中川政七商店@奈良県 麻織専門店 そしてやっぱりラーメン

当社シルクロードは奈良県にあります。今回は奈良県で生まれ育ったワタシの”超”主観的目線からのおススメ品のご紹介。

奈良県のイメージと言えば、コレ。奈良公園とシカ。修学旅行で来た人も多いことでしょう。そして、「シカの糞以外、な~んにも無いじゃん!」って思ったことでしょう。あ、あと、明石家さんまネ。

奈良人のワタシ、他所に行ったときの奈良らしいお土産で困っていました。思いつくのは奈良漬だけ。ある日、こんないいところを発見。

中川政七商店(なかがわまさしちしょうてん)

https://www.yu-nakagawa.co.jp/about/

享保元年創業の、300年以上前からある、麻でつくる織物専門店。ここは特にふきんが有名。良く吸うし、丈夫なんです。ワタシはここでふきん、タオル、ハンカチなどをプレゼントやお土産として購入します。値段もお手ごろ。

今回、その姉妹店の日本市さんに、干支入りのふきんがあると聞いて訪問。

https://www.yu-nakagawa.co.jp/p/213

十二支がすべて入ったふきんと、来年の干支、イノシシのふきんがありました。値段もお手ごろ。外人さんのお客さんも多かったです。プレゼントの購入でお邪魔したのですが、一つ、ワタシの心にズキューンしたものを発見!

麻で作ったシカがプリントされた、マフラーではなく、なんと手ぬぐい!汗も拭けるし、バンバン洗える!

シカがシャレオツ。冬場の営業ではクビに巻けばネクタイ代わり、マフラー代わり。夏はTシャツにこれを巻いて、汗をガシガシふけます。トイレではハンカチの替わりにもなってくれそう(笑)。値段は確か3000円ほどでした。嬉しい!

こっちは、「笑う門には福来たおる」。ネーミングがイイ!真っ赤なタオルが似合う人は、福岡の久留米にいるあの人しかいません。JAWS山本さんに、新店舗のお祝い品に購入。

http://www.jaws-yamamoto.com/

麻のふきんなどの製品を300年間、製造販売し続けるのは凄いと思うのです。特に戦後から現代にかけては海外の安い量産品が増え、化学繊維が圧倒的になり、生活スタイルも替わり、台ふきんがそんなに使われないことも増えているはず。なのに、ワタシがこのお店を訪問すると、「ワクワク」しました。ただのふきんではない、派生商品や付加価値、見た目の美しさ、楽しさがあるからです。

http://silkroad-jp.com/silkroad/40th-anniversary-talk

4年前の40周年の記念対談の際にも同じような話がありました。

「400年続く老舗の和菓子屋は、伝統的で創業の味を守っているように見えても、時代に合わせて微妙に変化をさせ続けている。濃い味付けに慣れている現代人に、大昔の製法そのものを販売したら味気なくて食べられたもんじゃない。伝統を守りながらも変えるべき部分はしっかりと変えている。」

どんな大きな会社でも伝統がある会社でも、常に時代に合わせて変化することの重要性があるということです。ゴールは無いんです。「商いは飽きない」ということ。

完売! JB64ジムニーABSワイドボディキット 感謝感激!

当社もチャレンジしています。今回発表したジムニーのボディキットもその一つ。

ラリー、ダートトライアルから起業した会社であり、レース部品、機能パーツから始まりました。44年経った今、車高の低い、サーキットメインのスポーツカーではなく、ジムニーと言う、まったく異なるジャンルのクルマで、機能性はあるとはいえ外装品を手がけています。当社にとってはとてもチャレンジング。

でも、中川政七商店さんと同じく、市場の変化に対応し、お客様のニーズにこたえるだけでなく、「楽しさ」「わくわく」するものを提供出来なければ、会社としては停滞。なにより私たち自身が「わくわく」することが大切。

腹が減ってきたので、大好物のラーメンを食べようかと思い、以前から気になっていたラーメン屋さんにトツゲキしました。力士として土俵に上がっていたときは力櫻 猛、プロレスラーとしてはノアに所属し、ベルトも巻いたこともある人のラーメン店。

奈良県天理市にある「麺場 力皇」は、元プロレスラーが営む激ウマラーメン店だ!

