ジムニー専門店 IMPS x パイオニアスピリット

2019年、関東の一軒目の訪問先はIMPSさま!お取引の契約書をお渡しに向かいました。

http://www.imps.co.jp/

昨年末の初訪問でもお話が楽しくてついつい長居してしまいました。今回も話題が山盛りなので、まず本題の部分からご紹介。

JB64ジムニー用 リフトアップキット1.5インチ 純正スプリングを使うんです~!!

今回お伺いしたかったのは、このリフトアップ方法についてどう思われるかということ。結論としては、

「いいと思うよ。ジムニーというのは、悪路での走破性を上げている代わりに、多少、一般道での快適性やコーナリング性がトレードオフされている。特に新型JB64は、初めてジムニーを乗る人、街乗りで使用する人も多く、そういう人たちにとっては、いくらJB23から進化したとはいえ、一般乗用車から乗り換えると違和感があるはず。

そのキットなら、1インチ程度リフトアップしながら、普段乗りの快適性を向上させてくれる。走破性は少し犠牲になるけれど、ユーザー全員がトライアルにいったり、毎日悪路を走るというわけではないんだからね。普段乗りする人たちの快適性を向上させる部品もジムニーパーツの選択肢としてあるべきで、これは良い提案」

クルマに乗る目的に応じて、サスペンションを選択する、まさに正論。でも、本音をいうと、ジムニー専門店でオフロードではなく、オンロード用のリフトアップキットなんか紹介したら怒鳴られる、そう思っていました。良かった~。

ただし、これは基本1インチアップ時です。一応、上げ幅はマックス1.5インチ程度ありますが、そこまで上げると、純正ショックがストローク不足になります(現在、延長アダプターは開発中)

当社は今年、創業45周年。ラリー、ダートラから始まって色んなジャンルのパーツを製造販売してきました。けれど、ジムニーというクルマに取り組み始めたのはこの数年。そんな矢先、昨年末、当社に取引のお声がけをIMPS様からいただき、嬉しくて小躍りしました。

数あるジムニー専門店の中でも、あきらかに実践武闘派、商品目利きが厳しいだろうと思われるIMPSさまから商品問い合わせいただいたことに本当に感激しました。

そんな関根社長の大ファンになってしまいました。ワタシはシルクロードの営業マンでは唯一、異業種出身。20年近く当社に所属し、基本的な知識はそれなりにあるものの、各専門店さまには遠く及びません。

そういうことを一切とがめたり、「こんなことも知らないのか!?」なんて絶対に言われません。というか、むしろ、丁寧に説明をしてくださります。思い出したのは天才アインシュタインの名言。

「6歳の子どもに説明できなければ、理解したとはいえない」

だから一瞬で社長のファンになってしまいました。お話をしているだけで、どんどん知らなかった情報が入ってきます。

IMPSさんは初ずくし。30年前に、四駆業界ではじめての車検対応マフラーを販売し、28年前には初のフロントLSDを開発。そして26年前には谷田部で660ccエンジンでの四駆最速記録を樹立しています。まさに先駆者。だれもやっていないことをやるというのは、恐ろしいエネルギーと時間とお金と精神力が必要です。

日本人はアメリカや欧州で生まれた新しい製品やアイデアを、使いやすく確実なものにブラッシュアップするのは得意。けれどもインターネット、スマホ、アマゾンなどのEC、SNSなどをの生みの親にはなれなかった。今をときめく日本のIT長者も失礼ながら二番煎じ。そんな日本で、ジムニー業界での開拓者の1人であったIMPSさまに製品を認めていただけたことは嬉しい限り。

先駆者であるということは大変です。当社も新製品を開発する側ですが、すでに世に出ているパーツを作るのとはわけが違います。開発費というのは恐ろしいものです。コピー品、模倣品が安いのは当然。その部分がカットされるからです。

今回、お取引させていただくことになったのはラテラルロッドがきっかけ。

http://silkroad-jp.com/portfolio-2/footwork/footwork_lateral

「ウチはかなりハードな場面が多いので、耐久性の高いものを探していてコレが気にいったんだよ。肉厚、そして両端のロッドエンド調整式で、ネジの飛び出し量も最低限にしてあるから、ネジが折れにくい。純正加工タイプはストリートではとてもいいんだけど、ウチの使い方だとターンバックルのネジ部がもたないことがあるんだよ」

「ゴムブッシュが強化品で、ゴム容積が少ないのも、ピロに近い感じでいいね。ピロが一番いいんだけど定期的に交換が必要だからね。それにこのラテラルはピロに換装もできるしね」

「パーツには開発費もかかるし、在庫もしなきゃならない。ジムニーがモデルチェンジ、マイナーチェンジを繰り返すたびに、開発費、在庫量も増える。それにお客様との時間も削られてしまう。だから自分の目で見て、試して、イイ!、そう思った商品を使うことにしたんです。もちろん、この世に無くて、欲しいと思うのもは今でもつくっちゃうんだけどね」

嬉しいお言葉です。

「ビッグローターキットもいいね!あれはHPの解説書をみて惚れた。シルクロードさんが適当に商品を作っておらず、ちゃんと構造を理解していることが良く現れている。ちなみにウチでは制動力不足だから使うわけじゃない。トライアルなんかで、岩の上をほとんど停まったような状態から少しずつ動くとき、これがあればコントロールが凄くしやすくなるんだよ。繊細なタッチが必要な場面で強い!」

