17年間勤務してくれた看板ムスメ、ちょこさんが旅立ちました。
ちょこまかと落ち着かないのでちょこ。
ヒトのいうことを聞かない強情ムスメでした。
人間でいえば90歳。
視力、嗅覚を失っても最後の日まで出勤。
47年前のシルクロード初代看板犬、セントバーナードのハナコ(メス)の写真。
創業者である会長が飼い犬を会社に連れてくると、訪問した方々の人気者に。
それが歴代の看板犬たち。
もちろんワタシは飼い主ではありませんが、非常になついてくれました。
理由は簡単。
みんな営業で出て行ったり、仕事でバタバタ。
グータラなワタシだけ、営業マンのクセに営業にいかない日が多く、彼女を構っていたから。
17年前の赤ん坊の頃からワタシの太ももの上で寝ていました。
なのでワタシの席が彼女の家のようなものでした。
今週、月曜日、口周りが血だらけでご出勤。
週末に吐血。
二日間食事もとらず寝たきりで、動けないほど衰弱。
月曜の朝、会長が出勤しようとすると、無理矢理起き上がったそうです。
火、水は点滴を打ちながら出勤。
木曜の早朝、出勤時刻と同時に力尽きたそうです。
ペットの出張ヘアサロン、ファインヴューさんが駆けつけてくれました。
お悔やみの花束。
超昔の若かりし日の写真。
イケイケのギャルでした。
移動美容室で専用車両で訪問してくださっていました。
このクルマの音が聞こえると、歯茎をむき出してうなり声。
シャンプーカットが大嫌いでした(笑)。
お仕事柄、と思われるかもしれません。
でも、10年を超える付き合いになればそれだけの感情ではない。
ワタシだって営業マンでお付き合いの長いお取引際には、仕事を超えた部分での感情が生まれます。
ムスメの死後にご訪問いただいたことで、こちらの心が救われました。
とても親切なファインヴューさん、もしこの地域で移動式をご希望なら、凄くおススメ。
ペットは動物。でも飼っているヒトにとっては家族であり身内。
その大切さを胸に、ペットたちと接してくださる心温かいお店。
(うちのムスメはとても嫌っていましたが(笑))
翌日、金曜日はお葬式。
その日は、イーカスタムさんとの予約があり、立ち会えませんでした。
なので、早朝に会長宅にて、彼女にさよならをしてきました。
移動訪問式だったそうです。
会社の敷地内に専用車できていただき、葬式を挙げて火葬。
煙もほとんど出ないので、周辺にもご迷惑をかけずにすんだそうです。
キレイなロケットの中に分骨してもらってました。
死後1~2日以内には埋葬してあげたいというのが心情。
でも仕事や用事でなかなかすぐには出来ない場合もあり、腐敗も心配になる。
こんな移動システムがあって、本当に助かりました。
ペットとの付き合いにおいても、クルマが大活躍。
クルマはヒトを運ぶだけではない。
使い方次第でワタシたちの生活を豊かに快適にしてくれます。
所詮、犬畜生だろ、っていう声もあります。
このコロナで人命が大切なときに、人間より動物を大切にしてどうするんだ、と。
人間は、第3者に認知されることが大きな喜び。
自分を知ってもらい、理解してもらい、記憶にとどめてもらう。
出典は忘れましたが在る科学者は、神は「神自身を認知してもらうために」人間を作った、と論じたほど。
神様ですらボッチが寂しくて、人間をペットとして作ったのかもしれません(苦笑)。
”私”、を認識し、時間、行動、感情を共有してくれる存在は重要。それがヒトであれ動物であれ。
交友関係の少ない引きこもり人間のワタシを認識してくれ、時間を共有してきた彼女の旅立ちはつらい。
まさに自分の体の一部を失う感覚。
当社の守り神として描いていただいた馬頭観音さま。
無病息災、動物救済、厄除け、旅行安全、レースで命を落とした馬の供養もしてくださる神様。
現代の馬であるクルマと、移動に関する商品を取り扱っている当社は、強いご縁を感じています。
お陰さまで、長く苦しまず、長寿をまっとうしてくれました。
さて、年末だからといって開発のスピードは落としません。
大変お待たせしているL275のレース用車高調も、現在リアの開発で奮闘中。
PAL SPORTSさんが開発した新タイプのS321v用コンピューターのテストも急がねば。
M-STYLEさんに協力をお願いしてきました。
ライトエース、ハイエース、ハイゼットカーゴ、ノア、ヴォクシー、アルファード、デリカD5。
R34、N-ONE、ヤリス、AUDI A4…
型取り車両がモリモリ溜まっています。
リフトアップキットのカタログも大好評。
増刷希望の声をいただいております。
Vol2の製作を急ピッチで進め、新年早々の配布を準備中。
2020年もいよいよ終盤。
底冷えしてきました。
「一切れよこせ」のうなり声が聞こえてこない…
今年の冬はいつもより寒さが身にしみます。