10年ほど前、わんぱく相撲出場のこどもの引率で、八角部屋にお邪魔して、ちゃんこを振舞っていただいた記憶があります。スゲー美味かったんです。そりゃそうです、体重増やすために、おなか一杯になっても食べ続けることが仕事である力士さんに、ドーピングするためのワザがつまっている。だからここのラーメンには食べる前からワクワク。

壁にはプロレス時代や力士時代のお知り合いの方のサインだらけ。

横綱になる前の稀勢の里関もきてたんだ!

月曜日の開店直後の午前11時でこの状態。凄い。

ワタシは力皇ラーメンでお手並み拝見。相方は濃厚味噌ラーメン。注意書きを見ると、通常大半の店の普通サイズは麺が140グラム程度。ここは標準で200グラムとのこと。つまり最初から大盛り状態。

これが濃厚味噌ラーメン。ワタシは個人的には味噌ラーメン嫌い。というのも、大半の味噌ラーメンって、はずれはないけど、普通に味噌味… ラーメン食べたいジャンク気分の時には、なんだか微妙に感じるのですが、これは、ビックリ!今まで食べたすべての味噌ラーメンが色あせちゃいます!ウマイ!

大半の味噌ラーメンって、味噌味が8割って感じですが、これは半分くらい。残り半分は濃厚なうまみを感じます。旨味成分の塊がどーんと襲ってきます。トッピングの刻み玉ねぎはワタシの大好きな白河系と同じで、ラーメンを良く知っているお店だと分かります。あと、野菜も豊富で、ちゃんことラーメンのフュージョン!って感じでした。凄い!

こちらの力皇ラーメン、やばい… 濃厚なクリーム系のトンコツラーメンは流行りの最先端。でも、濃厚トンコツって、失礼ながらどれも似たり寄ったり。だって、「濃い」わけですから、どの店の味も似たりよったりになってしまうのは致し方ない。ところが、これ、一体、トンコツとは別にナニをいれてるんだ!って感じの、これまたトンでもない、旨味成分が入っています。

トンコツは最近、ワタシちょっと敬遠していたんです。歳のせいもあり、出汁を楽しみたいので、ごまかしのきかないしょうゆ味の福島の白河系ラーメンにぞっこんなのですが、久しぶりにリピートしたいと思わされるほどでした。完全に寄り切られました。

この極太麺も、ラーメンを良く分かっておられる店だと思わせます。ラーメンはラーメンなんです。上品なスープにソーメンみたいな細麺!?は!?おれはにゅうめん食べたくて暖簾をくぐったんじゃねえ!ガツンと喰いたい気分だからラーメンなんダ!それを良く分かってらっしゃるからこその極太麺+にんにく+刻み玉ねぎ。

やっぱりちゃんこの技術って凄い。満腹を超えても食わせるための、ドーピング食。そのマル秘テクニックを活かしたら、ラーメンってこんなに変わるのか!と思わされました。私が世界一だと今なお敬愛する白河ラーメンに強力なライバル出現。

ちなみに明らかに美味そうに見えるチャーシュー。説明イラないっす。

奈良県は、あまり知られてはいませんが、ラーメン激戦区。奈良市から天理市(名阪国道への出発点)にかけて、神座、天理スタミナラーメン、彩華ラーメンといった、奈良県発祥の御三家がチェーン展開で有名ですし、それ以外の単独店舗も全国的に有名なものも多い。

https://gourmet.dmkt-sp.jp/gourmet/contents/login/gourmet_news/r801

ラーメンの進化が凄い。色んなバリエーションや味の進化だけでなく、深化もされていますね。ライバル競合が多くて必然的にその度合いが加速しているように思います。

シルクロードも頑張ります。深化と進化。そして「より速く、より安全に。」+より楽しくなるようなパーツ開発の歩みを止めることなく進めていきますよ~。20年後、40年後、そして400年後にはどんな会社になっているんでしょうねえ~。冗談抜きで、イチ営業マンのワタシだってそんなことを考えて、ワクワクしています。

そしてワタシのB級グルメ探索も、年末ですが、まだまだ続きます。