐに水でさらせば、半熟が完成。
ネットはなんでも教えてくれますねえ。
白河ラーメンの多くは、薬味ねぎではなく、生たまねぎのみじん切りを入れるのが定番スタイル。
すごく癖になります。もちろん、現地では上質なたまねぎが取れますが、まずいヤツは苦味とからみがえぐいかも。
付け合せに、残ったたまねぎと豚バラを万能焼肉のタレでいためます。
貧乏ヒマ無しなので、当然、見切り品!(笑)。
これがあれば、ハイボール500ml、2本はいけます。
完成!
凄くよく出来た生ラーメンセットでした。
でも、コレを食べたせいで、むしょうに本物が食べたくなってしまいました…
個人的なラーメンランキングは、
栃木県で食べる白河ラーメンのとらや分店とよし川家。広島の尾道ラーメン一丁。奈良県の天理スタミナラーメン、そして3UPさんに連れて行ってもらう川越のよしかわ。
ああ…食べたい…
そして、当社の営業自粛が解除になってら、真っ先に行きたいのはシュピーゲルへんみ部長との行き着け、中華料理萬福@埼玉県越谷市。
https://retty.me/area/PRE11/ARE54/SUB5401/100000423078/
死ぬ前に食べたい一品の宝庫。
家で作っても絶対再現出来ない味。
昔から自動車関係者に愛されてきた名店。
もうちょっと通いつめて、マスターに顔を覚えていただいて、ここに「ステッカーを貼らせてください!」ってお願いしようと思っていたのですが…
当社は自粛要請が解除されても、現時点で6月末までは営業活動自粛です。
解除された直後こそ、一番怖いという判断。
アメリカに居た頃、ドライブインシアターを利用していました。
横着なアメリカ人らしい発想だなあ、と思いつつもやっぱり便利でした。
ポップコーンや飲み物をローラスケートを履いたおねえさんが販売していたのですが、これって、今、日本で飲食店として始めたらどうだろ?キッチン付き車両で、毎回色んなお店が出展してくれたら、家で再現出来ないものも楽しめるのに。
当社の近所にも大きな道の駅が唐古遺跡にあり、町長さんもイベントアイデアを募集していました。
提言してみよっかな。
でも、提言が採用されても…
「開催してもアナタだけは入場禁止ですよ、酒癖わるいから。ハンドルキーパーが居てもダメ」
っていわれそう…