2020年の折り返しの7月、いきなり嬉しいニュース from オートリサーチ米沢の安達社長!
「東北660選手権でクラス優勝しました!コロナで中止になった初戦と合せての2連戦、4クラスで2連勝!」
http://www.mavericks.jp/660web/RESULT.html
東北660選手権は関西でも知名度の高いレース。
http://www.mavericks.jp/660web/INDEX.html
開催すら困難な状況で、ターボGPと合せて75台が参加。大盛況。
オートリサーチ米沢様からは13台エントリー。
今回、チームARYでは安達社長ご自身が2連続クラス優勝されましたが、上位にあたる2クラスでもチームメイト大越さまが、これまた2戦連続クラス優勝。
今回、とても嬉しいのは、2台とも共同開発中のL275専用車高調を装着していただいていた事。
安達社長が、なんどもテスト走行し、都度、詳細に渡る車高データ、ストローク量を計測し、ご提出いただきました。何度も仕様変更の末、たどり着きました。現実的な話、かかったお金と時間と労力を考えると、頭があがらない。
実質、当社のカタログモデルを開発していただいているのと同じ。本当にありがたい。
もちろん、サスペンションだけで勝てる甘い世界で無く、作りこみ、運転技術等、複雑な要因があります。
「早速ですが、量産はいつですか?問い合わせが多くて。今回サーキット場でも声がけいただきまして…」
ギクッ…(汗) 急ぎます…
ARYさまのレースカーに、当社のロゴもかっこよくいれていただきました。
L275って、改めてカッコイイ。
ミラとしては最後のモデル。2006年から2018年まで長期間販売されており、台数が多いので、値段もこなれてきており、ますます要チェック。
カッコイイのはARYオリジナルフロントアンダーリップ。車高を下げてもヒットしにくい一品。
RMS-Kシリーズとして車高調を販売予定で、リアショックは全長固定のKYBになります。
http://www.silkroad-jp.com/home/portfolio-2/suspension/rms-k-sp
ARYさまでは、全長調整式もテスト中。ご自身がたどり着いた減衰力は、専用モデルとして販売予定。
「標準仕様、KYBリアショックも良かったのですが、全長調整式はドライだけでなくウエットでも安定した走行性能が際立っていて、上位勢と戦う人には魅力的なモデルになります」
気になったのはフロントスタビ装着ユーザー。
「今回のモデルはあくまでシルクロードさんと当社でのテスト結果に基づきます。その前提だと、当社の走る環境下では不要だと感じました。無いほうが良いという判断」
当社はARYモデルを作りましたので、テスターの意見が重要。スタビ無しが基本設定。
ただし、上記アダプターをショックアブソーバーに装着するオプション品を準備中。
金額はあがりますが、スタビライザー装着も可能に。
「相談なんですが…」
ギクっっ…
「新しい提案がいくつかあるんですよ」
ダイハツ用のリアキャンバープレート、真空整形を使ったサーキット走行で機能をもたせたフロントリップ等々。
ほとばしるように、次々とアイデアが湧き出て止まらない安達社長…
ああ、そういえばこのヒトもそうだ…(笑)
日産系の車高調の減衰力のアップデートが途中なのに、アッパーマウントのヘンな提案をしてきました。
この系統の人種は、頭の中が妄想でいっぱい(笑)こちらとら製造のプロ。けれど要望に追いつくのは大変。
当社は46年前はラリー、ダートトライアルのショップでした。
現場で戦っていると、「こんなパーツがあったら…」となり、え~い、もう作っちゃえ!というのが製造部門、セクションという工場を立ち上げたキッカケ。
ショップと製造メーカーの2足のわらじはとても大変。
当社はショップ業を辞めて、製造メーカーに専念しました。
ショップ様は毎日現場で戦っているので「こんな商品があればいいのに」というアイデアの宝庫。
当社はそんなショップ様に直接訪問し、膝を付き合わせる中から、色んなヒントを商品化しています。
そして、長いお付き合い、深いお付き合いで互いに信用がある状況においては、コラボ製品やオリジナル製品開発にご協力させていただいております。
米沢様とのコラボ品、まだまだ増えそうです。ご期待ください。
それにしても、今年はしっかり梅雨しています。
7月にはいりましたが、もう少し続きそうな気配。
6月からダイエットウォーキングを始めました。
最初は、「しまった、梅雨だ。毎日歩けなくなって3日坊主になる」と思っていたのです。多分、周囲もそう思っていたでしょう。
でも、気づきました。雨の中のウォーキングは快適!
涼しい。蚊や虫がいない。なにより、ヒト嫌いのワタシは、誰もいないのが嬉しい!
日暮れ時、遠くに女性が歩いてたら、「やべえな、変質者と思われるかな」とか、「挨拶はしたほうがよいのか」と悩むし、挨拶しようと思ったら先方が下を向いて過ぎ去ったり…気を使って疲れる。
コロナは梅雨と似ています。
目の前の梅雨に「なくなれ」と願うことは無意味。梅雨を憎んでも何も変わりません。
それよりも、雨の対策をしたり、雨だからこそできることを考えるほうが効率的だし、愉しい。天邪鬼なワタシは、人っ子一人いない田んぼ道のウォーキングが愉しくて仕方ない。誰も散歩しないのが不思議。
今、コロナでダメージの大きい都会では、「元に戻ってくれ」と嘆くか、「大したことねえョ」と、やけくそかのどちらかになっているように見えます。現実から目をそらしているだけに見えてしまいます。
願わくば、コロナという長い梅雨を冷静に、前向きに受け止め、積極的に対策をする流れになってほしい。
コロナ封じ込めでは世界イチの台湾。当社と20年以上親交のある陳さんから電話。
「台湾人は日本をとても愛していて『今すぐ行きたい!』と言ってます。でも、台湾人は一つ心配しています」
なんでしょうか?
「コロナと経済対策は同時に成立しない。台湾人はそれを体で知っています。日本が二兎を追わない事を祈ります」
ああ…
台湾のたけのこが旬なんだよなあ。生で刺身で食べられるんです…日本では基本灰汁抜きが必要。
甘くてみずみずしくて歯ごたえのある刺身を、台湾独特の甘いマヨネーズにつけて、台湾ビールで流し込む…
いつになったら楽しめるんだ!
コロナめ!どっかいけ!