ハイゼットトラック トルクダンパー tested by Power House D.T.M (S201P/S500P)

「強化エンジンマウントの効能をお手軽に」が、コンセプトのエンジントルクダンパー。

http://www.silkroad-jp.com/home/portfolio-2/reinforcement/rein_etd

先日、S201Pハイゼットトラックの試作品を作りました(S500P共通)。

するとパワーハウスDTMのヨシユキ新米パパさんからお電話。

http://powerhousedtm.com/

「ハイゼットトラックのトルクダンパー、1個、至急求ム!7月走行会までになんとかセヨ!」

ハイゼットトラックのさまざまな部品を開発する中で、エンジンマウント周辺の強化方法で悩んでいたそうです。

強化マウントは存在しませんし、純正加工はメリットだけでなく、デメリットもあります。

つっかえ棒的なものを考えていた矢先に、タイミングよく当社が試作品を発表したようです。

「ユーザーさんが7月に大会があるんです。間に合いませんか?」

一般的には試作品はお渡しできません。想定外のトラブルの可能性があるからです。

けれど、DTMさんは技術、知識、経験が豊富な上、40年近いお付き合い。テスター的なノリでお渡しが決定。

本日、工場から上がってきましたので、来週早々に発送。

「オートジュエル」というのはDTMさんの昔の屋号。大昔、シルクロードで無く、当社の工場と直接取引をされていた名残。1000を超えるお取引先の中でも唯一。

説明書も用意できていない段階なので、工場長お手製の取り付け説明書を添えて。

当社でも、工場の運搬車で動画検証などテストしばらく続けます。

効果は車種や取付け位置によって変化しますが、おおむねマニュアルミッションの入力が改善されたり、アクセルレスポンスがあがったりします。

速度域があがるほど、体感しやすくなる傾向があるので、DTMさまの結果が楽しみ。

暫定定価は¥19,800。

ハイゼットトラックはS201P/S500P共通で、4WDは未確認ながら、ほぼほぼいけそうな感じです。

S321vカーゴ、DA17/64エブリ、キャリートラック、JB64ジムニーなどの、非スポーツカーシリーズを一挙開発予定。

強化エンジンマウントがなければ、こういった液体をエンジンマウントに流し込むためのケミカルも取り扱っています。

プロショップで技術があればやってもらえます。

ただし、エンジンマウントの脱着は結構ハードルが高い。そのために開発したのがトルクダンパー。

郡山社長は、業界の生き字引。

ハヤシレーシング出身で、70歳を超えた今も、現役チューナーとしてエンジンを弄っています。

ワタシが入社した20年前よりもはるか昔、40年近く前に当社の工場とお取引されていたほど古い会社。

今でこそ人気の軽自動車チューニング、当時は間違いなく「馬鹿げている」というアンチの声が多かったはず。

30年弱前は、エスティマ、オデッセイどころかミニバンというカテゴリーすら無し。

そんな時代、当社代表が東京を営業廻り中にこんな話。

「都会の若者は親と狭いマンションに同居で、友達や彼女と遊ぶ場所に困っている」

スマホは当然無く、巨大携帯電話(平野ノラ仕様)が出はじめの頃、ポケベル全盛期。

ならば「車を部屋に見立てたらどうだ!?」と発想し、スポーツカーではなく、室内空間がゆったりしたステーションワゴンや商用車をオシャレにドレスアップするための車高調を企画販売したのです。

そして「サーキットに行くわけでもないのに、意味がない」という大批判を浴びたそうです。

DTMさんも、同じような苦難があったでしょうけれど、今や「ダイハツ車チューナー」=DTMのイメージ。

「ビックリするくらい忙しいんやあ、オレは何歳までガンバリ続けなあかんのやァ。」

こう愚痴っているときは、言葉とは裏腹にとても嬉しそう。この業界と仕事が大好きな人。

恒例の土曜日の開発会議では、いつも通り色んな製品案や企画があがっていました。

こちらはJB64ビッグローターキットのキャリパーステーの新作。

http://www.silkroad-jp.com/home/portfolio-2/jb64w/br_jimny

従来の削りだしタイプでは製造が追いつかなくなり、大量生産に向いている鋳造に切り替え。

オートリサーチ米沢さまご提案のHA36アルトワークス4WD用レース車高調。

特殊なクルマで、リアスプリングが純正でも相当短いため、安全率を満たす設計に時間がかかりました。

S660のリアバンパーの純正ルックのダクト、完成しました!初めての3Dプリンター製品。

純正ダクトと見間違えるクオリティ。装着も、穴を開けてはめ込むだけ。グルーガンや加工は不要。

S402Mライトエースのローダウンキット。

純正ショックを活かす方式で、乗り心地は純正と同等。スマートなローダウンキット、略してスマダン(笑)。

他車種へのシリーズ化を始めます。次はサクシード、プロボックス、ハイゼットカーゴ。

フロント50mm、リア40mmダウン程度。程よい車高で、改造車感が無く、ご近所の目も気にならない。

7~9万円程度で、乗り心地は純正プラスアルファという魔法のようなローダウンキット。

ハイゼットカーゴのオーバーフェンダーやスタビライザーも進行中。

ステージア34系の2WD、4WDのアームと構造変更書類の取得も進めています。

日帰りオーバーフェンダー@オートバックスサンシャイン神戸

スーパーオートバックスサンシャイン神戸のイベントで「日帰りオーバーフェンダー企画」の準備もあります。

どれもこれも、企画している私たち自身がワクワクしているものばかり。

イーカスタムさんから薦められた有酸素運動を始めて2週間。心拍数から算出の結果、小一時間早歩きするだけ。

楽チンでビックリ。筋肉痛は無く、食事制限もなし。

過去のダイエットは「粗食」「絶食」「過酷なトレーニング」で、今思えば続けられるわけがない。

梅雨の時期に始めたので、途中でリタイアかと思っていたら、気持ちが良すぎて小雨でも歩いてしまいます。

雨に打たれてずぶぬれになる感覚は子どもの頃以来。それがまた心地良い。

「無理をしない」=「怠け者」と日本人DNAは認識しがち。

けれど、無理は続かない。売上額に固執すると、無理な在庫、過度な安売りの結果、自滅が待っています

「ウチは儲からなくても良い、毎日ご飯が食べられて、人に迷惑をかけなければいいんや」というのが代表の口癖。

のんびりした会社ですが、それが46年やってこれた秘訣かもしれません。

来週から7月にはいり、2020年の後半戦がスタート。

半年後、2021年1月に、ワタシの体型は果たしてどうなっているのでしょうか?

年初一発目のブログでご報告いたします(笑)