サーキットレースがメインだった業界の当社にすれば、ジムニー業界は、ゼロスピードや低速域での悪路での利用が多いという真逆の環境。そういうことも丁寧に説明していただき、納得。

ちなみにジムニーのブレーキパッドは、多くの年式やグレードが同じ形状なのに、純正品はこまかく品番に分かれていて、材質などが違うこともわかった上でお客様にブレーキパッドを紹介されています。エンジンパワーやサスペンションが進化すれば、当然パッドのスペックも変わるから。勉強になります。

これもびっくりしました。ラテラルロッド。さりなげなくHPに埋め込まれている画像ですが、このラテラルロッドは取り付け位置を加工してありました。理由はラテラルロッドの方向(傾き)が走行性に影響するから。ワタシは理解力が低いので、教えてもらった説明からずれているかもしれませんが、本来、ラテラルの傾きは、前後でクロスが理想。ところが、ジムニーでは同一方向になってしまっていることから、この改造をされたそうです。

そのラテラルロッドから派生のオモシロ話がありました。海外のジムニーはモデルと年式によってはラテラルの方向が日本モデルと違うそうです。そして、ジムニー、シエラ、そして日本版と海外版、いったいどれが基本ベースなのかという疑問にたどり着き、とことん調べられたそうです。

ワタシは単純に日本のクルマで、売れているほうがジムニーなので、日本のジムニーがベースだと漠然と思っていますが、社長が導きだした答えと理由を聞いて、楽しかった。詳細は社長に直接お聞きください(笑)

これもジムニー業界アルアルで、当社がメインとしているレースやサーキット業界ではありえないことですが、悪路のトライアルでは岩などのヒットの際にブッシュが引き抜かれてしまうこともあるそうです。

そのために、ショックアブソーバーを販売しているところからは、抜け防止のガードキットも発売されているそうです。ただし、JB64からは純正でその機構になっていることのことでした。スズキが長年にわたってユーザーの意見や要望、またどこに進化の余地があるのかをよく研究していることがうかがえます。こんな基本的なことも、嫌がらずに丁寧に一つ一つ、現物を見せたりしながら教えていただけることにも感激。IMPSさまでお世話になると、社長にぞっこんになる人は多いのだろうと思います。

そんなこんなで、あっという間の数時間!(笑)嬉しいです、営業マンにとって意義のある長居ほど幸せなことはありません。当社にとっても重要なジムニーイヤー、一発目、ゲン担ぎもこめてIMPSさまにして良かった。無事契約書をお渡し。

この後、3UPさんを訪問。

「わかりますよ!俺も、お客さんにちゃんと説明したくなるんです。そうしてたらあっと言う間に半日。そして作業が遅れるんです」

へー(棒)

でも、実際そうなんです。3UPの三上さんもIMPSさま同様、説明がわかりやすくて丁寧。そして数時間くらいあっという間なんです… ええ、関東初日は、営業訪問軒数、2軒!(爆) でも、とても幸せな一日でした。

次回は、3UPさんでこのマル秘エキマニの開発情報をお伝えしま~す。

 

4 Comments

  1. あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いしますm(_ _)m
    やっぱりプロはプロですね♪
    納期は仕方ないですよ(笑)
    注文の順番で納品されるので、待つ側はおとなしく待つしかないのです(笑)
    ジムニーの納車とABSフェンダーの納品とひたすら待ちますよ(笑)
    あとは製作側の方々にお任せです。きっと納期確定も近いはず。それまで開き直っていましょう♪

    1. ひでたろさま

      ありがとうございます。あたたかいお言葉、たすかります。
      あ!そうだ、ひでたろうさんの納車まだでしたよね。うわ、どっちが先になるだろ(笑)負けないようにがんばります!

  2. 勉強になります!!
    一般人が知り得ない情報が所々に。
    ジムニーをどうするか?していこうかの参考になります。
    ラテラルロッドが前後でクロスになる方が良いなんて。
    悪路のトライアルでは岩などのヒットの際にブッシュが引き抜かれてしまうこともあるなんて。
    抜け防止のガードキットも発売されているそうです。ただし、JB64からは純正でその機構になっていることのことって。
    一般ユーザーでは知らないことです。
    コアなユーザーでなければ分からない世界がここに(笑)
    読んでいて楽しいですねー♪

    1. ひでたろうさま

      あけおめ、ことよろです。
      恥ずかしながら、ワタシも勉強になっています。社内の古参メンバーのクルマニアの開発部隊のオジサン達に「知らんなんていうな!」「書くな!」と怒られる始末なのですが…
      でも、私もIMPSさまが馬鹿にせず、丁寧に教えてくださるので、知ったかぶりせず、どんどん聞けて楽しかったです。

      そのIMPSさまからも、ABSフェンダー「いいじゃん、デモカーに装着するので1セット注文ね」といっていただいたのですが、肝心の納期が確定せず、胃がキリキリしております。
      各地のスズキディーラーさまからもお問い合わせや注文をいただいており、プレッシャー… かといって、頑張ってくださっている製作側にこれ以上無茶をいえない… 

      今年も、色々な意味でよろしくお願いします(笑)

      今年も読んでくださってありがとうございます!

      IMPS様もデモカー用にフェンダーご注文いただきました。でも、肝心の納期がはっきりしていないので、胃がイタイ(苦笑)

コメントの受付は終了しました。